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生命にはエントロピーに対抗する働きが宿っている

私は若い頃からエントロピー増大の法則
というやつがどうもしっくりこなかった

エントロピー増大の法則とは
万物は乱雑と無秩序の方向に向かい
自然に元に戻ることはないという法則だ

タバコに火をつけるとどんどん灰に
なって行くし物質は年数が経つにつれ
どんどん劣化していく
それは確かに事実なんだけれど
何か違う気がする

宇宙の全ては崩壊に向かって
進んでいるなんてしっくりこない
と思っていたものだ

だから生命にはエントロピーに
対抗する力が宿っていると知った時
やっぱりそうだと思った

生物学者の福岡伸一氏によると
生命には動的平衡の働きがあり
無秩序するエントロピーの働き 
に対抗するために先回りして
せっせと自らを壊し再生する事で
秩序化を図りエントロピーの力に
抗っているのだそうだ

それってなんかカッコいい
パンクじゃんと思った

生命の力を侮るなかれ

生命はデジタルの機械じゃないのだ

もっと神聖で尊いものだ

何でも法則化出来るわけじゃない
人間社会の客観性が全てじゃない

生命は未知なる神秘に満ちているのだ





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