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私のMISSIONはまだ完遂していない話

彩風咲奈さんのラストミッションに参加させてもらった、めろんそーだあいすです。

ネタバレ含む感想をつらつら書いてみる。

まさか自分がDSに当たるとは思わず、会場に足を運ぶまで半信半疑だった。
「ここぞという時に着よう」と、仕事用に買っていた明るめのグリーンのワンピースを年甲斐もなく着て会場へ。緑率高いかと思いきや意外と少なくて、隣の席の方に「気合い入ってますね!」と言われた。

配布されたプログラムの曲目を見ず、稽古場映像も薄目で流した。でも、耳からの情報は遮断でしきれなかったため、「ブラジル辺りで可愛がられた私の全て、東京でまた可愛がられるのかぁ~」とニヤニヤしてしまった。

内容は、「夢の時間をありがとう」ということに尽きる。公演やサヨナラショーのお稽古の合間に、こんな素敵なショーを準備していたなんて、にわかに信じ難い。

バーを模したセットから、既にカッコ良さが滲み出ていて、これから男役さんだけという貴重なシチュエーションで何が繰り広げられるのか、ワクワクが止まらなかった。

全部素敵だったけど、記憶を途中でなくしたため掻い摘んで感想を。

déjà vuが逃げる頃~So In Love
ここに来てもまだ新しい世界を見せてくれるんですか?!と腰を抜かした場面。

4人の長身男役に為すがままにされ、取り残される咲ちゃんは、囚われた姫のような切なげな表情をしていて、ここに来て自分の中で新たな危険な扉を開いてしまった気がした。

今月の歌劇のあーさとの2ショットでも感じたけど、咲ちゃんって男役さんと絡むと姫っぽい雰囲気が出るよね??

あと、今回のベルばらで、窓辺に佇むオスカルの肩を抱くアンドレの長い腕や大きな手に見惚れているのだが、咲ちゃんバージョンを見られて大興奮だった。本当に腕長くて手が大きいから、ダンスが映えるしセクシー!!

昔『愛してると言ってくれ』のトヨエツのセクシーな手から紡がれる手話に、物語の本筋そっちのけで夢中になってしまったクチなので、縣くんにも何か手にクローズアップした何かが見たい(なんだそれ)。

◆さきさんとトークしよう
日替わりとかではなく、1対1で話す時間がしっかりあるのが嬉しかった。
紗蘭くんの達者なトークも、蒼波くんの初々しい感じも、華世くんの咲ちゃんヲタク全開のトークも各々個性があって楽しかった。

特に縣くんとのトークが衝撃的だった。
ドン・ジュアンの打ち上げが横浜のクルージングで行われたときのこと。まだ研2で組に馴染めていなかった縣くんは、一人船のデッキへ。
そこになんとグラスを持ったSakina Ayakaze さんが、一人でいたあがちんに話しかける!!

おや??わたしこの咲ちゃんに出会った記憶があるぞ・・・妄想の中で・・・

現実にいらっしゃるとはどういうこと??ヲタクの妄想を妄想で終わらせないの、イケメンすぎて恐ろしい・・・(その後のオチは皆さんがレポしている通り)

◆Get Wild
私はTM NETWORKが好きという話は、このnoteでしているが…
お披露目でGet Wildを歌ったという事実だけでも奇跡なのに、なんと、Get Wildを歌いながら、前のテーブルとのとてもとても狭い通路(足を伸ばしたら前の席に届くくらい)を咲ちゃんが歩いていくではないか!?!?

観客は椅子に座っていて、咲ちゃんは立っているので(当たり前)、要は見下ろされる形となる。そう、あの目で見下ろされて固まりました・・・

あ、彩風咲奈さんって本当に存在したんですね 
と新鮮な感動を覚えた。
至近距離で見た咲ちゃんは、顔が小さすぎだし細いし脚長いしで、自分が同じヒト科ヒト属であることが恥ずかしくなるやつ

もう、記憶がそこから曖昧に。記憶にございません!!

◆You Are My Own
版権的に厳しいから、キャリエールさんはもう見られないと思っていたのに、まさか縣エリックとのデュエットが実現するとは…

新公の本役さんとの関係って、親鳥と雛鳥みたいだと常々感じている。本役さんの背中を見て、時には力を借りながら一生懸命飛ぼうとする。
あがちんの親は間違いなく咲ちゃんで、その2人がファントムの親子の曲を歌うなんて素敵すぎる。
「今のちさととなら歌ってみたい」という言葉で、親鳥と成長した雛鳥が並んで飛ぶ姿が浮かんだ。
最後抱き合うところは、2人の万感の思いがこもっていて、世界一優しい景色だと感じた。

終盤でもまた咲ちゃんが目の前を通って行かれ、ファントムで泣きながら取り戻した魂が再び抜けた。終演後、隣の方に「固まってましたね」と言われてしまった。

◆アンコール
もう終わりか…としんみりしていたら、おや?え?あああああああ*@/〒☆

STILL LOVE HERああああああ

個人的にもう一度、STILL LOVE~を見たかったんです、真剣に。
でもWONDERLANDも歌ったしCH関連曲はないよな~と思ってた。だから、イントロ流れた瞬間椅子から落ちそうになった。

咲ちゃんがしっかり選曲の理由を語ってくれたのも嬉しかった。寂しいけど爽やかさもある感じが今の気持ちに重なると。
衣装のロングコート、ハットを斜めに被り、つばをなでる一連のこだわりの動作も堪能でき、この上ない幸せな時間だった。

◆◇◆◇◆

最後の挨拶でも話していたけど、千秋楽から8月15日時点で4日しか経ってないんだよね。
その大劇場千秋楽での咲ちゃんの挨拶を聞いて、真っ先にTM NETWORKのNights of The Knifeという曲が浮かんだ。

TMNの活動終了とともに発表された曲なので、なんとなく退団を控える咲ちゃんの状況と歌詞がダブる。

終わりのない夢  終わりのない情熱
これからもずっと  走り続けるさ

Nights of The Knife/TM NETWORK・小室みつ子作詞

咲ちゃんのまだまだやりたいことがあるという前向きな「終わりのない情熱」が、退団の寂しさという暗い闇を切り拓いてくれる。

挑戦を続ける咲ちゃんやDSメンバーの情熱に、寂しさよりも元気をもらったDS。
またまたパワーを咲ちゃんやDSメンバーからもらってしまった…

よく咲ちゃんは舞台でお返ししたいというけど、こちらがいつももらってばかりで何もできないのが歯がゆい。

私にできることは、残された時間、瞬きする間も惜しんで咲ちゃんの男役としての姿を目に焼きつけるということくらいなのか。

まだまだ私のMISSIONは完遂していない!!

とにかく残りの時間、咲ちゃんが悔いなく宝塚でやりたいことが全て叶えられますように。

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