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【転職としての星野リゾートvol.7】 星野リゾートに転職したけど、どうなの?

画像は界 伊東



一般的な転職理由

2021年7月~2022年6月の1年間に転職したビジネスパーソンに実施したdodaのアンケートによると以下の第1〜3位は通りだった。

第1位 給与が低い・昇給が見込めない  32.8 %
第2位 昇進・キャリアアップが望めない 25.2 %
第3位 社内の雰囲気が悪い       23.4 %
※複数回答可

この結果は何も驚くべきことはない。
仕事の目的を何としているかによって、その期待値とどの程度ギャップが生まれているかに依存しているからだ。

生活のための仕事     → 今よりももっと稼ぎたい(第1位)
スキルアップのための仕事 → 今よりもスキルを磨きたい(第2位)
関係構築ための仕事    → 今よりも風通し良く働きたい(第3位)

なお、年代別や性別別に見てみると、違った傾向があるのでぜひデータを参照にしてみて欲しい。

個人的な転職理由

私の個人的な転職理由を整理する前に、転職が実現する条件について整理したい。

転職は、出口と入口が繋がって初めて実現する。

ここでいう出口とは、「退職したい理由」のことであり、入口とは、「入職したい理由」のことである。

私は、星野リゾートに転職する前は全くの異業種で働いていた。
その時に、出口として思ったのはこうだ(と今は振り返っています。)。
「疑いながら仕事をしてしまっている」
「何を差し置いても緊急的に動かねばならない状況が発生し得たのに、その覚悟がなかった」
「自分は会社や顧客の何に貢献できているのだろう」
と。
これらは全て自分のスキル不足である。それでも今振り返ると自分の成長点のギリギリを常に渡り歩いていたんだなと思える。
なお、「この業界であればこの会社で働き続けたい」とも同時に強く感じていた。そのくらい魅力的な職場だったが、結果的に転職した。

さて、そんな出口が見えてきながらにして、30歳を目前に、三叉路が現れたのだ。
①このまま続けたい
②福祉業に挑戦したい
③接客業に挑戦したい

①は前述の通り。
②の場合、参入の壁が高かったことから、今の動機や覚悟では頓挫すると判断。
そうして、③を選択した。
③の入口となり得たのは、「何の制限もなく人におもいっきり尽くしてみたい」「そしてその時、その相手と自分はどんな感情になるのだろうか」という好奇心だった。

転職して考えること

そういうわけで、たまたま星野リゾートに出会った。
そして、出会ったのであれば、考えるよりも動いた方が早いだろうということで、「とにかく面接で話聞いてみよ」と軽い気持ちで行ってしまった。

ちゃんと準備すればよかった。。。
と思いつつ、ご縁があって内定をいただいた。


比較することで物事の違いに着目することができるが、
転職とはまさに、「前職」と「現職」を良くも悪くも比較することができる技である。
とはいえ、こんなシーンを見かけたらげんなりするだろう。

「私の前の職場では〜〜〜」「前の部署では〜〜」

なので、自分のうちでこっそり比較しながらも、その差分をどういまの会社に取り込んでいこうかということを考えていった。
幸いにも事業の規模感としては大差なかったため、さほどギャップを感じることもなかったが、ここで苦しむ人も多いだろう。

なお、私の場合は大満足!
というよりも、どんな状況下においても自分の楽しみを見つけたり作り出したりするスキルがあったんだと知る機会になる転職だった。

冒頭の転職理由に戻るが、「転職して給与はよくなったけど、人間関係が、、、」など、新たな問題も発生するかもしれない。

あなたにとっての”仕事”とは?

あなたは何のために働いていますか?
生活を豊かにするため?スキルアップのため?誰かを見返すため?家族のため?自分のため?
原動力は何であっても素晴らしい。

ここまで整理してきて、転職というのは意外と人生という時間スケールで見れば重要なターニングポイントではないのかもしれない。

みな誰しも常に「選択」に迫られる人生を歩んでいるが、
その選択をしたこと自体はどうでもよいのかも、と。
むしろ選択したことを正しいと思えるように仕向けること、
選択したことが正解だったと思い込めること、
そのように、行動できることの方がよっぽど重要なのかもしれないと感じるこの頃だ。


迷っているなら転職しなよ。
いやいや、まだまだこの会社で続けるぞ。
そもそも働かなくてもお金稼げるようになることが理想でしょ?
ああ、自分もFIREしてえ。

なんて、いろんな声が聞こえそうだ。
さて、あなたにとっての仕事とは?

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