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旅のカーボンニュートラル

最近「カーボンニュートラル」という言葉をよく聞きます。
CO2の排出量を実質ゼロにするという考え方で、自動車メーカーやエネルギー政策など、様々な場面で目にする言葉です。

今回は、旅行のカーボンニュートラルについて考えてみたいと思います。


突然ですが、

  • みなさんは、1年でどの程度旅行に出かけますか?

  • 目的地には何で向かいますか?

  • また、その際は何泊しますか?

ぜひ、これらの質問の答えをコメントで教えてください!

ちなみに、これらの質問は、旅行の際に排出されるCO2の量に大きく関係しています。

移動の最も排出量が多い

旅行の際に最もCO2を排出する行程は移動です。

移動手段の割合
出典:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2107/29/news068.html

自家用車が最も高く、ついで飛行機という結果になっており、CO2の排出量が多いことが推察されます。

逆接的に捉えると、移動を少なくすることまたは、自家用車や飛行機が排出するCO2の量を減らすと、旅行におけるCO2排出量を減少させることができます。

飛行機や自家用車の排出量を抑える

最近は、日本や世界の自動車メーカーがカーボンニュートラルを掲げ、日本の自動車メーカーでは、トヨタが水素エンジン、日産が電気自動車などの研究・生産・販売などを行なっています。

こうしたカーボンニュートラルの自動車を購入する・レンタカーするなどすることでCO2の排出量を抑えることができます。

また、飛行機においてもカーボンニュートラルは最近のトレンドです。

飛行機ではSAF(Sustainable Aviation Fuel)と呼ばれる次世代型の燃料が話題を呼んでいます。
SAFとは、バイオ燃料や都市のごみなどを利用したものがあり、CO2の排出量を従来の化石燃料に比べ抑える効果があります。

中でも、燃費が良い飛行機も最近のトレンドで、JALの機内誌の22年3月号に掲載された「JALサステナブルトリップ in 西表島」という題の記事では、最新のエアバスA350型機を使用して星野リゾート 西表島ホテルに滞在した内容が書かれています。


移動を少なくする

移動を少なくするには、滞在する日数を長くすると移動距離が少なくなります。例えば、1泊から2泊にすれば、単純計算でCO2排出量は半減します。

では、日本人の国内旅行の平均泊数はどうなのでしょうか?

宿泊旅行市場の5割以上のシェアを占める国内宿泊観光 旅行では、延べ旅行者数は1億7,862万人回(前年1億7,667 万人回)、国民1人当たりの旅行平均回数は1.41回/人(同 1.39回/人)、国民1人当たりの平均宿泊数は2.30泊/人(同 2.28泊/人)、旅行1回当たりの平均泊数は1.63泊/人回(同 1.62泊/人回)となり、旅行回数、1人当たりの平均宿泊数、1 回当たりの平均泊数のいずれも、前年を上回った。
旅行年報2018 日本交通公社

旅行一回あたりの平均で2泊を超えておらず、多くの方が1泊で帰る方が多いことがわかります。
しかし、これには地域差があり、私が働く界 由布院がある由布市では以下の図のように、2泊以上する方が大部分を占めます。

延べ宿泊者数(総数)の推移 - 大分県由布市
出典:https://onl.sc/yRbgq7T

例えば、界 別府では数多くの宿の中で体験できるアクティビティが用意されており、2泊以上でも存分に楽しめるようになっています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

旅行のカーボンニュートラルを意識したことがあるという方は少ないのではないでしょうか?これからは、一つ意識するポイントにしてみると面白いかもしれません。

また、私のnoteでは由布院で連泊する魅力をみなさまにお伝えしていく予定です。
ただいま、そのためにさまざまな場所に足を運んでおりますので、今しばらくお待ちください。

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