そんなひと時を青春時代と呼ぶのだろう

どうもこんばんは、カムラです。
終わってしまった。とうとう。学生時代が。
何を隠そう今日は卒業式だったのだ。やってはいないけど。
馬鹿正直に集まっちゃいけないと思って東京に戻ってくる時間を遅らせたらこれだ。まあ、流行り病に感染るリスクを減らせたという事でよしにしよう。
思い返せば、6・3・3・4(阪神は関係ない)の学生生活は長いようでめっちゃ短かった。割とマジで。本当に。どうせなので隙あらば自分語りしないようにここで供養しておこうと思う。後から見返して死にたくなったら歌うよ。

膝を怪我して水泳ができなくなって中学受験させられ、春には全て終わってる、早く終われと言い聞かせた小学校生活。
冷静に振り返ってみれば数字や答えのある問題を追っかけて、良い点取れば褒められてなんて生活も楽しかったのだ。
学校からの帰り道近道を探して色んなところを探検して服を破いたり落とし物をしたり。今でも案外思い出せるなあとびっくりしている。

一番のライバルだった友達に負けて、第一志望の学校に落ちて、やさぐれて燃え尽き症候群になった中学生。
今思えばなんでもっと色んなこと楽しんどかなかったんだと普通に後悔する。部活とか部活とか部活とか。
でもまあそれで良かったのだ。クリスマス、親父にもらった○村楽器のストラトもどきと20世紀少年。確実に陰キャ路線に突っ走っていたが当の本人はモテると思ってたんや。なんか今になれば面白い。その途中でアニメを布教され、沼に落ちた。これはこれで後で自分の命を救う事になるので教えてくれた友達には感謝してもしきれない。

個人的に一番充実してた気がする高校生。
だんだんバンドやっててもモテないことに気づき、頭の中がノルマのことでいっぱいになっていった。
まあそんなんになったらどこかしら綻びが出るもんで、バンドは空中分解した。2年の冬のことだった。
まあ、それでもなんとかなった。珍しく長続きしたクラブ活動があったのだ。それなりに技量を認められ、良い立ち位置で演奏もさせてもらえた。クラスの人達も良い奴が多くて、こんな僕にはもったいないくらい色んなイベントに引っ張ってってくれた。本当に感謝しかない。こんだけ感謝しているのだからスーパービーバーに入れてもらえないだろうか、とか思ってしまう。

長い受験というトンネルを抜けると、そこは大学生活だった。高校の先生に言わせると「人生の夏休み」と呼ばれるやつだ。僕はもう音楽から足を洗って、所謂陽キャがやってそうなお勉強サークルとスポーツサークルに入るつもりだった。
結局流れで軽音サークルに入って、幹部になって、学生生活の大半の時間と金を持ってかれた。いまだに帰ってきてないあの日のライブ代はいつになったら帰ってくるのか。まあそれもいいや、忘れよう。
いっぱい頑張って、サークルを大きくしようとあの手この手を使った。結果もちろん大きくなった。けど、誰も功労者としては扱わなかった。もっと言えば美味しいところは全部持ってかれた。悪夢のような現実がそこには待っていた。(な阪関)
努力しても報われない事はあると、ここで思い知らされた。社会に出るまでに知る事ができて良かった。
そんな風に思ってサークルを引退すると、後輩に寄せ書きをもらった。
ああ、俺の努力は無駄じゃなかったんや。これで俺は報われた。地位とか名声とかそういうのが欲しかったわけじゃなかったんだ。ただ、誰かに認めてもらいたかったのだ。頑張ったねって言って欲しかったのだ。21年生きて、ようやく気がついた。今でもこの日を思い出すと涙が止まらなかったりする。本当によくできた後輩だった。彼らのお陰で今僕は生きてます、多分。

振り返ってみればやっぱりこんなもんで、あっという間に終わってしまった学生生活。
何か得ることができただろうか。多分あんまりだ。
かの堺雅人ですら多少の知識と友人達、そして体重しか得られなかったのだ。
数えてみれば中高の友達、ゼミの友達、兼サーしてた先の友達、授業を受けた友達、サークルの後輩。それからかなりの体重。なんだいっぱい得られたじゃないか。良かった良かった。

その日その時、当事者だった時は俺って不幸な奴だと思って鬱屈とした感情でいっぱいになってた。
でも思い返してみれば、なんて事はない。幸せな思い出の10%くらいなもんだ。いわゆるちょっとしたスパイスだ。(これも阪神とは関係ない)

とても幸せなはずなのに、なんだかなんでか涙が出そうだ。正直過去を思えば、4月からの社会人としての生活が怖くてたまらない。でもなんとかやってけそうだ。きっと、きっと大丈夫だ。根拠はないけど大丈夫だ。

きっといつかこんな事考えて眠れなかった日も笑える日が来るのだろう。
後から振り返ってみれば、そんなひと時を青春時代と呼ぶのだろう。

とまあ、ちょっとポエミーなことを書いてしまったが僕の青春生活はほぼほぼ終わりました。
これからは、学生生活で得た不必要な体重を、得た数少ない知識とこれから社会人生活で得るであろう経験とでサンドして日記とやらにちまちまアウトプットしていくことになるだろう。なるべく後から笑ってやれるように少しでも多く、ネタのある記事を書きまくってやる。そんでもってネタが尽きる頃には痩せっぽちになってやる。そう心に決めたのだった。

そんな感じで今日は終わりです。読んでしまった方はごめんなさい。もし会えたらラーメンでも食べましょう。
それでは。

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