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子供が元気にご飯を食べてくれる。
そして元気に通学してくれる。
そんな当たり前と思っていることが
ふとした時に当たり前じゃなくなる時もある。

それを経験したあるお母さんのお話。

高校生の息子が突然学校に行かなくなった

ある日、高校生の息子さんが学校に行かなくなったそうです。
お母さんにとっては本当に突然、なんで?しかなくて
何度も話を聞こうとしたそうです。
息子さんにとって、それさえも苦しくなり
いつしか部屋から出てこなくなってしまいました。

どう接すればいいのかわからなくなってしまった

子供と話をしようとしても部屋から出てこない。
食事を作っても一緒には食べない。
もうどうすればいいかわからなくなっていました。

最初の頃は、仕事を休んで子供のことを見守っていました。
ただ、そんなに長く休めないということで
いよいよ出勤しなければならなくなりました。

子供のためにできることは何だろう

お母さんが出勤するときに必ずやったことがあります。
それは、お昼ご飯のお弁当を作ることです。
毎日お弁当を作って置いていきました。
そして、息子さんは毎日そのお弁当を食べました。
顔は見ないけど親と子はお弁当でつながっていました。

お弁当でつながる親と子の心

息子さんが、後にその頃の話をしていました。
「お弁当を作ってくれることで一人じゃないと感じた」
「心配してくれてるんだと思った」と。
言葉はなくても食でつながることができる。

思春期、反抗期、不登校。。
子供の心配はつきません。
そんな時は、やっぱりご飯でつながりましょう。

言葉はなくても
あなたを思ってご飯を作る。
言葉はなくても
あなたに思いは届く。

今日も明日も
親と子の「いただきます」は続いていく。
一緒に「ごちそうさま」が言えるといいな。


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