見出し画像

古本屋で第2の人生を

こんばんわ。しびれる古本屋です。なんとなくですが、今日は古本屋仲間を増やすような内容、そして僕の決表明を書いてみました。

これは僕の予測ですが、高校や大学を卒業し、新卒でそのままずーっと古本屋一筋ってひと、ほとんどいないと思います。古本屋関係の仕事をしているひとは異業種を経験されてからの転職組が多いです。で、そのまま残ってしまう。やはり居心地がいいのだと思います。

もちろん僕もその内のひとりです。この古本屋の仕事というのは、他の仕事と比べても楽しいし、勉強になります。本ばっかり読んでますから、人生について深く考えるようになりますし、価値観がひっくり返ることもあります。

因みに僕の場合は20代から30代まで、10年ほど全くちがう業界で契約社員として勤務しておりました。そちらの業界で定年まで働くことも考えましたが、先がみえており、将来の事を考えると苦しくなるのがわかっていたので辞めました。

そうなんです。僕の場合、古本屋開業は第二の人生でした。たった一回の人生を、同じ会社で我慢して勤め上げる方もいらっしゃいますが、僕はそれが出来ませんでした。というか、自分に自信が持てなく、色々と不安だったんです。

で、転職をした方や独立された経験がある方はわかると思いますが、仕事を変えると人生が変わりますよね。僕は、古本屋でもう一回「人生をやり直した」と言い切れます。

そういった経験がある僕から言うと、古本屋は第二の人生として最高だと思います。面白いし、知識は増える。ストレスもない。ただ、いつもご紹介している通り、残念ながら稼げません。家族がいる人やめた方がいい。これだけはどうしようもありません。

ただ、特別な技能が無くてもできる仕事ってところが魅力的なんですよね。

若い時は、ホリエモンなどのインフルエンサーが主張する、「好きなことだけやって稼ぎまくる」「嫌な会社は辞めろ!」などのメッセージが魅力的に聞こえ、当然自分もそういった新しい世界の一員になれると考え賛成していても、いざ自分が年配になり現実がわかってくると、インフルエンサーの言葉が扇動者の演説のように聞こえ、人生が冷めてしまいます。

でも、古本屋ならできる。

で、更にこの古本屋という仕事をポジティブに行えれば、新しい可能性も見えてきます。僕は第3の人生にもチャレンジできると考えています。古本屋の仕事を10年続けたら相当な読書量とスキルが身につくと思います。なので、この知識とスキルを持って若い人が多い業界に行けば、逆に重宝されるはず。(どの業界でも読書家を自負する人はいますが、そういったひとのほとんどが、ノウハウ・コレクターなんですよね…)

そして更に大事なことに、もし第3の人生のチャレンジに失敗しても、古本屋だったら戻ってこれる。しかも、古書店店主であれば、おそらく70歳くらいまで仕事をすることができると思います。

ということで、人生、1度くらい古本屋を経験してみると面白いと思います。本を売る側と買う側では本当に考え方が変わりますから。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?