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おばあちゃんも喜ぶマーケット。

先日、星空スペース「ナカガワフェスティバル」を開催しました。

「ナカガワフェスティバル」の『ナカガワ』は旧中川地区から由来しています。星空スペースがあるのは千葉県いすみ市ですが、その昔は、中川村だったんだとか。数年前まで、近くに中川小学校もありました。

このナカガワフェスは、この地域を盛り上げたい!という仲間たちと集って始めたもの。今回で2回目の開催です。

この日は、地区の集会の時にチラシを配らせてもらったり、地元の小学校で配布させてもらえたこともあり、ご近所さんが本当に多かった。どこからともなくおばあちゃんたちが歩いて遊びに来てくれる姿は、なかなかみられない景色。

どこの家の方かな?お隣さんかな?なんて思いながら一人一人お迎えをしていました。

そんな中、はじめてお会いするおばあちゃんに話かけられました。聞くと「昔、この家のお掃除に来ていたんだよ」と。

どうやらこの家の大家さんの親戚の方で、空き家だった頃に、時々お掃除に来ていたそう。今日のナカガワフェスのことを知り、家の様子を見にきたのです。うれしそうに家の中を見ていかれました。

「こうやってたくさん人が来ると家も喜ぶよね」

毎月、必ず夕飯を食べに来てくれるおばあちゃんもそうなのだけど、こうやって様子を見に来てくださることが、なんだかうれしい。

気にしていても誰が住んでいるかわからなければ、行くこともないし、訪ねることもない。でも、こうやってイベントがあると来やすいみたいです。

帰り際、うれしそうに「また遊びに来るね」と、声をかけてくれました。おばあちゃんたちの楽しみになるとうれしいな。

今では、毎週末、あちこちでマーケットが開催されるようになりました。その多くが遠くから「わざわざ」人を呼ぼうとしているものばかり。もちろん、それは地域にお金が落ちる意味でも必要なことだけど、こうやって昔からその地域に住む人達がふらりとやってこれるマーケットもあってもいいじゃない。

普段から様々なイベントに出店している出店者さんも、このナカガワフェスは、客層が全く違うと驚くほど穏やかな空気が流れるほのぼのとしたマーケットになりました。

次回も、またあのおばあちゃん、遊びにきてくれるとうれしいな。


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