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【実例紹介】素直な努力と信頼には、素直に結果がついてくる話

こんばんは!ステーキソースです!

 よくよく考えたら毎晩に更新作業を行なっているため、あいさつはこんばんはに変えました( ´ ▽ ` )

 今日は、1人の生徒が、とても嬉しい報告をしてくれたので、それをきっかけとして、素直さと、講師と生徒それぞれの努力について語っていきたいと思います!

 その子は受験生で、国立大学合格のために、苦手科目の英語や古文を私が集中的にみている子でした。2年生の頃は、学校の忙しい行事や部活に追われて、定期テストや模試の対策に追われてばかりだったのですが、3年生になり、学校行事や部活は全て引退し、受験勉強を私が管理している状態でした。

 少し具体的な勉強の話になるのですが、英語の勉強は、指導者にもよりますが、とてもやることが多いです。2000近い英単語と熟語を覚え、英文法の理屈を正しく理解し、英文の読み方、SVOCの振り方を学び使いこなせるようになって初めて、長文で戦えるようになります。速い人でも、基礎を仕上げるのに半年はかかります。

 彼はちょうど、英文解釈の手法を学び終えたところだったのですが、今日とても嬉しい報告をしてくれまして、

「この前学校で急に、速読テスト、があって、今まではなんとなくでやって全然できなかったんですけど、今回は英文の修飾がよくわかって、満点だったんです!!!」

 とても素晴らしいことで、かれこれ3年塾講師をやってきましたが、こんなに顕著な成長報告をしてくれた子は初めてです。

多くの大学受験生は、あれができないこれができないと常に壁にぶつかりながらのトライアンドエラーを繰り返すうちにいつの間にレベルをあげている印象でした。彼が本格的に受験勉強に取り掛かったのは今年度に入ってからなので、受験勉強としては最速クラスの期間で成果を実感したことになります。

 これは何よりも、彼自身が必死に英文を書き写し、私の言った通りのノートテイクを問題集1冊分、丁寧に継続してくれた賜物です。日本電産の精神『すぐやる、必ずやる、できるまでやる』になぞらえるわけではないですが、本当に言ったことをすぐにノートに形にして何度も実践してくれていました。

 彼はもう1つ面白いことを言っていて

「学校の授業も、なんでそんなことをずっと話すんだろう、ってのばっかりで、なんだか不思議な感覚に変わってました。」

 そうなのです。全ての学校がとは言えませんが、日本の高校教育の英語は、非常に無駄が多いと言わざるを得ないのです。これについては別の記事でまたまとめたいのですが、特記するなら、1行のルール1つで95%の暗記をカットできるのに、それは100%ではないという理由で「よく出るから覚えておけ」と生徒に苦労を放り投げる場面が多々あるのです。

 それはそれとして、今回彼がこんな速度で1つの成果をあげられた要因は、偏に私(講師)の言葉と自分の気持ちに素直であったことだと思っています。このやり方で行くと決めて、それを信じてやり抜いたことです。疑問に思ったことはそのままにせずに聞きにきてくれました。きっとその素直な気持ちは彼の行動力の根源になったのではないでしょうか。

 講師を素直に信じた子には、迷いがありません。いい意味で、方法論を鵜呑みにし、それを完璧にこなした時には本人や講師の想像をも超える結果を出すことだってあります。

 決して、私が講師として優れているなどと自惚れを語るつもりはなく、これはどの講師と生徒のペアでも、個別指導でも集団授業でも、生徒が講師に全力で食らいつけば普遍的に起こりうる現象なのです。

 だからこそ講師は、生徒を信じなければなりません。どう考えてもできない課題は生徒にはなんの意味もありませんが、できる課題を少量与える程度では何も変わりません。生徒が必死で努力をして、なんとか完璧にこなせる程度の絶妙な課題を厳選する必要があります。

 講師の厳選に生徒の全力がちょうど噛み合ったとき、成績は指数関数的に上昇します。比例的にではなく、ある瞬間に急激に上昇するのです。

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 ここまでの話は、人によっては当たり前に感じる人もいると思います。ただ、本当にそれはあなたにとって当たり前でしょうか。何かを愚直に信じることは非常に難しいですが、信じたものに素直になる気持ちを持ち続ければ、ある日突然、見える世界は変わるかもしれませんよ!!!

 ご静聴、ありがとうございました!

 

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