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アトピーと薬を使っていた頃の背景。薬からの卒業②


桜全線を車で、追いかける旅が終わり、次の仕事の北海道のラベンダー畑へGO!このときも、まだステロイドのデルモベートを、お守りのように一緒に持っていってました。
北海道に旅立つ前に、広島の高校から通っていた沼田皮膚科に デルモベートを処方してもらいに行く。

そのとき、皮膚科の先生に 沖縄に3ヶ月間いたときは、デルモベートをほとんど使わなくて、お肌が、きれいでした!と、私はよろこびいっぱいにで 言いました。
すると、沼田皮膚科の先生は 頭をかしげていました。

私は、あれ??皮膚科の先生は、薬を使わなくて患者(私)の肌が良い状態だと、喜ぶものではないの??と
はじめて、その先生にむけて、疑問が湧きました。
私の目の前にいるこの人(おじさん)は、私が、薬を使わずに 肌の状態が良いのに、そのことに対して まったく喜んでいない!そのことが、衝撃Σ(-∀-;)でした。

薬を使わず改善すること=医者は喜ぶもの。

と 私は純粋にそう思っていました。
世間のお医者さんは、患者さんを治す処方をしていると、この時は まだまだ思い込んでいました。

今思えば、いかに考え方からして間違っていたことか。世間のお医者さんがいろんなことを治したくれるものだと 本気で思っていたのです。盲信です。

それからさきに、お医者さんの真実を知っていくのですが、純粋に現代医療を信じていた自分は、その思いが、ひっくりかえって 怒りと恨みに変わっていくほど、ステロイドを使い続けたことによる副作用で、体も心も精神もぼろぼろに崩壊していくのでした。

ラベンダー畑での仕事が、はじまり 中富良野での仕事期間は とっても至福の時でした。町全体がラベンダーの香りに包まれていて、香りの中、朝から 自転車で仕事場まで向かう。なんてしあわせなのでしょう。
北海道は、沖縄と違い乾燥しているせいか、薬をまた、毎日 お風呂上がりに、全身に塗るということをしていました。

寮に住んでいたので、他の女の子のお肌の綺麗さや、薬を塗らなくて良い体の人が、本当に!!羨ましかった。涙。

薬を塗らなくていいお肌の人はいいなぁ。

私の心の底からの声。

この声は、子供のときから ずっとずっと私の細胞からの心からの声でした。

羨ましかったです。

なんで自分のお肌は、こんなにも弱くて薬がないと生きられないのだろう。

根本的にアトピーを治す方法(食事や生活習慣や生活環境の見直し)を 教えてくれる人は 私の周りにはまだいませんでした。家族のなかでも、毎日 全身に塗り薬を、塗っているのは、私だけ。

子供のときは、薬を塗ることが当たり前になりすぎて疑問に思えませんが、思春期をすぎ、大人になり、薬を使うことへの疑問しか 湧きませんでした。

症状があれば、薬を使う。
ということが 常識として はびこっていたので、私に薬は ほんとうは体にとって毒であり、副作用に苦しむことになるという真実を、伝える人はおらず、薬や現代医学は 根本的に、治療するものではないということを 誰も知らなかったのです。

ラベンダー畑での仕事は快調で、お肌だけは、また薬依存にもどった状態。

そして、ラベンダー畑の仕事も期間満了のときが来て、ラベンダー畑の職場仲間から、突然山登りに誘われました。

しかも、超!本格的な登山。

私は人生で初めて 北海道で登山に目覚めます(☆∀☆)

私を登山に誘ったのは、がっちゃんという可愛い女の子で、がっちゃんは大学のときに、登山のサークルに、入っていた ガッツリ登山女子でした。

がっちゃんに、誘われ本格的な登山グッズをら旭川の町で、買い込んで、テントや、寝袋、登山用の衣服など、しっかり揃えました。
そして、人生初の登山でしたが、いきなりの一週間かけての山の縦走をすることに☆

北海道の中心の山 旭岳を麓から歩いて登る。13時間以上はかかったと思います。ロープウェイもある旭岳ですが、ロープウェイを使わずに、しかも一週間分の食料などを 詰め込んだバックパックを背負っての13時間ほど。
めっちゃ重たいバックパック。
この重さも人生初なのに、さらに人生初の登山縦走!

私といったら、なんて無謀に飛び込んでいくのでしょう。当時は20才なので、若い勢いってすごいですね。

旭岳の登山では、人生ではじめて、足が、もう一歩も前へ進まないという体力の限界の限界を 何度も感じました。
心の限界も精神の限界も越えていたと思います。

足が、動かなくなったとき、魂からの応援で、足さん もう少しだから、頑張って!と自分で自分の足を励ましては 一歩 前へ進む。進ませる。といった感じで、なんとか山頂までいき、山頂に着いても テント地まで行かなければ 山では 命取りになる。
テント地まで 気をぬかず、ケガのないよう安全に。
 
旭岳は、山頂から少し下山した位置にテント地がありました。
この山登りの経験が、のちの私の地獄のような脱ステロイドをしていくなかで、死にそうになる心と精神と体への、魂からの応援歌となります。
 
がんばれ私!
なんとか一歩前へ。
かならず、山頂にたどりつける。
それが人生だ!

登山中も デルモベートは一緒です。テントの中で 体に塗っていました。

いつ、お薬から卒業できるのやら。
このときは、まだ副作用をわかっていない時期です。

お薬から卒業したい!自然界が大好きなわたしの魂の旅はつづく。

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