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『Is Solana worth it?-Solana(SOL)にはそれだけの価値があるか?』と言う動画を翻訳 &まとめしてみました。

こんにちは、moz(モズ)と申します。現在は高校3年生の17歳です。
今後世界的なスタートアップを立ち上げるために色々勉強したりしています。

今回は海外のYouTuberであるJohn Coogan氏の動画である『Is Solana worth it?』、日本語訳すると『Solanaにはそれだけの価値があるか?』となります。

今回はその動画を翻訳&個人的な解釈も含めたまとめを書いていこうと思います。

解釈が間違っていたりする所などあれば、TwitterのDMにて教えて頂きたいです!

本家の動画▼

この動画の概要

『このチャンネルでは金融アドバイスを行いませんが、Solanaについて何か違う点があるのか、それともただ過大評価された暗号プロジェクトなのかという疑問には答えたいと思います。』

このように、この動画はタイトルの通り、Solanaにはしっかり価値があるのかを開発者の経歴、Solanaの歴史、革新的な部分など色々視点からJohn Coogan氏が語る動画になります。

しかし、この動画は良くSolanaについてまとめられていると思いますが補足が必要な点だったりが多い印象がありました。この動画のコメント欄でも混乱が起こっているようでした。

ですので個人的に調べたりして、解釈して補足したものも皆さんにお届けできたらなと。

ソラナとは

Solanaは現在、世界で最大の暗号通貨の一つであり、このプロジェクトの支持者たちは、すべてがSolanaネットワークの速度にかかっていると主張しています。ビットコインは約7トランザクション/秒を処理でき、イーサリアムはほぼ2倍の処理能力がありますが、Solanaはネットワークが50,000トランザクション/秒以上を処理できると豪語しています。これは、Visaクレジットカードネットワーク全体よりも多い数値です。』と語っており

まずトランザクションは仮想通貨を送金する際の処理の事ですので、Solanaは他の有名な仮想通貨よりも処理速度が速いと言う事ですね。

開発者側は『さらに高速化できると主張しています』とのことです。

Solanaの概要については、こちらのCoincheckさんのこの記事との違いを感じられなかったので続きを割合します。▼

Solanaの落とし穴


それよりもその次の

速度(トランザクション)を優先するためにユーザーが犠牲になっているのは確かです。 ビットコインやイーサリアムは高い手数料で悪名高いです。より速いネットワークが使用するコストが高くなるのは、大半のサービスでは当然のことですが、ブロックチェーンは少し違います。ビットコインの取引は数ドル相当のコストがかかり、ピーク時にはイーサリアムは100ドルを超えることがありますが、現在のSolanaの取引はわずか1ペニー(1ポンドの100分の1)の一部です。つまり、Solanaが速く、料金が安価な場合、どこに落とし穴、犠牲があるのでしょうか。

ブロックチェーンのトリレンマというのは、暗号通貨の世界において、分散化、セキュリティ、スケーラビリティの三つの要素をバランスさせることの難しさを指します。通常、このうち二つしか選べないとされています。多くのブロックチェーンは、分散化を重視しています。すなわち、コントロールする中央集権的な機関が存在せず、ブロックチェーンが予想通りに動作し、ハッキングされることがないようにすることを目的としています。しかし、このような場合には、スケーラビリティが犠牲になります。つまり、多数のトランザクションがネットワークの速度を遅くすることになります。ビットコインのネットワークは、世界中の何百万ものコンピューターがすべてのトランザクションの正当性を検証することによって、非常に堅牢なシステムとなっていますが、非常に高速ではありません。』と述べている部分があるのですが

このように、仮想通貨におけるトリレンマ(どれか2つを取ると、残り1つを諦めなければならないもの)と言うものがあり

トリレンマ▼
①分散性:ブロックチェーンは中央集権的な構造を持たず、分散型の構造を持ちます。つまり、誰か1人が操作をコントロールできないようになっています。
②セキュリティ(安全性):ブロックチェーンは、取引が正しく行われたことを保証するために、非常に高いセキュリティを持っていて、ブロックチェーンには、取引の改ざんを防ぐための仕組みがある

③スケーラビリティ(拡張性:)ブロックチェーンは、多くの取引を同時に処理することができるかどうか、という問題があります。これは、ネットワークの規模が大きくなると、ネットワークのスピードが遅くなってしまう。

ビットコインやイーサリアムは安全性と分散性を選んで拡張性にかけるため1秒間のトランザクションの処理数が少なくなり、すなわち手数料が多くかかってしまうと言う事ですね。

良い例としてBSC(バイナンススマートチェーン)と言う仮想通貨取引所のブロックチェーンについて『このブロックチェーンは秒間約60トランザクションを処理でき、ビットコインやイーサリアムよりも速く、手数料も低いが、非常に分散化されていない。ネットワークを検証するコンピュータの大部分はバイナンスによって制御されているため、従来の銀行と同じように信頼する必要があります』と述べており、BSCは安全性と拡張性を取ることで、分散性が失われるので従来の銀行のような中央集権性があり、ブロックチェーンの魅力である分散性が失われたと。

重要な3つから2つを選択し1つ諦めることで、1つの重要な機能が犠牲になると言ういるトリレンマがこの例によりイメージしやすくなったと思います。

ではSolanaが3つのうち犠牲にしたものはなんでしょうか。
結論から言うと、どれも犠牲にしていません。分散性、安全性、拡張性の3つを取り入れることに成功しています。

しかし少し訳ありだと言う問題点があります

この件でJohn Coogan氏は『Proof of Historyによって、各検証者は他の検証者からの合意を待つことなくより速く作業できます。ブロックは、タイムスタンプが正しい場合には独立して承認できます。Solanaの初期創設チームを構築するために、AnatolyはQualcommの元同僚に連絡を取りました。これは、Solanaを構築するために非常に複雑な低レベルプログラミングが必要であったため、賢明な判断でした。

と述べており、この動画を初めて視聴した際は『ふぉえ?』と言う感じで理解ができませんでした。なぜならこれ以外に説明がなかったからです笑笑

と言う事で僕のような方にも理解できるように色々調べて解釈してみました。既に理解している方は飛ばしていただいて大丈夫です!

このProof of History(PoH)を理解する前にProof of work(PoW)と言うものがあります。この2つは安全性と分散性の性質を両方持っております。

そしてPoHは安全性と分散性+拡張性の性質も加えたコンセンサスアルゴリズム(ブロックチェーンがブロックを追加する際のルール)になります。拡張性があるため、早くて安価な取引が可能になります。

要はPoWは拡張性がないため高くて遅い取引になってしまいます。

ここの違いはブロックチェーンがブロックを追加する際のルールになりまして、このルール(コンセンサスアルゴリズム)を理解することでなぜソラナが安価で早くて分散性もある今までにない仮想通貨なのかが理解できます。

PoWのコンセンサスアルゴリズム
PoWは、難解な問題を解くことによってブロックを承認します。この問題は、SHA-256アルゴリズムなどの暗号学的なもので、解くためには多大な計算力が必要です。このアルゴリズムを解くことで、ブロックチェーンネットワークの参加者がトランザクションを承認し、新しいブロックを追加できます。しかし、このプロセスには多大なエネルギー消費が伴います。

その計算のために使う機械をマイニングマシンと呼び、機械を用いて承認作業をする人をマイナーと呼びます。

このコンセンサスアルゴリズムの本質は分散性と安全性のためにマイナーに頼って承認作業を行うと言う点です。

PoHのコンセンサスアルゴリズム
PoHは、タイムスタンプを使ってブロックを承認することで、コンセンサスを達成します。つまり、新しいブロックが古いブロックよりも遅れて作成された場合、それは無効と見なされます。PoHにより、ブロックの作成が高速化され、ネットワーク全体での処理能力が向上します。また、PoHはエネルギー消費が少なく、PoWのように高コストなマシンを必要としません。

COINTELEGRAPH JAPAN

チェーン上でコンセンサスアルゴリズムを達成する事ができるためエネルギー消費が少なくなり拡張性が得られます。

このコンセンサスアルゴリズムはシステム上でブロックが承認できるため、安全性と拡張性が得られある程度の分散性も得られるようになりました。

このある程度の分散性と言うのがこのSolanaの落とし穴だと個人的に思います。

PoWでは多数のマイナーに承認作業をしてもらっている、すなわち各ユーザーが誰にも管理されない状態でそれは分散されていると言えますが

SolanaのPoHではそこが少し異なります。
PoH自体は完全に分散化されたプロトコルではなく、 PoHは中央集権化された時刻の発行元に依存するため、この点で少なからず分散性に欠けると言えると。つまり、SolanaのPoHネットワークは、Powの様にマイニングマシンを買えば誰でも実行できるわけではなく中央集権的なPoHノードによって動作するので、PoHノードは、高速で効率的な省エネソフトを備えた特別なハードウェアで構成されており、このハードウェアを所有している組織のみがPoHノードを実行できます。このため、PoHネットワークは、Solanaのチーム元によって監視され、管理されることになりその管理者は中央集権的であるため、分散性は制限されてしまうと言う事なのかなと思います。(個人の解釈)

それでも分散性がぎり保たれるのはPoHが元々Solanaの分散化されたプロトコルの一部であり、そのソラナの高い分散性によって部分的に補完されるようです。

ソラナの共同創設者Anatoly Yakovenko氏について

『仮想通貨に関する会話は、通常2つの方向に行きます。一つは価格に関する純粋な投機で、もう一つはアルゴリズムの複雑な分析です。しかし、このビデオではどちらでもありません。代わりに、Solanaプロジェクト背後の実際の人物であるAnatoly Yakovenkoに焦点を当てます』と語っています。

このようにこの章ではSolanaの共同創業者であるAnatoly Yakovenko氏、及びソラナの歴史について迫っています。

翻訳したものをそのまま引用します。▼

『Anatoly に注目したいのは、13年間半導体企業のクアルコムで働いた頑健な低レベルエンジニアであるということです。そこで彼は、現在数億のモバイルデバイスで動作するソフトウェアを書きました。

AndroidやiOSが最も人気のあるモバイルオペレーティングシステムになる前、多くの携帯電話がBinary Runtime Environment for Wireless、または短くBREWと呼ばれるものを実行していました。

2000年代初頭、ほとんどのフィーチャーフォンはBREWを実行していましたが、しばしばVerizonやAT&Tによって開発されたように見えるように再ブランド化されていました。Anatoly は、BREWのためのコードを書きました。これは直接携帯電話のハードウェアと接続するもので、非常に複雑な作業です。当時の携帯電話は非常にパワフルではなく、メモリやCPUサイクルなどのリソースが極めて限られていました。

パフォーマンスで勝つために、Anatoly のクアルコムのチームはできるだけ効率的でなければなりませんでした。これらの制限されたチップからスピードを最大限に引き出すために、彼らは非常に困難な作業をしなければなりませんでした、しかしAnatolyは超効率的なソフトウェアを書く方法を学んだことが、Solanaの設計に影響を与えたことは明らかである。AnatolyがQualcommにいた間、彼は仮想通貨の取引に試行錯誤していた。

Qualcommで長いキャリアを持ち、その後分散システムスタートアップ企業での短い期間を経て、AnatolyはDropboxに参加した。しかし、彼は長くはとどまらなかった。

これは2017年のことで、彼は暗号通貨に没頭していた。当時、価格が急騰し、Ethereumの時価総額が200億ドルを超えたばかりで、多くの人が暗号通貨のブレークスルーの瞬間を話していた。Ethereumの競合他社がいくつか現れ始め、その中にはEthereumのコードベースを直接コピーしたものもあったが、Anatolyはそれが勝つ戦略ではないと考えた。

その代わり、彼は、分散型ブロックチェーンが将来的にはNASDAQのような中央集権型取引所に取って代わる可能性があると考えていました。現代の株式取引所は、定期的に1秒あたり数万件のトランザクションを処理するサーバーを備える世界でも最も高いスループットシステムの一つです。

株式取引所が依然として高速かつ比較的公正である主な理由は、中央集権化されているためです。暗号通貨のポイントは、真の分散化を実現することであり、成功するプロジェクトは、それを実現するプロジェクトです。

すべての参加者を公平な競技場に置くため、みんな取引所を信頼しています。株式トレーダーがニューヨーク証券取引所とのやり取りにコードをデプロイする場合、そのコードは取引所データセンターの多くのサーバーのどれかで実行される可能性があります。

問題は、あなたのサーバーが少し中央サーバーに近くなると、速度の優位性を得る可能性があることです。そのため、NYSEはすべてのサーバーを正確に同じ長さ(185ヤード)のケーブルで接続します。

このようなコントロールレベルは、中央集権化されたシステムでしか実現できません。NASDAQやNYSEのようなものをブロックチェーン上で実行するというアイデアは、狂気じみていると考えられていましたが、Anatoly はラジオの初期の日々に戻って解決策を考案しました。

伝統的なラジオを動かすネットワークには、最初にオンラインになったときに問題がありました。2つの局が同時に同じチャネルで送信しようとすると、静電気が発生します。ラジオ技術者たちは、やがて各ラジオ局に時計を置き、各局が送信を許可された正確な時間を調整することで、この問題を解決しました。

Googleのすべてのサーバーファームには原子時計があり、世界中の他のサーバーファームと同期することができます。しかし、ビットコインやイーサリアムのネットワークには内蔵の時計がないため、そのバリデータは正しいトランザクションの順序を特定するために多大なリソースを費やす必要があります。アナトリーは、各トランザクションにタイムスタンプを追加することで、処理をかなり高速化できることに気づきました。そして、彼はこれを「Proof of History」と呼び、これがSolanaの核となるビルディングブロックになりました。』


▲ここまでがPoHの誕生秘話になります。

ここからプロジェクトの実行に移っていきます。▼
『Proof of Historyによって、他の検証者の合意を待つ必要がなく、正しいタイムスタンプがあればブロックを独立して承認できます。Solanaの創設チームを結成するために、AnatolyはQualcommの元同僚に連絡しました。これは、Solanaの構築には非常に複雑な高度なプログラミングが必要だったため、賢明な決断でした。しかし、創設チームは単なる優れたプログラマーだけでなく、信じられないほどの情熱的な人々であるようです。たとえば、Solanaの5人の共同創設者のうち4人がアイアンマン・トライアスロンを完走しているという事実があります。このことが、重要な競争相手のプロジェクトに対抗するために重要な迅速な作業環境につながっているでしょう。Solanaの価値が今や数十億ドルに達しているにもかかわらず、Anatolyは比較的従来的なシードラウンドでプロジェクトを立ち上げました。
彼は、SOLトークンの総量の約16%に相当する約300万ドルを調達しました。

投資家たちは、たった数年で一億パーセント近いリターンを受け取ったので、今までで最高の投資の一つとなっています。仮想通貨の発展スピードは本当に驚くべきものであり、最初の300万ドルは長くは持たなかったので、Anatoly はその後3回のラウンドでさらに2000万ドルを調達しました。これらの投資家たちもまた、非常に良いリターンを得ています。しかし、すべてがスムーズにいったわけではありませんでした。2018年は仮想通貨冬期の始まりであり、ビットコイン価格は65%以上下落しました。そのため、数多くのファンドが計画していたソラナへの投資を急遽キャンセルしました。ただし、ソラナチームにとっては良い面もありました。

弱気相場はスペキュレーターや急激な利益を得たがっている人々を洗い流すためのものでした。価格が暴落した後、まだ取り組んでいる人々は本当に仮想通貨に情熱を持っており、長期的に参加していました。Anatolyと彼のチームは、2年間ほぼ完全に集中して、素晴らしいソフトウェアを構築することに専念しました。信頼性は常に最優先でした。安定していないブロックチェーンを誰も使わないため、速度が速いというだけでは不十分でした。最初に40のバリデータでテストネットワークを起動したとき、すぐにクラッシュして復旧に数時間かかりましたが、システムを動作させることができ、2020年3月にソラナメインネットのベータ版を発表することができました。

景気刺激策の小切手が銀行口座に適用されると同時期で、多くの人々がインフレについて心配し始めたため、仮想通貨に深く関心を持つようになったことと合致していました。Solanaがトップ5の仮想通貨になったのは、単に仮想通貨の波に乗ることができたからではありません。

仮想通貨はたくさんの新しいプロジェクトが登場しては消えていく中で、この新しい暗号通貨の波に乗ることができたプロジェクトでも、開発者コミュニティがそれらが消え去ることを防いできました。

しかし、すべてのプロジェクトが活気のあるコミュニティを作ろうとする中、Solanaは実際にそれをどのように達成したのでしょうか?それはすべて、高品質の自己保管ユーザーエクスペリエンスを構築することにかかっています。つまり、Solanaを所有している人々が、購入した取引所からそれを移動して、どこにでも持っていけるウォレットに移動することが簡単になるようにすることです。

ほとんどの仮想通貨ユーザーはまだ、中央集権的な取引所にすべての資産を保管しています。これは通常、ウォレットをインストールしたり、秘密鍵を保管したり、誤って資金を間違ったアドレスに送信する必要がないため、多くの人々にとって適しています。

しかし、これはSolanaの長期的なビジョンにはあまり合致していません。Anatoly によると、約3,000万人の仮想通貨ユーザーが自己保管していると推定されています。これは業界全体での数字で、最も人気のあるインターネットサービスと比較すると非常に少ないものです。

Facebookには約30億人のユーザーがいることを覚えておいてください。仮想通貨プロジェクトには、ブロックチェーンとのやり取り方に複数のオプションがあります。Solanaにとって最も人気のあるウォレットは現在Phantomで、その使用率が急速に増加しています。Phantomウォレットのユーザー数がローンチからわずか7か月で100万人を突破したことがありました。以前、Metamaskが2016年にローンチしたときにEthereumで同様のことが起こりました。PhantomとMetamaskの間には多くの類似点がありますが、MetamaskユーザーはEthereumネットワーク上での高い手数料に直面しています。

Solanaではこの問題は発生していません。これらの低い手数料は、新しいプロジェクトを含めたNFTマーケットプレイスでSolanaが自己の地位を確立するのを可能にしました。

毎日ローンチされ、ミントするのにほとんどコストがかからないNFTは、分散型金融システムのほんの一部であり、Solana上に建設されるDeFiアプリケーションの数が増えています。

ここで注目すべき主要な指標は、ハッカソンの参加者数です。Solanaの最初のハッカソンには1000人が参加し、2回目は3000人以上、3回目は1万3000人以上の参加者がいました。これらのハッカソンは、開発者をSolanaエコシステムに紹介し、すでに400以上のSolana関連プロジェクトの立ち上げにつながっています。これらのプロジェクトは、様々な産業で新しいアイデアをテストしています。音楽サービス「Audius」、ゲームプロジェクト「Star Atlas」、そしてもちろんたくさんの金融サービスがあります。開発者は、Solanaが高速で安価であることが好きであることは明らかですが、先に述べたブロックチェーントリレンマに戻ると、分散化についてはまだ議論する必要があります。

これは、Solanaについて話すときに大きな問題となり、お金が絡むとすぐに議論が激化します。分散化は、単一の指標ではなく、幅広い意思決定の集合体であるため、さまざまな意見があることが一般的です。ブロックチェーンの分散化を分析する一般的な方法の1つは、完全な制御を取るためにネットワーク上のノードの数を見ることです。理想的なシナリオでは、数千人が集まる必要がありますが、現実には、ほとんどのブロックチェーンは、ほんの数社の強力な組織がほとんどのマイニングと検証を管轄しています。

コントロールを取るために犠牲にするエンティティの数を「ナカモト係数」と呼び、Solanaでは現在19でかなり良いとされていますが、批評家は実際のコントロールは実際のSOLトークンの所有権から来ると指摘しています。

そして、これらのトークンのうち48%は、引用符をつけてインサイダーが支配し、さらに30%がエコシステム開発のために確保されています。』との事です。

つまり、トークンの保有率に偏りがあるため中央集権的だと言いたいのかなと思います。その点について『チームがコミュニティにトークンを配布出来る様になったら克服できると思われます』と語っており、それは年々良くなっていくだろうとの事です。

個人の見解ですが、PoHを実行できる組織が限られていると言う点と、トークンの保有率に偏りがあると言う点から、完璧な分散性があるとはいないと言うことだと思います。

しかし、安全性と拡張性と分散性が一応合理的に作用していると言う点と分散性などの面がこれから良くなっていくであろうと言うポテンシャルも含めて期待されていると言うような事をこのJohn Coogan氏は言いたいのだと思いました。

まとめ

『Solanaは非常に興味深いと思います。それは、ブロックチェーンの一般的な批判を反駁するために作られたプロジェクトであるように感じます。数年間、多くの人々が、分散化が重要ではなく、ブロックチェーンは遅くて高価だと言ってきましたが、Solanaはそれらの議論に対する完璧な反証であり、それは速くて安く、分散化に過剰に焦点を当てていません。短期的には、人々が高い手数料を心配することなく自由に実験できる明るい未来があるならば、人々がより中央集権化を受け入れる世界があると考えるのは合理的なことのように思えます』

と最後に語っています。

今回は『Is Solana worth it?-Solana(SOL)にはそれだけの価値があるか?』を翻訳&まとめをしてみましたがSolanaと言う仮想通貨に真剣に向き合って考える事は日常的ではないのでとても新鮮でした。

今後、今後仮想通貨業界で覇権を握るプロジェクトには分散性、安全性、拡張性の3つを最高水準で実現できるプロジェクトなんだと思いましたし、その可能性があるSolanaに期待と注目が集まるのも理解できました。

18歳になれば、仮想通貨に触れるので待ち遠しいです。

僕は仮想通貨業界の専門家でもないですし、さらに詳しい人が大量にいると思うので今回のこの翻訳まとめ記事に対してフィードバックをくれますと幸いです。

以上mozでしたありがとうございました!

















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