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ポテチのうすしおになりたい

世の中は「限定」という誘惑であふれている

「限定」という言葉に弱いのです
数量限定・期間限定・地域限定・季節限定
特にお菓子コーナーに立ち寄った時にその文字に目がいってしまいます
これからの季節、寒くなってくるとチョコレートの新作や期間限定商品が店頭に並び始めます
そうなるとチョコレート好きとしては、一度は食べてみたい衝動に駆られてしまうのです
色んなチョコレートを食べてみたくなります
この時期もうお菓子コーナーには誘惑しかありません(笑)

そしてもうひとつ「ポテトチップス」
こちらは季節を問わず年中食べたくなりますね
そしてこのポテトチップスも限定商品が多くあります
パッケージに限定と書いてあるのを見るとつい購入してしまいます
これがどれも美味しいんですよね
でも不思議なことに私の場合、色んな味を食べて美味しいと思っても
最後は「うすしお」に戻ってしまうのです

木工ドリルの売り場

スターエムがつくる木工ドリル
ありがたいことに多くの販売店さまでお取り扱いいただいています
しかし、現在店頭を見てみると「木工ドリル」というのは
実に色んな企業から販売されているのです
その中にはもちろん海外製のものも多くあります
限定商品というのは少ないように思いますが、数本がセットになっているにも関わらず驚くほど安く購入できる商品があります
 ・はじめて木工ドリルを購入する
 ・そんなに使わないから高いものは必要ない
その場合はやはりお得な商品を選んでしまうかもしれません
高いと言われるスターエムの木工ドリルはもしかすると
手に取っていただくことがないままかもしれません

スターエムの木工ドリルはなぜ高いのか

それは一言でいうと木工ドリルメーカーとしての「こだわり」かもしれません
私たちは自分たちがつくるものを「製品」と呼んでいます
「あく穴」にも「穴があく課程」にもこだわりを持って製品をつくっています
工場も機械化が進んではいますが、切れ味に一番作用する最終工程は人の手で一本一本仕上げ加工を行っています
いかにしてきれいな穴をスムーズにあけることができるかがテーマです
機械ではできない最終工程を人の手で行うことで品質を保っています

そして穴あけにおけるポイントでもある木屑のはけ
木工ドリルのラセン部分は鉄工ドリルのそれに比べると深くなっています
それはラセンに沿って木屑が排出されるようになっているからです
このラセンの形状にもこだわりを持って製作しています
ここにもスターエムの木工ドリルのこだわりがあります

木工ドリルをつくるうえでは、同じ製品を同じようにつくる
つまり安定した品質の製品をお届けするということが一番難しいことなのかもしれません
しかしそれを実現するための努力を重ね「こだわり」続けてきたことで、価格的には安いものではないかもしれませんがみなさんに選んでいただけるようになり、2023年には100周年を迎えることができるところまで歩んでこられたのかもしれません

うすしおになりたい

私は限定という誘惑に駆られ、色んな味のポテチを食べました
でも最後は「うすしお」に戻ってきました
やっぱり昔からあるこのスタンダードな王道の味
これが一番シンプルで美味しいなと感じてうすしおを手に取るのです

どんな「穴」をあけたいのかはその時々で違ってきます
色んな企業から販売されている木工ドリル
趣味で使うこともあるし、仕事の中で使うこともあると思います
今はスターエムの木工ドリルをお使いだとしても
新しいドリルが販売されていたら、ちょっと使ってみようかなと思うかもしれません
比べてみたくなるかもしれません
だけど、そうして色んな木工ドリルを使ってみたけど
やっぱりスターエムの木工ドリルがいいなと戻ってきて欲しいと願うのです
私がポテトチップスのうすしおに戻るように

それと同時に「戻ってきたい」と思っていただけるような製品をお届けしていかねばならないと改めて思うのです
スターエムの製品が木工ドリル業界のうすしおになるために!


そんな私ですが、こと化粧品に関しては未だにジプシー状態が続いています(笑)
いつか戻りたいと思える商品に出会えることを願いながら探し続ける日々は続きます・・・