新入社員の1年の振り返り

気づけば2020年も残り少し…社会人1年目の振り返りを記録の意味も込めて、書いていきたいと思う。

1月~3月は大学生として最後の時間を享受できていた。コロナウイルスが少しずつ出てきた時期でもあったが、1月は握手会に行ったし、2月は横浜アリーナにライブに行った。少し予定が狂ったことと言えば、卒業旅行がなくなったことくらいだろうか。ただ2019年のうちに2度旅行に行っていたので、残念であったが、さほど気に留めなかった。

そして4月晴れて社会人となったわけだが、入社式は規模縮小となり、研修も無くなった。そしていきなり配属された部署でOJT研修が始まったが、やはりコロナの影響があって、先輩や上司は忙しそうで何となく空気も良くないように感じた。新入社員に世話を焼いてる余裕もない感じで、最初は庶務と電話を取っていた記憶しかなく、とにかく1日が長かった。そしてほどなくして緊急事態宣言と共に在宅勤務となった。が、特に仕事もない私はやることもないし、上長にお前は俺が許可するまで自宅待機でと電話で言われたっきり、1ヵ月ほど休みの状態になった。

何をやったらいいかも分からなかったが、一応仕事の時間なので遊んじゃいかんだろと思い、業務に関することの勉強をしていたが、その後役に立つのかも分からなかったので、その時はモチベーションを保てなかった。ただ結果的に、出社するようになってから、社内の会議についていけるようになったり、お客様からの電話に答えることができるようになったので、この時間は無駄ではなかった。ただ人と合わない時間が長引いたので、不安な気持ちが日に日に大きくなったし、同期は完全に在宅の人はいなかったので焦りはあった。直接お話をすることで関係性が構築できていく面もあるので、仕方がなかったこととは思うが在宅期間が長かったことは、同期に後れを取ってしまっている感じは今も受けている。

出勤するようになってからも後れを取り戻そうと必死だったが、空回りしっぱなしでまたそこでも落ち込んだし、先輩にも注意された。雑談をするような機会もなく、先輩や上司がどういう人なのかも分からないままだったので、余計に職場が怖くなってしまって辛いなーと思いながら出勤してた記憶。コロナの勢いが収まりだしてからは外出したり、飲みに連れて行ってもらったりして、少しずつ話す機会も増えたあたりから少しずつ仕事に行くのが億劫ではなくなってきた。すると不思議と仕事のパフォーマンスが上がってきた。要するに緊張に弱いのだろう。慣れてきたと思った矢先に、ジョブローテの最初の期間が終わり異動になった。

そして2部署目に異動となり今度は全く毛色が違う部署となった。この部署に正式に配属になることはないが、会社全体の理解のためにこの部署に行くらしい。専門性も高い部署だったので、1部署目よりも余計に仕事を覚えるのに時間がかかったし、業務の説明をしてもらっても理解できなかったのでやっていける自信がなかった。また1部署目と違い、和気藹々とした部署だったので、そのギャップに戸惑った。前の部署はあまり気安く話しかけてはいけない空気が流れていたが、ここではあまり年次関係なく仲が良い空気ができていた。ただどう接するのか正解か分からなかったし、不必要なことはあまり話すべきではないのかなと思って静かにしてたら、後々消極的に見えたといわれあまり良くない評価をされた。不器用すぎて人間社会を生きていくのが苦手な私だが、社会って難しいんだなと改めて感じた。

そしてこの部署で一番きつかったのが泊まり勤務だ。24時間働いて、翌朝帰る勤務体系だ。一応寝る時間があるのだが、職場での緊張や緊急対応があれば起きないといけないことなので、眠りが浅くなってしまい、あっという間に睡眠のリズムが崩れてしまい、身体がきつくなった。また精神的にも不安定になって鬱っぽい症状にもなった。今は生活リズムも戻してはきているし精神的にも穏やかになってきているが、少なからず体にダメージは来てしまっている。そして白髪がめちゃくちゃ増えた。

今はまた別の部署にいる。ここも大変だが、一番充実しているし、楽しい。何より人間関係に恵まれている。コロナもあるので、あんまり無理はしない程度で頑張っていきたいものだ。

今年の頭に色々目標を立てたが、あんまりうまくいかなかった。ご時世的に仕方ない面もあったが、自分の実力不足なところが大きかった。来年はもっと成長して1人前にできることを少しでも増やしたい。ただ身体の大事さを改めて感じた1年でもあるので、体調管理というか負荷をかけすぎて身体を壊さないよう気を付けたい。