経営相談のための士業向け「サポーター型経営支援研修プログラム」
コーチングを活用した経営支援をしている税理士の山口です。
中小企業を支える士業が、経営者と信頼関係を気づきながら行動を促し、変化のきっかけをつくり出すためのコミュニケーションを身につけていただく「サポータ型経営支援研修プログラム」をはじめました。
アドバイスをしても全然行動に移してくれないと悩んでいませんか?
実は5年前に中小企業の経営を支援するための経営相談業を始めた時、経営者とコミュニケーションがうまく取れずに悩みました。
経営者と一緒に会議をして決めたはずなのに、「忙しい」「時間がない」と全然行動に移してもらえない。行動が変わらないから成果も出ない。成果が出ないから解約されてしまう。でもなぜ行動してくれないのか分からない。
そして、私は会議で何を話せば良いのか分からなくなり苦しみました。経営者にとってタメになることを言わなければとプレッシャーに押しつぶされそうになりました。本当に支援なんて出来るのか不安を常に抱えていました。
そんな時に参加した研修で出会ったのがコーチングでした。コーチングは今までのコミュニケーションを振り返る良い機会となりました!
コーチングで学んだのは、「双方向のコミュニケーションを取る」「アドバイスをしない」というコミュニケーション手法でした。
そこから、会議で一方的に指摘と指示ばかりしていた発言を改め、質問をしながら相手に答えを考えてもらい、今後の行動を決断してもらうという双方向のコミュニケーションに少しずつ軌道修正していきました。
最初は、度々訪れる沈黙にモヤモヤすることが多く、ストレスを感じていました。しかし、徐々に会話から多くのことを聞き出せるようになっていきました!
そして気が付くと、会議の時に経営者の話す量が増え、想いや悩みを素直に話してくれるようになりました。事後報告が多かったのに、迷った時は事前に相談してくれるようになりました。行動に移す頻度が増え、徐々に成果が生まれるようになりました!
契約も長く続くようになり、感謝を口にしてもらえるようになりました。そして、経営者に貢献できている実感を持てるようになりました。
その後、コーチングの数ある技術を試行錯誤しながら繰り返し試していくと、実際に経営支援で使う技術は絞られていきました。
私達が行っているのは純粋なコーチングではなく、あくまでも経営支援。時には厳しい事も言わなければならないしアドバイスも必要です。
経営相談業を始めた頃は教えて、指摘して、アドバイスして、行動を引っ張らなければならないと思い一生懸命話しをしていました。
しかし、変化を生む行動のために求められていたのは、士業としての先生ポジションを捨てて、情報提供、思考の整理、行動するためのきっかけづくりでした。
ポイントは、信頼関係を築くための聴き方をする、型に沿って気づきを促す会話をする、行動を後押しする健全な強制力を働かせる、といったコーチ型のコミュニケーションだったのです。
相談相手がいる、話を聞いてくれる人がいる。それだけで経営者は孤独や不安を軽減することができます。経営者を一人にしないコミュニケーションが全ての基盤なのです。
「コーチ型コミュニケーション研修」は、経営者に寄り添いながら目標達成を支援するために、コーチングをベースとしたコミュニケーション技術を学びながら実践する研修です。
研修内容
1.サポーター型経営支援のヒアリングの流れ
・経営者と話をする時に意識するヒアリング5つのブロック
・経営者の2つの思考パターン
・パターン別に意識する会話の流れ
経営者と話をする時の会話の型についてお伝えします。
型を知っていると、経営相談や経営支援の時の心の負担が軽くなります。
また、ブロックを意識しながら会話を進めていくことで、考えを整理しやすくなります。会話が迷子になることも減り、話がズレても修正することができるようになります。
2.信頼関係を築くために安心・安全な場を作る
・会議を行う時の心構え
・経営者と信頼関係を築くための聴き方
・場を整える承認とメッセージの伝え方
経営者に本音を話してもらうには、場を整える必要があります。
「この人には話しても大丈夫」と思ってもらえるような、否定しない安心・安全な場とするところから。そのためにも聴くことからです。
しかし、聴いているつもりでも次どんな質問をしようか、など考えてしまい意外と話を聴けていないものです。
まずは、自分の聴く時のクセを知って抑えるところから。主に聴く時のポイントをお伝えします。
3.会話を深めるためのコーチングスキル
・目標や悩みのセンターピンをつかむ
・質問(質問の種類、横と縦の質問)
・沈黙の活用
経営者の相談が本当のお困りごととは限りません。
思い悩み、視野が狭くなり、悩みがすり替わってしまっている、なんてこともよくあります。まずは、本当の想いをつかむところから。
本当の悩み事は何なのかを確認した上で相談や会議に入ることで、目標達成のスピードを促進することができます。
また、思考を広げるための問いかけや、考えを深めるための問いかけ。視点を変えて考えてみるための問いかけについても考えていきます。
4.行動を促すためのコーチングスキル
・イメージの具体化でワクワクを引き出す
・フィードバックで後押し
・リクエストで健全な強制力を働かせる
結果を変えるには行動が必要です。
ただ、無理やり行動を変えようとしても長続きしません。すぐに行動が止まってしまいます。
だからこそ、行動したいと思ってもらえる関わり方が大事です。
ビジョンを明確に描いてもらうことでワクワクしながら行動につなげてもらうための質問や、経営者に対するリクエストについて考えていきます。
5.コミュニケーションのクセを知る行動特性診断
・4つの特性
・32個の質問で特性を知る
・コミュニケーションのズレを修正する。
簡単な質問に答えていくことで4つの特性に分類し、自分と相手の思考のクセを探っていきます。
ディレクション型、アレンジ型、ロジカル型、バランス型のどの特性が強いか知ることで、コミュニケーションのズレを修正していきます。
以上、3時間の5回研修です。
・これから経営支援をはじめたい。
・アドバイスしても経営者が行動してくれない。
・経営者と信頼関係を築き深めたい。
・貢献できている実感が持ちたい。
・納得の報酬を受け取るための土台をつくりたい。
そんな士業の方の参加をおすすめします!
zoom開催で全国どこからでも参加OKとなっています!
満席になってしまった場合参加をお受けできませんので、「サポーター型のコミュニケーションで経営者に貢献したい」と思われる方は、今すぐ日程をご確認下さい。
研修日程
第1講:2021年12月17日(金)13:30ー16:30
第2講:2022年1月21日(金)13:30ー16:30
第3講:2022年2月18日(金)13:30ー16:30
第4講:2022年3月18日(金)13:30ー16:30
第5講:2022年4月15日(金)13:30ー16:30
参加したいけど都合のつかない日程があるなど、事前にご相談されたいことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
コミュニケーションを見直しながら身につけていくのには時間がかかります。
「サポーター型のコミュニケーション」という土台を少しでも早くつくり、経営者に貢献できている実感を持ちながら経営支援をするために、ぜひ今のうちのお申し込み下さい。
お申込み・お問い合わせはこちらから
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?