未来のホテルスタッフのための活動体 "Staple People's CO-OP"を立ち上げました。
Stapleの渡邊です。本日は皆さまにお知らせがあります。
私たちStapleは、スタッフが所有・企画・経営・運営しながら未来を長期的に描けるホテルスタッフを創生する活動体『Staple People’s CO-OP』を立ち上げました。
今日は、この記事を読んでくれた方が少しでも、「ホテルで働く未来は明るいな」「これからのサービス業界が楽しみだな」と感じていただけたらとても嬉しいです。
1, はじめに
わたしは現在、Stapleの一員でありながら、日本橋兜町のHOTEL K5にて仲間と共にホテルと空間、そしてチームをつくっています。
わたし自身、ホテルが持つ、「人が人を魅了する可能性」の一ファンだからこそ、「現場でホテル運営に関わる人々が、“長期的に関わり続けたい”と思える業界をつくりたい」と感じていました。代表の岡より、「その想いを更にホテル業界全体で実現していくべきでは」と背中を押され、今回の挑戦が始まっています。
2, 業界の課題
まず、立ち上げの経緯と課題について、共有させてください。
課題 ⅰ, ホテルスタッフとして長期的なキャリアを描きにくい
わたし自身もホテルスタッフとしてホテルを3社、旅館を1社経験した中で感じていた課題の一つが、
・一つの拠点で働ける年数には限界がある
・成長が“オペレーターとして”に偏るため同業界内で転職を続けることが難しい
ということです。
「オペレーター業=低賃金&長時間労働」の概念が当たり前となっていることも去ることながら、これからの時代、モノからコトへ、所有から価値体験へ世の中が移り変わる状況下で、仲間たちが別業界へ転職し、次世代がホテル運営業を選択しない現状に危機感を感じています。
ホテルスタッフとして均質的・同質的なサービスをするのではなく、一人一人が得意なスキルを活かし多様な選択肢の中で活躍することが必要だと感じています。
課題 ⅱ, 所有-経営-運営者の分離
ホテルサービススタッフとして最前線で働いていた10年前、「どのリーダー(所有者、経営者、支配人、部門マネージャー etc…)に共感してこの会社に属していいのか分からない」という葛藤がありました。
大きい組織であればあるほど、目の前のゲストに喜んでもらうことに全力で、先にある会社のビジョンに目を向けることは難しかったと感じています。
ですが、長期的な会社のビジョンや組織について学び関わることが、ホテルスタッフひとりひとりの会社へのコミットメントとなり、自発的にその場所について語り自己の存在意義を見出すことに繋がると思っています。
だからこそ、役割の分離から共同運営組合として経営に関わることができる運営組織と環境をつくりたいと考えています。
3, 挑戦していきたいこと
CO-OP(コープ)とは、“Co-operative(コーポラティブ)”の略で、生活協同組合を指す呼称です。
Staple People's CO-OPに関わる全員が、共にホテル業界の未来について考え共に経営していく、共同企画・経営体を目指します。
CO-OPという名の通り「経営に参画したい、共にホテル運営の未来をつくっていきたい!」と想いを共にしてくれる従業員(複数年勤務)は、経営への参加や子会社株の分配、持ち株に応じた利益配当を行っていくことで共に会社経営をしていくことに挑戦します。
また、開発、企画、運営の各役割を明確に区切らず、各分野の専門性は磨き活かす組織体制を構築し、働くスタッフ個人の市場価値を高められる仕組みをつくっていくことや、一つの場所に留まるのではなく、自社が所有する施設のエリアで自由に働ける環境を整えることで、「ホテルで働く」ことの概念を変えていきたいです。
4, これから
新規ホテルプロジェクト続々始まります
日本をまたがり、様々な魅力的な土地土地で、ホテルの運営企画、開発、運営を行うプロジェクトが進んでいます。
開業からプロジェクトに参画するのではなく、開発段階からホテル作りに携わり、そのホテルに関わる意義を明確に見いだしてから運営部隊設計を行います。そんなStaple People's CO-OPと共に、まだ見ぬ世界を共に築いてくれる仲間を募集します。
仲間を募集中です
【募集ポジション】
運営統括(エリア)マネージャー
施設ホテルマネージャー
開業準備室マネージャー
ホテルセールス・マーケティング
わたしが関わったら面白いと思う!という自負のある方🙋♀️🙋♂️
【必須条件】
・ 未来のホテル業界のために共に戦える人
・ ゼロイチどんとこいの人
・ 冒険心&開拓心を持って共に未来をつくる意欲のある人
・ 我こそは柔軟、誠実、素直性を持ち合わせていると自負できる人
・ 働くことも、遊ぶことも、全力で楽しめるオフェンシブパーソン
詳しい内容や問い合わせはTalentioのOpen Talk枠までどうぞ。お問い合わせでも、応募でも、質問でもラブコールでも。お待ちしております。
5, さいごに
これからの未来に必要なホテルとは、利益ではなく価値追求を、ブームではなくムーブメントをつくっていけるチームが存在するホテルだと信じています。
そんな新しい時代に挑戦していくことを、応援してもらえたら嬉しいです。
長文を読んでいただきありがとうございました。
これからのStapleのまちづくりと、そして共にあるStaple People's CO-OPの活動、ぜひ引き続き応援よろしくお願いします!
Written by Kanako Watanabe