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旅の記録: 自分を確かめるひとり旅 | 湯河原 | ちょっとパッキング
夕立の東京より、こんにちは。
今日は初雪かもしれないみたい。
年末からすっきりしない気持ちを抱えていた。自分のことなのに、自分の気持ちがわからないような思いでいっぱいになって。有り体に言えば、自分を見失ってしまった感じ。もういい大人なのに。ちょっと信じがたい。
年明けの三連休、湯河原に逃避のひとり旅をした。何を見たいわけでもなく、何かがしたいわけでもなかったけれど、今ひとりになって休まなきゃ、という衝動に突き動かされて宿をとった。
年末年始かなりアクティヴに動いていたから、身体も気持ちも疲れていたのだけれど、ただ自分の気持ちのリフレッシュのためだけにひとり旅するなんて贅沢だったなと思う。
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帰りの送迎を待つ間に右の"クリエイターになりたい"をパラ読みした
何もしないと決めていたから、家から宿へ直行してすぐにゆっくり温泉に浸かり、お夕飯までは思考整理したりライブラリーの本を読んで過ごした。
お夕飯は湯河原の海の幸などなどの手巻き寿司。具がお皿にたくさん盛られていて、自分で巻くスタイル。わくわくするし楽しかったのだけれど、ひとりで巻いては食べ巻いては食べするのがどうにも寂しかったし絵面もシュールだったと思う。こういうエンタメな食事はひとり旅には不向きな気がした。
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ライブラリーで借りたライフスタイル本を部屋に持ち帰って読み終える。とっても雑にまとめると、掃除が苦手だった著者さんが掃除や家事をとおして自分のあり方について思いを馳せるエッセイ。よくあると言えばよくある内容だったけれど、今わたしもまさに気持ちが落ち着かなくて家のこともすごくやってるわけではなかったから、落ち着かない気持ちを昇華するために家事をしてみるのはありかもしれないと思いながら読んでいた。
ほぼ読み終えたあたりでもう何もしたくなくなり、相当早かったけど寝ることにしてしまう。ライブラリーのフリードリンクコーナーからカモミールブレンドのティーバッグを持ってきていたのを、お部屋に用意されていたお茶碗で飲む。
体調もすごく良いわけではなかったから、もう寝てしまってもいいか、という気持ちだったけれど、お布団と枕が合わなさすぎて2時間おきくらいに目を覚ましてしまった。
寝たり起きたりを繰り返して5時半。起き抜けの温泉、至福。着いた日も入ったときは誰もいなくて、幸せな貸し切り状態だった。今朝はわたしが出るときに入れ違いでひとり来ただけだったので夜明け前のお風呂をひとりじめ。
ゆっくり身支度して朝ごはん。地元の干物がメインの嬉しい和定食。鯵の干物は骨まで食べられるくらい美味しかった、今度このあたりに来るときは干物を買って帰りたい。
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チェックアウトまではまたライブラリーでお茶を飲んだり読書をしたり。ひと晩本当に自分のためだけに時間を使ったおかげか、少し落ち着いた気がする。この気がする、がきっと大事で、何もかもいつも急転はしないのだから、こうやって積み重ねていく。
湯河原駅まで送ってもらってもまだお昼前で時間があったので、歩いて海を見に行った。いいお天気で水面に陽の光がきらきらして眩しい。海岸に降りることはできなかったけれど、海に向かって広く階段があって、地元のひとと思しきご老体が釣りをしていた。
賑やかな観光地では考えられない静寂が心地いい。この海浜公園までの道すがらはほぼ誰にも会わなくて、音もしないような静かな街をひとり歩くのがおもしろかった。わたしどう見ても観光客だったと思うけど。どこ行くにも東京みたいな服着ちゃう。
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またのんびり歩いて駅まで戻る。途中で可愛いカフェを見つけて立ち寄り、チャイを頼んだ。あつあつで美味しい、朝ごはんでお腹が満たされてなかったらぜひともここでモーニングをしたかった。
湯河原は鈍行でもそこまで遠すぎないので行きも帰りも鈍行で適当に時間を決めて移動できるのもよかった。静けさが欲しかったのかもしれない。
以下はおまけのパッキング。
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今年も自分を確かめるひとり旅は定期的にしたい。
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