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35歳になりました

10月10日をもちまして、35歳の誕生日を迎えました。

去年の今頃は、常に頭痛に悩まされ、歩けば吐き気を催し、血尿が悪化の一途を辿る、そんな状況でした。
もうじき眼底出血で視界がぼやけて見えにくくなり、命の危険を実感して病院で検査を受け、そのまま入院することになるわけです。
その辺りについては、以前に書いた記事をご参照ください。

入院中の様子。
あんまりにも病人過ぎる姿だったので、看護師さんにお願いして撮ってもらった。


退院後、最も変わったのは食生活でした。

タンパク質:50g
塩分:6g

を上限とするため、食べられる肉や野菜の量は大きく減り、食べられなくなった食材や料理もたくさんありました。

当初はだいぶ打ちひしがれていたものですが、病気の方に向けた宅配食と自炊・外食(ほぼ牛丼チェーンが中心)を織り交ぜ、摂取量をやりくりする生活は案外楽しく、そこまでストレスなく暮らせています。

退院直後から大喜利会やお笑いライブには足を運べていたし、12月から仕事にも復帰して週5で仕事できています。

退院後からの5ヶ月で受けた健康診断で、体重は15kgも減りました。
それから半年経って受けた健康診断で、体重は6kgも増えていました。
腹の肉がぽっこりと突き出す体つきに戻ってしまい、生まれて初めて標準体重を下回った体型は束の間の夢となって消えていきました。

食生活や食事量に大きな差はないと考えられたため、参画している仕事が途中からリモートワーク中心の案件に変わったことが如実に影響していると思われます。
運動しなけりゃ、人は痩せない。


入院時に書いたnoteでは、退院を迎えるにあたり、これから先の人生を生きていく理由について、とても葛藤していました。

あれから1年経ってわかったことは、人生に意味を見出すことなど必要なく、特に頑張ることなく生きていても、全く問題がないということでした。

元来の自己肯定感の低さとネガティブな思考から、自分の将来にはかなり悲観的だったのですが、病気を経たことで、
「自分の将来には期待しなくていい」
と割り切れたことで、気が楽になった部分が大きかったのです。

それが良かったのかはわかりませんが、この1年はラジオのネタ投稿も、大喜利の方も好調で、今年3月には「1d100GIRI」という大会で優勝し、4年3か月ぶりに個人戦の大会で優勝することが出来ました。

活力や向上心を持たずとも生きていくことには何の問題もないし、生きる理由がないからといって死を選ぶ必要もない。
そう実感することが出来た1年だったと思います。

サスペンダーズのお二人と記念撮影。
2022年1月の喜利喜利ギャラン道の時は自意識が邪魔して撮影できなかった。
前よりちょっとだけ開き直って生きている証である。


35歳。四捨五入すれば40歳となる年齢です。

蝕まれた臓器を持つ中年のおじさんの肉体と、それに見合わぬ未熟な精神ではありますが、今後もとりあえず命ある限りは生きて、目の前のことを楽しんでいこうというグラグラの人生設計で過ごしていこうと思っております。


P.S.
このnoteを、おたっきぃ佐々木さんのスペースを聴きながら書いていて、
「ステイゴールドさん」
と20年ぶりに名前を呼んでもらいました。

アニゲマスターとの出会いがなければ、今日に至るラジオリスナーとしての人生はなかったわけで、感慨深かったですね。

おたさささんも54歳のお誕生日、おめでとうございます。

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