保育園給食調理員の楽しさ伝えます!
今年の3月から小規模保育園の給食調理員をやってます。
もともと専業主婦で家族の食事作りを20年やっていたので
その経験や好きを仕事にしたいと思って始めました。
半年経って、楽しすぎてやめられない。と毎日ワクワクしている
気持ちを伝えたいと思います。
給食調理員を始めたきっかけ
私が3年間働いた事務職を辞めようかと悩んでいる時
10年来の友人が特別養護老人ホームで働き始めたんです。
その友人は、資格もなければ介護の経験もない素人で
それなのに「人の役に立てるから」と言う理由だけで
チャレンジしていました。
当時の私には、「楽しい仕事」と「資格もないのに人の役に立つ
なんて無理でしょう」と思っていました。
でも、友人の働く姿や話を聞いているうちに
『自分のやってきたことが経験となって強みになるんじゃないか』
と思えるようになったんです。
最高のタイミングで出会えた職場
そう思えた矢先に
近所に小規模認可保育園ができるとチラシが入っていました。
そこでは、資格がなくても給食料理員として働けると知りました。
友人の話の通り
「なんの資格もないけど、経験と好きで人の役に立てるかもしれない」
という感覚が生まれ、採用面接に行きました。
面接で聞かれたことは、調理員の経験があるかの他に
家庭での食事の様子や、料理は好きですか、など
調理員経験のない私でも心から答えられる内容ばかりでした。
そして、無事に採用され働き始めました。
作りたてを目の前で食べてもらえる幸せ
現在、0歳から3歳までの22人分の給食とおやつを
毎日作っています。
朝8時に出勤し、離乳食と幼児食を10時半までに仕上げます。
主食と主菜と副菜、スープとフルーツが定番です。
献立は、姉妹園の栄養士が栄養計算管理してくれているものを
使っています。
給食調理も家庭と同じで、最も大切なのは衛生管理です。
給食室では生の肉魚は使用しないので食中毒リスクは低いですが
それでも温度管理や食材の大きさ固さには気を使っています。
ただ、その全ては家族に作る食事と同じなんです。
私が毎日家族のためにやってきたことそのままが経験として
役に立っています。
子供が小さい時には離乳食を作ってきたし、4年前に夫が大病をして
食事制限があった時には療養食を作ってきました。
私にとって家族に食事を作ることは、呼吸をすることと同じくらい
自然で当たり前のことになっていました。
そんな中で保育園の子供達に給食を作っていると
やっとおしゃべりを始めた1歳さんが「おいしい」と一生懸命伝えて
くれたり、おしゃべりが上手な3歳さんに「おいしいにおいがする!」と
言ってもらえたり。
作ってすぐに目の前で食べてくれるので、子供の素直な感想が
表情を見ているだけで感じられる。
今日はどうかな?食べやすいかな?美味しいかな?と。
最近では、保護者の方から作り方やコツを聞かれたり
季節の行事食やおやつに取り組んだりと、ただ作るだけから
私自身が変わってきています。
これを機に、今は食育インストラクターの資格取得に向けて
勉強を始めました。
人の役に立つ、誰かの大切な一食を作ることができる。
おいしかった!ありがとう!の声が聞ける。
やりたかった仕事ができている私は本当に毎日ワクワクです。
これからの私の仕事
このまま2年間、調理の実地研修を続けて
調理師免許の学科受験資格を得て、調理師免許を取得したいです。
その後は、病気療養食を作った経験を生かし
嚥下障害の方のための嚥下食作りに挑戦したいと思っています。