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いいお母さんゲームからの脱出day2〜踊るおかん〜子育て回顧録1〜

娘が高校卒業する時期を迎え、
子育て卒業間近になって
やっと気づいた
「わたしはゲーマーであった。」
ということ。

「子どもを優秀に育てることは親のミッションである。」
というどこからともなくやってきた”指令”。
その”指令”に従って進んで行くゲーム
「いいお母さんにならなくちゃゲーム」
のゲーマー。

思えば、それは、
子どもがお腹の中にいた時からだったのかもしれない。

正直言って、そんな高尚な趣味もないのに(笑)
たまーにクラシックを聴かせたり、
お腹に話しかけたり、
一応「胎教」っぽいこともしたなぁ。

子どもが生まれてからも
ベイビーアインシュタインシリーズの
「ベイビーニュートン」
「ベイビーモーツァルト」

「ベイビーバッハ」
のビデオを見せ、サウンドトラックを聴かせ・・・。

はたまた、
それでは堅物になってしまうと思って
70年代ディスコミュージックをかけながら
抱っこしてステップ踏んだり。
(BGM: Average White Band 「Let's go round again」)https://www.youtube.com/watch?v=T9J4vEVDr5w

おかんの脳内はあれやこれやと
「どうしたらこの子を優秀に育てられるのか?」
でいっぱいだった。

赤ちゃんの話す「音」を全てリピートしたり、
喋ることができなくても
「きっとこの子は天才だから理解できている!」
と信じて、赤ちゃん語は一切使わずに会話をしたり。

テレビは教育テレビを朝からずっとつけっぱなしで。

しまじろうも
年齢相応のものと、一学年上のものをとっていて
(これは、幼稚園受験の会場で、一学年上のしまじろう本を読み聞かせしているママさんにマウントを取られて悔しかったからなんだけど。笑)

それらの努力は報われたのかなぁ・・・。
確かに
ダンスは上手になったし、
超難関校には合格できた。

けど、けど。
今振り返ると本当に滑稽で苦笑いをしてしまう。
「いいお母さん」になりたくて必死で、本当に必死で。

当時の自分を抱きしめてあげたい。
「そんなに頑張らなくっても大丈夫だよ。」

そんな気持ちになったりしてしまう。