1000回書いた単語、驚きの結果が その2
書いて覚える方法は有効なのか?
前回の続きです。曜日もしっかり覚えていない中学生にしっかり覚えてもらおうと思っ始めた単語のスペルの練習。Sunday 日曜日の単語を1000回書かせて、一週間かけて練習させました。
ところが、そのスペルをすっかり忘れて書けませんでした。私は理由を探しました。なぜ書けないのだろうか。書いたノートを細かく見ていきました。 すると、50回に1回厄介に23回の割合でミスが見つかりました。1ページの中に100か200ぐらい書いてありその中にいくつかミスがあるのです。
つまりこの子は、覚えるということよりも、回数を埋めることを優先して、やるので、ミスをミスと思わない。ただひたすらにページを埋めるだけの作業をやっていたのだと思います。
手で書いて覚えることは有効なのでしょうか。これまで裏紙を利用したりして真っ黒になるまでスペルを練習することは有効だと信じていました。ところがこの方法は特定の子供だけに有効なのかと思われました。
人の記憶力というのは人それぞれで、どれがいいかというのはきちんと相手を見極めないと有効なのかどうか。結果として失敗することがあるとわかりました。