できないことをできるに変えた
私自身一番関わりが深かったのが3代目の社長だと思います
当時は、何をしたらいいのかわからない日々を過ごしたこともありました
でも今ならば社長のおかげでいつしか身についた知識もたくさんあると思えます
入社した頃はまさかこんな未来が待っていようとは思ってもみなかったですが(笑)
新製品のノルマ
かつては年間にこれだけは新製品を出してくださいというノルマのようなものがありました
そして実際に穴あけを取り巻く周辺治具も含め、新製品が誕生していました
木工ドリルにおいてもそうです
みんな通常の業務があって、日々の生産本数の目標もあります
それでもそこにグイッと
「あれ作って、これ作って」と無理難題をねじ込んでくる
悪く言えばみんなが振り回されていたという感じでしょうか
だから「また無理なこと言われた」というぼやき?のようなことも多かったです
でも口ではみんな困った、めちゃくちゃやなとか言いながら
なぜか不思議とカタチにしてしまう
そんな感じでした
今はどうでしょう
あの頃に比べると「挑戦」する気持ちが少なくなっていないかなと思うことがあります
先日、芯抜き加工関連のご相談でお客様がいらっしゃいました
そのお客様も先のお客様に相談されて
なんとか気持ちに応えたいという思いで弊社にお見えになりました
企業なのでもちろん慈善事業だけではやっていけません
それでも人と人とのつながりや心意気
なんとか力になれることはないかという想い
そういう想いに私たちも応えたいと思うのです
もしかしたらすごく大変なことになるのかもしれません
それでもそこから得られるものが何かしらあると思うのです
それはすぐにはわからないかもしれません
もしかしたらずっとわからないかもしれません
でもそれでもいいじゃない
損得ばかりじゃなくて、もっと「挑戦」しようよ
ちらほら聞こえてくる
ちょっと後ろ向きな言葉
なんじゃそりゃって思うことも
私たちの力を必要としてる人がいるんです
できないとか無理とか
それは挑戦した人の言葉
何にもしないうちから後ろ向きな言葉はいりません
せっかくこれまで培ってきた技術があるのだから
それをもっと活かして次のステップに進んでいこうよ
できないことをひとつずつ出来るに変えていこうよ
田舎の中小企業だけど
こんなに素晴らし技術があるっていうことを
もっと世の中の人に知ってもらおうよと思うのです
相談されてそれに応えることができることが
メーカーの喜びではないのか
そんなことを思った4月最初の土曜日の夜