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いいお母さんゲームからの脱出day5〜子どもの人生をコントロールしたい〜子育て回顧録4〜

娘が高校卒業する時期を迎え、
子育て卒業間近になって
やっと気づいた
「わたしはゲーマーであった。」
ということ。

「子どもを優秀に育てることは親のミッションである。」
というどこからともなくやってきた”指令”。
その”指令”に従って進んで行くゲーム
「いいお母さんにならなくちゃゲーム」
のゲーマー。

そのゲームの名は
”人生ゲーム KOSODATEドリーム”
いいお母さんにならなくちゃ!
渡る世間は高学歴が大好物。

夢カードをたくさん集めて
子どもの習い事カードで防御力を上げて
子どもの学歴(偏差値)カードで攻撃力を上げて
優越感に浸ろう!あの人に勝とう!

ママになったら
その魅力に取り憑かれてしまう人、激増中。
私も例外なく、もちろんそのひとりでした。(いちおう過去形)

けど、
娘が高校3年生になり
進学先が決まった中で思うこと。

私たち親は
子どもの人生をコントロールできない。
コントロールしようとしてもうまくいかなかったり、
コントロールしているつもりでも
実は華麗にはぐらかされたり。

「私は、中学に入ってから
ママの期待をどんどんぶっ壊し続けてきて
それがよかったと思ってる。」

がーーーーん。
ぴえん。

これ、もうすぐ高校を卒業する娘に言われたこと。

ああ、
期待していないつもりだったし、
期待を押し付けていないつもりだった。

けど、私ったら
しっかり期待していたんだ・・・。
そして、それをぶっ壊されてきたんだ・・・。

あはは。
笑うしかない。

子どもを育てているつもりだったけど
ただの錯覚で
子どもは勝手に育っていた。

なんてひとりよがりなんだろう。
けど、ひとりよがりでわがままなもの
それを「子育て」と言うのかもしれないね。

「子育て」と書いて
「親のわがまま」と読む。

娘がもうすぐ19歳になり
大学生になる直前に
あちゃーーーーって気づく。

なんだか滑稽な。
けど、それが私だし。
それでいいのだと受け止めていくしかない。

子どもを育てているんじゃない
子どもに育ててもらっているのだ。

子育て卒業が近づいてきて
「子どもを育てている」
なんて、上から目線で傲慢な自分に気づかされる。

”人生ゲーム KOSODATEドリーム”
いいお母さんにならなくちゃ!

そのゴールは
子どもの学歴とか
周りからどう見られるか?
なんてもんじゃなくって

子どもが親である私をどう思うか。
それに尽きる。

なのに
どうしても周囲からの目を気にして子育てをしてしまう。

その窮屈な事実から
どうやって飛び出す?
どうやって脱出する?

それを子育てが完全に終わる前に
解き明かしてみたい。