見出し画像

【転職としての星野リゾートvol.2】 違和感

写真は西表島ホテル

”balance”という表現に関する違和感

バランスとは、釣り合いや均衡を表す。
釣り合いや均衡を表すということは、主に複数の事象に関して使用する言葉だ。
例えば、
・身長と体重のバランスがいい
・バランスの取れた食事だね
だとか。

バランスと聞いて天秤をイメージする人もいるだろうし、見出し画像のような体操やヨガを通じたバランス感覚をイメージする人もいるだろう。
このようにして、2つ以上の要素の関係性を表す際に、バランスという言葉は使い勝手が非常に良い。私もしばしば使う。

そんな使い勝手の良い言葉は裏腹で、思考停止なマジックワード化するときもある。違和感を覚えたのはそんな時。

"work life integration"という考え方

生活や仕事におけるバランスという表現に対する違和感は幾度かあった。
「仕事とプライベートのバランスは大事!」
「その時々の言い方ってあるじゃない?結局のところコミュニケーションはバランスだよね」
「それは、収益と満足度のバランスの問題だね」

果たして本当に"バランス"なのか。
バランスという言葉に安住しているのではないか。

おそらく違和感の正体は、この「思考停止ワード」という危機感に加え、
「それらを同じ直線上において比較して良いのか」、という疑義である。

さて、前置きが長くなったが、「仕事とプライベートのバランスは大事!」に対し、星野リゾートの採用サイトには、以下のような記載がある。

work life integration(暮らしながら働く)
リゾート地、観光地で働くということは、その土地に暮らすということです。暮らしの中で見つけた喜びや楽しみを訪れた方に少しでも多く伝えたい。私たちは、そんな思いを大切に暮らし、働いています。

サービス業の強み

work life integrationがサービス業の強みである。すなわち、プライベートでの経験がそっくりそのまま仕事に活かせるし、仕事の経験をプライベートに還元できるのだ。専門性の高い職業だとなかなかこうはいかない。

一方、balanceではなくintegrationが苦手な人もいると思う。
その方々は、入社先の組織文化をぜひわかる範囲で事前収集し、フィルターをかけながら転職活動をすることをお勧めする。
逆に、integrationな考え方がお好きな方はぜひサービス業界へ足を踏み入れてみてはいかがだろうか。

この観点を激しく強調しすぎると、つまり全ての時間を仕事と関連させることがいいんでしょ?という反論もありそうだ。
そう感じ取ったのであれば、それがあなた自身の意見であるから、ぜひともその感覚を大事にしていただきたい。

今日は働く上での生き方に関する1アイディアを提示したに過ぎない。
これ以外にも様々な仕事への向き合い方があるだろうから、ぜひ自分にあった視点を探してみるのはいかがだろうか。


さいごに・・・
ここまでご一読いただきありがとうございました。
週1ペースで更新しようと思ったら、神経が昂り過ぎて投稿しちゃいました笑。よくないよくない。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?