僕を育ててくれたテンダーバー

僕を育ててくれたテンダーバー

ジョージクルーニーが監督した
少年が大人になるまでを描いたほっこり映画

映画としたら平凡なテレビ映画なんだけど
このバーをやってるベンアフレックの
叔父さんが最高にいい

ディッケンズどいう名のバーをやっている
読書好きで賢いユーモラスな叔父さんはせけん
子供には最高のバディ

叔父さんのバーに入り浸る少年に
男のルールを教える

絶対に女を殴るな
アメリカでは車と仕事を持て
ポケットに金をしまうな
安いスコッチは飲むな

シングルマザーになって
実家に戻った母親しかいない少年には
このバーが本当の安全基地

この叔父さんは信頼できる
父性のシンボル
どんな時も女や子供を守れる出来た男だ

キレて自分の感情を女性や子供に
ぶつける事は決してないし
相手を思い通りに支配したり所有したり
しようっていう欲がない

これってすごく大事な男性性だなと思う

世間的に見たら結婚もせず実家暮らし
学歴もなくバーをやってる
スペックの低い男なのかもしれない

だけど本当の父性を彼は持ってる

女性性と子供心を守れる男性性って
こう言う信頼できる感じなんだな

女性や子供を大事にすると
言葉で言う人は幾らでもいるけれど 
本当の意味で敬うのは難しい事だ

自分の苦しい感情を自分より力のない
優しい相手にぶつけて相手を傷つけない
それが出来る大人がどれだけいるか

これからのニューアースでは
これが基本になると思う

女性性と子供心を敬えること

女性も同じだ
自分の中の繊細な女性性と子供心を
どう扱うかが鍵になる

自分が自分の安全基地になること
ユーモアを持った優しい男性性で
自分の中の子供心を育てること

言葉にならない繊細な感覚や直感的違和感を
大事してその感覚に蓋をしないこと

内なる女性性を敬うとはそう言うことなのだ





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