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妊娠糖尿病と糖尿病合併妊娠ってどう違うの??


最近、糖尿病療養指導士目指してスタディ中のスタ趣味です。

今日、語りたいのはタイトル通り、妊娠と糖尿病について。

ご興味ある方は、暇つぶしにでもご一読をどうぞ。




妊娠糖尿病GDM

英語表記ではGestational Diabetes Mellitus。

妊娠と聞くと、

「Gestational」

のほかの単語として中高時代に暗記した

「Pregnancy」というのもあった気が・・・


そんな思い出違いを調べると、
・Genstational:子宮内で胎児が発育する期間
・Pregnancy:妊娠〜出産期間 

みたいな感じらしいです。


へぇー、知らんかったー。

って感じですよね。



で話を戻し
「妊娠糖尿病GDM」とはなんぞやって話なんですが、

定義と名前がなかなかややこしいです。

定義

「妊娠中に初めて」発見or発症した
「糖尿病には至っていない」糖代謝異常。


あくまで、
「糖代謝異常」
なので
「糖尿病ではない」

という点にご注意。




・・・なんとまぁ、ややこしい名前なんでしょうか。

(妊娠中糖代謝異常症じゃダメなのか・・・ボソ)




妊娠糖尿病(GDM)は
妊娠中の糖代謝異常なだけなので、
もし、
GDMになったとしても

その多くの場合は
分娩した後に耐糖能異常はきちんと「改善する」ようです。


(おおぉ、よかった、安心だ。)

って感じですよね。



故に
繰り返しになりますが、
GDMには、明らかな糖尿病は含まれません
(ということですね)



じゃ


糖尿病の検査数値的な定義と
GDMはもちろん異なるはずですから、
そちらをチラッと学んでみました。

するとこうです。



妊娠糖尿病(GDM)は

以下いずれか満たす。(単位省略)

条件その1
・空腹時92以上
・1時間:180以上
・2時間:153以上

条件その2
随時血糖100以上 や
家族にDM患者いれば
別途75g OGTT検査やるべし。




ここでは糖尿病の検査数値基準はわざわざ書きませんが、

糖尿病の基準とは全く異なっていて、

より厳しい水準で妊娠中の血糖を見ているという数値設定になっています。

(素晴らしい)




では逆に

すでに糖尿病である患者さんが
妊娠した場合は、どうなるの??


そんな疑問が出てきます。


そのケースも学んでみました。





糖尿病(DM)患者が妊娠した場合


DM患者が妊娠すると
「糖尿病合併妊娠」というようです。


(「妊娠」という言葉をまるで合併症のような位置付けで命名されているのが何気に謎で気になるところです)


糖尿病合併妊娠の場合は、
少しリスクが高くなることが知られています。


どんなリスクかというと以下の2つが避けたいリスク。

・血糖コントロール不良では、胎児に「奇形が生じやすい」
・GDMよりも「奇形が生じやすい」


母体本体というよりも
「生まれてくる子に悪影響が及ぶ」
というのが結構恐ろしいですよね。


なので、

「いかに妊婦さんの血統コントロールが大切か」

って話になってきます。


妊娠中の血糖コントロール目標は
次の通りとされています。(単位省略)

・FPG:70〜100
・食後2時間120未満
・Hb A1c6.2%未満


元々DMとは無縁な方でも、
妊娠を気に体質が変わったり、
食生活が変わったりと
意外と本人でもびっくりするくらいに
変わりがちですから
他人事と油断はできないのかもしれません。


生まれてくる子供のためにも

極端な偏食をせず、
血糖値は気にすべきだということですね。


ということで、今回は
サクッと妊娠と糖尿病について語ってみました。

へぇー と思った方は、いいねくれると嬉しいです。

最後までお読みになってくれてありがとうございます。

では、良い一日を♪

Have a nice day

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