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文学フリマで買った本①(文学フリマ東京36)

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久しぶりに買う側としてのみ参加した文学フリマ。ま〜〜〜〜大混雑だった。ウィンドウショッピングがほとんどできない。事前にカタログをガッツリ見て目星をつけておいて良かったと思いつつ少し寂しい。それでも、パッと見て気になるものは確かにあった。私の場合、事前にピックアップせず買った本は全てタイトルで気になって見本や詳細が書かれているものを読んで購入というパターンだった。
次回、自分が売る側で参加する時のとこを考えてしまった。今まで自分がやっていたような声かけ、チラシの手渡しは正直もうあまり効果が無いと感じた。次回はさらに会場が広がって参加できるサークル数が増える。今回以上に宣伝、インパクトが大事になるだろう。
…なんてことを考えながら歩き、自分の作ろうとしている本のタイトルでアイデアが浮かんだ。感情が追いつかなくてどうしてもうまく書けずにいたが、むくむくとやる気が出てきた。たぶんもう大丈夫。これだけでももう行って良かった。

前置きが長くなっちゃった。本題、買った本についての感想です。

ハードワーク(高石智一さん著)


開始6ページでワッハと大きな声を出して笑ってしまった。言葉から想像していたハードを大幅に超えるハード。ご本人の筆調にウケる。と思いながら読み進めていったらギクっとした。本人が笑ってほしがっているからと言ってそれはすなわち本人が大丈夫だという意味ではないのだ。私だって自分がネタにしている過去の影響で今も瞬間的に不安を感じることがあるじゃないか。もっと想像力をもって相手を思いやらなくてはいけない。でもおもしろかったです。

やさしいとなり(市川シメオンさん著)

父親が死んで、生きているってだけで良いという気持ちにも、死は救いだという気持ちにも、どちらにも共感できるようになった。この本は前者の気持ち。父親のように最期まで頭がしっかりしているのも怖いし、ボケて何も分からなくなるのも怖い。でも、この本を読んでボケてしまうことが少しだけ怖くなくなった。ボケたとしたら、色んなものがどんどん剥がれ落ちて最後に残る私はどんなだろう。自分でそれが分からないのがもどかしい。

とりあえずここまでです。いっぱい買ったからいっぱい書くぞ。

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