2020.11.05

夫の行ってきますで目が覚めた。引越ししてからベッドの上でお見送りしてたが玄関まで出て見送る。ていうかいつもより随分早いな。ベッドに戻って二度寝した。

目覚ましの音で起床。少しダラダラしてから洗面所に移動して顔を洗って使ったタオルが生乾き臭い。ブチ切れてバケツにお湯とオキシクリーンを入れてタオルたちをぶっ込んだ。そうこうしていたら着替えとか身支度だけで家を出なくちゃいけない時間になってしまった。仕方ない。外に出ると小学生が集合していた。登校班か。お見送りで近所の方らしきママさんもいたので挨拶しなくちゃと心構えしながら近付いたらちょうどすれ違うタイミングでサラッとこちらに背を向けるような形で子供たちにいってらっしゃいと声をかけていて顔を合わせられず、声を出せなかった。うう…ご近所……。

駅のパン屋さんで何か食べるかなと思っていたが着いてみたらそこまでの時間は無い。でも電車が来るのを待つには十分な時間がある。あっそうだと思いついて駅の売店でたまご蒸しパンを買ってホームの列に並びながら食べた。おいしかった。

出社。今日も暇。毎週定例で行なっている会議の資料について、毎週リーダーが更新するようメールを配信するのだが何度言ってもみんなやらない。今週はリーダーが休みだったので私から更新を促すメールを配信し、ついでに更新されてないところと担当者をメールに羅列してやった。我ながら性格が悪い。

昼は良く行くカフェへ。向かいながらものすごいズーンとした暗い気持ちを踵にくっつけて引きずってるような感覚になった。どうにも調子が悪い。カフェではボロネーゼを頼んだ。安定した味。近くのファミマでパソコンとかテーブルを拭ける除菌シートを探すが見つからない。数日前から探しているがどこにも無い。あのファミマオリジナルのシート、値段も手頃だしすごく良いんだよな。見つかると良いな。

午後、朝メール配信した定例会議。更新漏れしがちな部分について改めて何のための資料なのか説明し、忙しいのも面倒なのも分かるけどこういうのでちゃんと報告しなきゃその忙しさを誰も分かってくれないよ、と伝えた。口うるさいなぁ。お局だなぁ。あーやだやだ。

午後は来月以降始まりそうな大きな仕事の予定を考えた。スケールがデカすぎて途方に暮れる。乗り切れる気が全くしない。

帰り際、最近マンションを買った後輩からスタババさん年末調整やりました？と聞かれた。あー、まだだけどうちら住宅ローンの控除、年末調整でできないよ。初年度は確定申告行かないと。えっ知ってました？知ってましたよ。

だって残高証明書もまだ届いてないでしょ？と聞くと、ざんだかしょうめいしょ…？とオウム返ししていた。後輩家では旦那さんが色々調べてやってくれるらしい。でも自分でも調べて知ってないと…と言っていた。そうだな。がんばれ。今日も定時退勤。

夫に帰るよ連絡を入れたらすぐにおれもと返信があった。そしてzoom飲みするからパソコン貸して、とのこと。いいけどラグがすごいよと断りを入れた。インターネットの回線工事があと少しで来る。待ち遠しい。帰る時間が近いので駅で待ってる、と夫は続けた。

駅に着くと改札を抜ける夫が見えた。あら。同じ電車だったのか。すぐ近づいて合流。駅近辺でごはんにしちゃおうとうろうろしてトンカツ屋さんに入った。いつもヒレカツしか頼まないのでたまには違うもの頼んでみたいなでもヒレカツおいしいんだよなと長いこと迷ってミックス定食にした。夫は厚切りヒレカツにカキフライ。

どれもおいしかった。一口ヒレカツでもやっぱりヒレカツはおいしい。食べながら夫の会社の駄目な人の話を聞いた。夫がものすごい『無理』になっていた。かわいそうに。

食べ終わって家へ歩いて帰る。zoom飲みの相手は元同僚で、サシ飲みらしい。ほうほうそうかと話しながらスーパーに寄る。夫がビールを買った。

家に到着。出掛けにオキシ漬けしたタオルやその他を洗濯してトイレ掃除してから2階へ。とっくに飲み始めてると思ってた夫がソファでゴロゴロしていた。思わずあれっ？と声を出したら相手の体調が悪くて延期になったそうだ。なら仕方ないね。

夫は買ってきたビールを飲み、私は紅茶を飲んでゴロゴロ過ごした。引っ越して以来初のマイクロスコープを使った耳掃除をした。すっきりしたけど、スコープで見てこれは…！と大物の予感に震えつつ実際掻き出すと全然大したことなくてガッカリしてしまう。…という話を夫にしたら分かる、とめちゃくちゃ共感してもらえた。

そろそろ寝る…と夫が階下に降りていった。少しして私も移動。洗面所で歯磨きする。昨日から歯ブラシを変えて歯間ブラシも使うようになったのだが救急車呼んだ方がいいかなってくらい歯茎から血が出る。出した方が良いのは知ってるけど不安になる。とりあえず様子見だ。

歯磨きが終わり寝室に入った。夫はすやすや寝ていた。ベッドに入ると、夫が半分寝たまま私のお腹に手を置いてきた。すごくあったかい。あったかいなとうとうとし始め、寝づらかったらしい夫が体勢を直してお腹から手がなくなった数秒後に意識が途切れた。