星への手紙(似ても似つかないその人だけど)
困った...
自転車のチェーンが外れた。
夜道で途方にくれた。
直そうにも上手くいかなくて
手がひたすら油だらけになった。
明らかに不自然なとこでしゃがんでる私をちらちら見て通り過ぎる人。
急に「何?外れちゃったの?」とおじさん。
「はい」と私。
「ちょっと待ってな」と停めていた車から工具を出して直してくれた。
「気をつけて帰んな」と去るおじさん。
あれは似ても似つかないけど私の会いたくても会えない最愛の家族が形を変えたのかな、なんて。
やっぱり会いたいじゃない?
都合のいいことを考える6年と3日後の命日を過ごした私。
願い、届いたかも。
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