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税理士AI登場!?税理士業界にAI時代到来!vol.3

私たちが挑戦中の税理士AIプロジェクト、第3弾です😤
私たちの開発したチャットボット、税金スッキリくん
税理士試験に合格させようという企画です!詳しくは第一弾の記事をご覧ください!
前回、受験する最初の科目を「財務諸表論」に決定しました。
そこで今回はどのように学んでいくか、AIの勉強方法についてお伝えします。


一般的なAIの学び方

人間の勉強方法は科目や学年によって様々で、
「暗記科目は寝る前が良い」
「青色のペンを使うと良い」
「とにかく書いて覚える」
「参考書を何周もする」
「予習と復習が大事」
といった効率的とされるものが数多くありますね。
では、AIはどのようにして学ぶのでしょうか?
とにかく暗記させる?
確かにAIは人間より遥かに暗記能力に優れていますが、
AIにはAI用の学び方があります。


主な学習方法を4つ紹介します。

1. 教師あり学習(Supervised Learning)
例題と例題の答えをセットにして、AIに繰り返し学習させ、パターンを学ばせる学習方法です。
主に、画像認識や音声認識、テキストの分類に使用されます。

2. 教師なし学習(Unsupervised Learning) 例題がなく、与えられたデータからAIが自分で構造やパターンを発見する方法です。
画像生成に向いています。

3. 強化学習(Reinforcement Learning)
AIが自分で試行錯誤を繰り返し、最適なシステム制御をしていく方法です。 ゲームプレイ、自動運転、ロボット制御、エレベーターの制御などに応用されています。

4. 半教師あり学習(Semi-supervised Learning)
教師なし学習と教師あり学習を併用した学習方法です。
AIは例題からパターンを学びつつ、与えられたデータからも学習を行います。
自然言語処理、画像認識が得意とされています。


他にも種類はありますが、これらの学習方法は、どのような作業をAIにしてもらいたいかによって、使い分けをします。
どれかひとつに絞る必要はなく、やりたいことによっては組み合わせられることもあります。


税金スッキリくんの学び方

税金スッキリくんはAIですが、chatGPTを利用しているため、
上述した学び方とは少し違った方法を用います。
chatGPTを使ったAIの学び方も何種類かあります。
そのなかから2つご紹介します!

ファインチューニング
元々あるモデルデータに、新しい知識を持たせた層を追加する方法です。
あらかじめ用意したプロンプト(問題)と解答のデータセットでモデルに学習させます。
そのままでも使えるけど、カスタマイズしてさらに使いやすくできます👩‍💻

②RAG
RAGではプロンプト(問題)と類似度の高い情報をデータベースから検索をします。
イメージとしては参考書です。
問題を解くときに、参考書を見ながら解くことができます。

今回、税金スッキリくんは②のRAGを用いて学びます!
その理由として今回の税理士試験は、全く同じ試験問題用のデータセットを用意することが難しく、また試験問題ごとに必要になる情報が違うからです。
(参照:Fine-Tuning or Retrieval? Comparing Knowledge Injection in LLM


大まかな勉強方法は人間と変わりません。

(1) テキストで勉強
市販のテキストの情報をとにかく覚えさせていきます。
人間と違うのは暗記スピードですね。人間は敵いません。

(2) 模擬試験
ある程度学習が進んだら模擬試験を行います。
合格点が取れるか判断します。
AIが学んだ知識を使って、合格点が取れるか確認するためです。

(3) 試験本番
模擬試験で合格点が取れるまで①→②を繰り返します。
そして2024年8月の試験で合格を掴み取ります!


上記の方法で学習を進めていきます!

他にも「プロンプトエンジニアリング」や「問題のタスクへの分解とその結果の統合」といった試行錯誤もして行きます!

ぜひ、スキ❤️やコメントでご意見、応援お待ちしてます( ´ ▽ ` )


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