見出し画像

則天去私

我執を捨てて、自然に身を委ねる。
こと。
昔の千円札に載っていた夏目漱石の言葉だ。

漱石自体、周りとのコミュニケーションに人生の中で悩みに悩み、
最後にこの境地に至った。

自分自身を捨てるのは、難しい。
例えば、瞑想して何も考えずにしようとすることと同じくらいに難しいと思う。

自分をおきざりにして、
自分以外に身を委ねる。

なかなかできそうにない。

ただ、自分というもので
悩んだ場合、自分が周りから受けた影響で
ありのままの自分を出せない。
周りとの調和の中でのみ存在する自分は
自己を消し去ることができない。

最終的な境地として、
自然に任せるようにすることは理想だろう。
ただ、成長とともに今度は自分が
周りに影響を与えていることに気づく。
コロンブスの卵ではないか?

成長した自分も含めて、身をまかすことは
難しい。
それをする事で、身内には多大なる迷惑をかけることになる。
ただ、一人称で考えた場合は、このように
なれるなら、理想かもしれない。

最近は、情報が増えすぎた。
だから、自然に戻りたいブームなのか、
コロナもあってかCampが流行っている。

ゆっくりした時間をつくるのは
いいかもしれない。

そろそろソロキャンプしてみようかな。
そして、一人で自然の中でゆっくりと
思考に耽りたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?