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世界地図としての「世界」は人間社会の「世界」で、人間分子の法則的、環世界的、宇宙的な文脈での「世界」が全から一、一から全なる「世界」であることさえ分からないのがマジョリティなこの時代は百年後にどう描かれるのだろう。

「世界」と「社会」をもはや同義語だと思ってる人との対話は難しい。社会の恩恵を蒙り生きる者として社会への責任から逃れることはできないが、生きるということはそういうことではない。

日本人の精神からそういった感覚が抜け落ちたのは近代以降であるだろうが、あまりにも人間は愚かだと思わせてくれる。

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