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音声プラットフォームのVoicyにUI/UXデザイナーとしてジョインしました 〜YOUTRUST転職〜

こんにちは、VoicyでUI/UXデザイナーをしているスタミです。
ジョインから1ヶ月半経って周りのこともだんだんと見えてきたのでいわゆる入社エントリーを書きます。
今後Voicyやスタートアップ企業への転職、YOUTRUSTを使った転職に興味のある方の参考になればと思います。

これまでしてきたこと

直近ではスマホに最適化されたエンタメコンテンツアプリの運営会社で1人目のデザイナーとして、アプリのUI/UXデザインをメインに体験に関わるデザイン全域に携わっていました。
それより前もずっとデザイナーをしてきてはいたのですが、動画制作、グラフィックデザイン、Webデザインと分野を変えていたり、事業会社とクライアントワークの両方を経験していたりしてきたので、課題に対する解決手段を柔軟に提案、実行までできるのが強みです。

Voicyとは

「Voicy」は日本最大級の音声プラットフォームです。編集を加えず、スマホから収録した声をそのままアーカイブするという音声の新しいフォーマットを日本で初めてつくりました。このフォーマットは「音声の大衆化」を起こし、手軽に収録できることから、各分野の専門家や経営者、ワーキングマザー、といった忙しい方々の声を世の中に届けました。現在では、ニュースが声で聴ける「メディア放送」、企業の声を伝える「オウンドメディア」なども加わり、Voicyは音声コンテンツの総合プラットフォームになっています。2021年の年間利用者数は前年比2倍の1,300万人を突破、さらなる音声市場の拡大を目指しています。

昨今は音声分野自体が盛り上がっていて、ポッドキャストやライブ配信系のサービスもたくさんありますが、Voicy最大の特徴は配信者登録が審査制という点です。
これによりプラットフォーム全体として学びや気づきの多いコンテンツが日々配信され続ける状態が保たれています。

YOUTRUST経由でスカウトされて転職

私は今回巷で話題のYOUTRUST経由でスカウトを受けて実際にVoicyに入社するという体験をしたので、その辺をレポートしていきます。

YOUTRUSTとは

YOUTRUSTは近年伸びている"ダイレクトリクルーティング"と言われる採用手法がベースのキャリアSNSです。
友人や同僚との繋がりの中で企業と求職者の新しい出会いが生まれる場所とされており、最近は大々的に広告を出したりとかもしていたので、「なんだかよくわからないけど勢いありそう…!」という印象を受けた人もいるのではないでしょうか。

"友達の友達"の範囲から気軽なスカウトが来る

転職を検討し出したタイミングで、まずばYOUTRUSTのプロフィールページに表示される「転職意欲」を「積極的に検討中」に切り替えました。
この時点ではデザイナーの転職活動では当然用意すべきポートフォリオもアップしておらず、「直近はここでこれ作ってました」というテキストしか情報が無いにも関わらずちらほらスカウトメッセージが来るようになりました。
ダイレクトリクルーティングのサービスってビズリーチとかGreenとか他にもたくさんあるわけですが、YOUTRUSTの特徴としてはスカウトしてくる企業側の人も自分の友達の友達までの範囲内という点です。
お互いに「へー、この人と繋がってる人なんだ」というちょっとした信頼感や「ゆうて同じようなクラスタの人でしょ」みたいな感覚がベースにあるので、どこの誰だか全くわからない人を相手にするよりは安心して気軽にやりとりを始められるのかもしれませんね。
(とはいえデジタルプロダクトに携わっていると、実際にそれをユーザーとして使ってもらえたりして、結局それがポートフォリオ代わりになってスカウトをもらえていたという可能性も濃厚)

フワッとしたやりとりから入って選考を受けるか受けないかの見極めができる

これまでの転職活動は、求人票に対して求職者が応募し、そこからは割と企業側のペースで「通過」「お見送り」などの結果を受けながら内定に至るというのが王道のスタイルですが、YOUTRUSTの場合はスカウトメッセージ以降はどんなやり取りをしようがしまいが自由なんですよね。あくまでSNSなので当然といえば当然なのですが。
まずはお互いに「ちょっと雰囲気だけオンライン面談で確認させてほしい」みたいなフワッとした申し出も可能ですし、その後何となくお互いに連絡を取るのをやめるみたいな自然消滅も許容されます。
改めて考えると恋愛でも何でもそうですが、お互いに「無いな」と思っているのであればそれをわざわざハッキリさせて「あの人に無いと思われたんだ…」と結果を直視する必要なんてありませんよね。
その辺が私にとってちょうど良く、モチベーションを保ちながら本気度が高まった企業のみに絞って選考を受けられるという大きなメリットを感じました。

実際Voicyとのやりとりでは、まずデザイナーの京谷さんとオンラインカジュアル面談でリアルな現場の声を聞かせていただき、その後は書類やポートフォリオの準備をしなければならなかったり他の会社のお話も聞いてみたかったのでその旨を伝えて何週間か間を空けました。

しばらく経って「進捗はどうですか?」と再度メッセージをいただき、引き続き私に興味持ってもらえてるんだなと実感しつつ、自己分析の結果も踏まえて正式に選考に進むことを決断しました。
振り返ると、両者の意思やペースがどちらもないがしろにされずに最後まで進行できたかなと思います。

もちろん色々な交渉事や知見によるアドバイスの面ではプロに入ってもらった方がうまくいくことも多いと思いますが、メリットもたくさんのYOUTRUST転職でした!
転職を検討中のみなさんは是非ルートの一つとして考えてみてはどうでしょうか。

Voicyの圧倒的期待値調整で入社後のギャップなし

YOUTRUST以上にVoicyの採用に関わる全てのコミュニケーションがすごいので入社後も全くと言って良いほどネガティブなギャップを感じていないということをお伝えしたいです。

とにかく採用広報による情報量がすごい

選考前からコミュニケーションは始まっています。びっくりするくらい、もう聴くことないのでは?というくらいの情報発信量。
全職種テキストによる社員の紹介記事はもちろん、自社サービスを活用した「声の求人票」もあったりして、普通の求人情報では伝わりきらないような現場からの要望や思いを感じ取れたり、入社後に一緒に働く人たちのことを知ることができます。
好き嫌いが分かれそうなポイントが意識的に発信されているのも助かりました。

採用担当者のファシリテーションがすごい

ダイレクトリクルーティングだと誰も間に入ってくれないので「自分がうまく立ち回らないと」と身構えていたのですが、採用担当者にやりとりを良い感じにリードしていただきました。チャットでも直接お話しする時も、こちらが発言しやすくなるように話を進行していただいたので、選考の中で素直に感じたことや疑問点を伝えられたり、イレギュラーな申し出にも誠実に対応していただけました。

お互いをじっくり知るための選考ステップと質問力の高さ

2次選考(最終)がなんと半日がかりで、以下のような特徴的な選考も盛り込まれていました。

  • 配属チームメンバーとの座談会

  • オフィスでのワークサンプル+プレゼン&フィードバック

一連の仕事の雰囲気を少しだけ知ることができることはもちろんですが、長時間一緒に過ごしていると普通の面接とはまた違った自然体をお互いに観察することができます。
会話はまるでプロにインタビューでもされているかのような感覚で、気づいたら弱点も含めて話すべき内容をサクサク引き出されていました。あがり症の私が比較的リラックスして話せたのもおそらく参加いただいたメンバーのみなさんの質問力の高さのおかげだと思います。
正直選考内容を知った時はボリュームにだいぶ戸惑いましたが、終わった後はお互いを深く知るという目的を達成できる、非常に秀逸な設計になっているのを感じました。

エモすぎる「声のオファーレター」

詳しくは下の記事を読んでいただきたいのですが、一般的な内定通知書とは別に、選考で私を実際に選んでいただいたメンバーのみなさんからVoicyの非公開チャンネルで私に「是非入社してほしい」という旨の音声メッセージが収録された「声のオファーレター」をもらいました。
何より自社サービスの良さを体験できるアプローチで心打たれましたし、「この方は私のこんなところを良いと思ってくださったのだなぁ」と非常に嬉しかったりして、入社後もお互いを大切にしながら働けそうな感覚がよりリアルになりました。(涙もろい私はこの時点で泣きそうでしたw)

これまでの人生でどんなコミュニティに属しても多少は想定とのギャップを感じることがあったので諦めているところがあったのですが、初めてそれが無いという体験をしました。
お互いをよく知ること、そのための労力を惜しまないことがこんなに良い結果を生むとは、良い学びになりました。
デザイナーの転職はポートフォリオが9割くらいに考えていたつい数ヶ月前までの自分に教えてあげたいと思いました。

私にとってのVoicyの魅力

最後に、そんなこんなでジョインしたVoicyで私が特に魅力的に感じているポイントを3つお伝えします。

1.Voicyは"ながら聴き"需要の開拓者

スマホや通信の進化に比例して、隙あらばとにかく何かしらのモニタを見る過ごし方をするようになっている人、めちゃめちゃ多いのではないでしょうか。
一方で「このような生活に人体は適応していない」「人間らしくない生活」と言われたり、実際体に何かしらの不調を感じている人も多いはず。
そこでVoicyが開拓しているのが"ながら聴き"の需要です。
音声なら手が塞がるような作業や運動をしながら聴くことが出来るので、人間らしい生活を送りながらも情報に触れる時間を確保しやすくなるのではという狙いです。
私自身が普段音声コンテンツに触れていてここに大きな可能性を感じたのと、もっとドライにビジネスと捉えてもユーザーの可処分時間がぐっと増えること、参入している企業が少ないことには優位性を感じました。

2.組織もプロダクトと捉えて常にアップデートし続けている

Voicyでは会社組織自体も一つのプロダクトと捉えていて、自分達自身を組織のユーザーとしてリサーチし、施策を打って数字を見る、アップデートするという文化があります。
具体的には以下のような感じです。

  • 組織づくりに注力するカンパニークリエイターチームがある

  • そこに全社横断の有志チームも連携し組織を良くするための施策をブースト

  • 常にアンケートを取り、社員のモチベーションや仕事する中で感じたこと、考えていることを可視化

まず選考を受ける前の段階からこの思想自体にとても感銘を受けていました。
そうは言ってもなかなか実行できてないんじゃないの?という疑念もありましたが、入社してみるとかなりしっかり実行されていてびっくりしました。

3.「やりたいこと」と「好き」が重なる最強エリアにVoicyがある

UI/UXデザイナーというところは前提としてありましたが、転職活動するうちに自己分析が進んで、デザインの対象として「やりたいこと」と「好き」が重なるところにちょうどVoicyがあることに気づいたんですよね。

やりたいこと
直近でやっていた仕事で面白いなと感じた、古くからある良い文化を今に最適化してもっと多くの人に届けること

好き
昔から好きだった音声コンテンツ

クライアントワークの場合だと特にですが、まず仕事で担当するプロダクトのメインターゲットに自分が当てはまるケースが多くないので、自分がいちユーザーとして純粋に好きなものを対象に仕事できることってなかなかないと思うんですよね。

でもそれがVoicyだと実現しちゃうんだな、と気づいた時のワクワクをこの先もずっと覚えておきたいと思いました。 仕事している間ずっとやりたいことかつ好きなものについて考えていられるなんて最高すぎやしませんか…ジュルッ…!

もちろん仕事選びの基準は他にもたくさんあるので、これまでしてきた仕事も全力で肯定しますし、今回の転職でも「大手でたくさんのデザイナーが所属している環境に身を置いて成長したい」「一つの会社に勤めながら色々なプロダクトで経験を積みたい」とかも考えましたが、成長した後やりたいことって何なんだろう?と考えたときに、結局はここに戻ってくるのが自分だなと気づいて、回り道せずに目的地に直行することを決めました。

Voicyでは一緒に働くメンバーを募集しています!

Voicyではデザイナーを含めた全職種で積極的に採用活動をしています!
この記事をここまで読んでVoicyの仕事に興味が湧いた方は私のようにYOUTRUSTのスカウトを待っていただかなくても大丈夫ですw
是非応募フォームやMeetyからのコンタクトお待ちしております!

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