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外側から楽しむ

私は今、県外にある祖父母宅に1ヶ月に1回帰宅作戦をしている。

このコロナ禍に県外異動...?けしからん、と思う人もいると思う。
このご時世にも関わらずこの行動に出る理由はこちらに書かせて頂いている。

今年の3.4月から始めたこの作戦は1度も途絶えずになんとか毎月帰宅している。

私がしてることはシンプルに帰る、だけ。

家の中手伝えよ、と思うかもしれないが私の祖母はとにかく自分の出来る範囲で手を出されると怒る。

それを知っている私はあえて手を出さない。
それをいまだに知らない祖父は手を出して怒られる。

シンプルに帰って、後は祖父の物忘れを楽しむ。

365日ほぼ毎時間祖父といる祖母は祖父の物忘れに苛立って仕方がない。
というよりも約6年前に息子を失った老夫婦は同じように悲しいはずが価値観の違いで悼み方が違いすぎて噛み合わないのだ。
特に祖母は祖父を許していない節が若干ある。

だからあえて愉快にするのだ。

GW中は1週間弱帰省し、毎日のように祖父の散歩に付き合った。

1日に3回も散歩した日もあった。
祖父はその日に既に2回散歩したことを忘れている。

夕暮れに散歩に出てプチ遭難して探しに出た祖母は散歩に1人で出られると気が気でないが同伴者がいる日は3回も散歩に行く祖父に爆笑していた。
いいぞ。

帰省中は日曜日が多いので祖父母と夕飯を食べながらサザエさんを一緒に観る。
サザエさんはジェネレーションギャップの解消には最強なアイテムだ。
おすすめ。

大切なものが欠けてしまった家族だけど
補えるものを最大限駆使したい。

中心で楽しめないなら外側に立って楽しんでやろう。

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