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#奥久慈半端ないって

OSJ奥久慈トレイルレース50kに参加してきました。目標設定と達成度、レース内容を振り返ります。

1.レース概要

ざっくり60km 4000m+D
(自分のGarminで58.16km 3766m+D)
50kなのに60kmくらいあるのを事前に把握しておかないと心へし折られる。

スタートから20kmくらいまでの区間と、終盤の15kmは北高尾や飯能アルプスみたいな細かいアップダウンが続く厳しいセクション。中盤はロードや林道が多く、特に35kmからの10kmの林道が特徴的。当日は最高気温33℃-34℃と酷暑での開催。

2.結果

8'57'36 
総合6位 年代別優勝

総合逃したけど表彰台は初めなので嬉しいです

3.目標設定

①登りでの身体の使い方をテストする

昨年から「登り耐性が無い」ことが自分の弱点。日光でもFTR30でも登りで差をつけられ、4月の奥三河では後半の山岳区間で失速し順位を落とした。その経験を踏まえて、1ヶ月半は登りでの身体の使い方を練習してきた。

あしラボでのアドバイスを受けながら練習して、効率的な身体の使い方がなんとなくうっすらと見えてきた感覚があり、それを再現するために平日は坂練をし、週末は頻繁に山に入った。Tokyo Vertical Raceのコースとなった大岳山での練習がかなり良くて、体感として「登り苦手じゃないかも?」と勘違いできるくらいになってきたので、その感覚をレースで実践することを1番の目標に設定。

(大岳ダブル。1本3.2km/820m+D)

②中盤の林道をしっかり走る

自分の強みは走れる区間だと思っていて、中盤の林道10kmをしっかり走ることを目標に設定。
林道区間での身体の感覚を確かめるために、奥久慈のプロファイルをイメージして、レース前週に「山岳→林道→急登」のコースを走っておいた。

北高尾→西小仏から小仏峠3本→小下沢林道→城山のコース。小下沢林道でしっかり走れたので、当日の林道もいけるはずと思って臨んだ。

3.目標に対する達成度

①登りでの身体の使い方テスト

かなり良くなったと思う。68点くらいか。レース終盤でも「脚の終わった感」がなく、内側広筋の固さや攣りも一切なし。林道が終わる45km地点のCP3釜の平からゴールまでも、リズム良く登り続けることができた。CP3釜の平からCP4持方までの区間順位は3位。CP4持方からゴールまではパワー不足で区間13位と少し落ちてしまったけど上出来でしょう。これからは今の動作を繰り返して、ここにパワーと持続力をつけていけばもっと伸びるはず。

②中盤の林道をしっかり走る

しっかり走れた。75点くらい。林道区間を含むCP2竜神大吊橋からCP3釜の平までの区間順位は5位。CP2竜神大吊橋までかなりハードな区間だったが、とにかく抑えて、丁寧に、淡々と動き続けた。
肝心の林道では、CP3釜の平以降のアップダウンにびびって5'30/kmくらい、心拍で見ると最大198に対し140に達しておらずかなり抑えてしまった。おかげで心拍はしっかり落ちて、休みながらも前から落ちてくる選手を2-3人拾えたので、結果良かったのかもしれないが、もっとプッシュすべきだったか?とモヤモヤしている。
それにしても、「走れる区間でしっかり走れる」ことは「自分まだまだ動けるじゃん」とポジティブになれる要素だなと実感。これから出るレースでも、林道やロード区間は大事にしたい。

4.改善点

①最後の一押し

ラスト2km、滝川さんに「前と5分以上は離れてる」と声かけられてメンタル終了。「もういいかな〜」と、そこから気持ちが下がり集中力が切れた。そこまでリズム良かったのにもったいなかった、そのまま頑張れば良かったと反省。「林道もっと走っておけばなあ〜」と後悔したポイント。

②ロードの登り

CP3手前にロードの登りが長く続く区間があり、斜度が大きい上にガンガンの直射日光、ところどころ歩きを織り交ぜてたら失速した。その間に総合4位の西原選手に抜かれた。西原選手はずっと走り続けていて、その強さは自分にはなかった。

③自分でペーシングする力が無い

今回、スタートからCP1はマーソーさん、男体山から湯沢峡のエイドまではマッキーさんと帝珠さんに引いてもらった。そこで良いリズムを作れたのが後半に大きく影響している。もし1人だったら突っ走って潰れていたと思うし、そういう冷静なマネジメントを1人でもできるようになりたい。

でも、チームの人達とあーだこーだ話しながら、ちょっとバチっとした緊張感もありつつ一緒に走った時間はすごい楽しかった。きっとあれはレースならではの最高な時間だと思う。

5.その他

①補給

奥三河と変わらずジェル/45分、グミ/30分。後半はマッキーさんオススメのおいエナを投入。超おいしかった!1個400kcalとコスパ良いのも魅力。エイドでMAGMA、ボトルにはOS-1パウダー。後半に羊羹を少し、湯沢峡エイドにあった温泉まんじゅうがウエストベルト内でペッタンコになったのを1個食べた。ガス欠はなく、脱水症状もなし。

②エイドワーク

1分以内を目標に臨みほぼ達成。
ゴミ捨て、水補給、被り水。以上!

③テーパリング

奥三河では2週間取ったけど、奥久慈は1週間弱。前週末のトレイルでの疲労が残る中、直前の火曜日に織田のトラックでペース走3000×3つなぎ400jogをして、それから丸4日はレスト。当日は疲労の残りを感じず、思ったよりも良い状態だったので、Aレースでなければ1週間でも◯と判断。


改めて反省点を考えるとキリがないし「たら」「れば」が出てきちゃうけど、自分史上最高順位となったレースで、素直に嬉しい。喜びにひたって少し休んで、また頑張りたい。
次レースは信越110Kの予定だったけど仕事でDNS疑惑…。こればかりはどうしようもないので切り替えてスケジュール練り直す。ベースアップを継続しながら、掴みかけてる登り強化を並行して、秋頃にもう1本頑張るレースを入れたい。

引き続き自分に期待して地道に積み上げます。
自分、よくやった!

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