アラサー女 アドレスホッピング体験記
そういえば会社やめて都内の賃貸解約したあと実家にいたんですけど…
母娘共に依存気味なアタシ、「このまま実家いたらヤヴァイ」と思い昨年冬から半年、ホテルとシェアハウスのサブスクで住居を転々としながら生てました
ワーケーションとか多拠点生活に以前から興味があったんだけど、固定の家を持たないのはアドレスホッパーというらしい
アドレスホッパーとは、定住する特定の家を持たずにさまざまな場所を転々としながら生活する新しい暮らし方をあらわす言葉です。 「アドレス（住所）をホッピング（転々とする）」という意味で、アドレスホッパーと呼ばれるようになりました。
なんでもすぐにカタカナで名前つけやがって…
要は金のあるホームレスなので賛否両論あるらしいが、せっかくなのでやってみた感想残しておこうかなと思います。
家も職も手放してまいシンプルに社会不適合者なんですが、実家帰れば？とかなんで実家は嫌なんですか？など聞いてはいけません。
無職とはそういうものなんです
🏃♀️🏃♀️🏃♀️
訪れた地や思い出
都内近郊を中心に合計10ヶ所巡った。無職のくせに生活水準を下げられないので個室の安宿を血眼で探したりシェアハウスのサブスク「ADDress」使ったり
普通にめっちゃお金かかって泣いちゃったな！
1. 南千住のゲストハウス
年末年始過ごした。ゲストハウスというところに初めて泊まったかもしれない。
水回り共有だけど安くて、キッチン完備で自炊可能なため長期滞在と外人さんも多く、初対面のｱﾀｼにもお菓子をお裾分けしてくれてほっこり
周りには何もなかった。ホステル内の共有スペースも席が限られてるのでワーケーションはできなそう
2. 浅草の昭和宿
こちらも水回り共有の個室で1週間弱で1万ちょい、安。
昭和レトロ漂う館内、宿のまわりに結界張ってる？ってくらい静寂だったので部屋で瞑想した
あと立地が良い。平日の浅草は人が少なくて散歩に最適だし開放的なカフェが好きすぎる私としては、雷門横のスタバかなり良い
宿近くにあったカードショップ、和紙を使ったハンドメイドがかわいかったので母の誕生日に１つ購入。
店主さんに「どこから来たの？」と聞かれ、神奈川と答えたら笑われた。
もっと遠くから来たのかと思った〜って。平和
ここからアドレスというシェアハウスのサブスクを使って都内近郊を転々とした。４.４万で全てこみこみなの良〜！と思ったけどサービス上1週間が連続宿泊MAXなのでかなりバタバタだった
3. 世田谷の高級住宅街
二子玉から歩けない距離にあり、出かけるのは大変だったけどさすが高級住宅街。静かでよく眠れました
穏やかで優しそうなおばさまとご一緒になったんだけど、彼女は住民票をここに置いており（そういうこともできるらしい）実家はないらしい。自分の住居完全に手放すのすげ〜
自分の母親が施設に入ってから文句ばかり言っているのをみて「他人と生活したことがない」ことに危機感を感じたと言っていた(気がする)
みんな色々あるね
4. 武蔵新城のマンション
次に訪れたのは２部屋あるマンションの１室。
はじめて聞く地名に、武蔵小杉の二番煎じ？とか失礼なこと思ってたけど、小さな川がせせらぎ鴨が浮かんでたので良い街だと思いました。
「タルトドットコーヒー」というカフェが居心地よく何度か通わせていただいた。タルトは一度も食べてないけど
隣部屋にいた女性が同じ年で地元が近く部活も同じだったので盛り上がり、なぜか電話途中だった彼氏にご挨拶した
彼氏とは最近出会ったらしく、10年連れ添った旦那と離婚したあとすぐに渋谷でナンパされて付き合ったと言っていて笑った
しかも元旦那がなぜか自分の店で盗みを働き会社から脅されたり、彼女は彼女で親友の紹介で精神科医のじいさんの脱糞を掃除するバイトをしていたり（なんだそれ）、なぜかその親友に経費横領で訴えられそうになったりしてかなりウケました、登場人物みんな狂ってんな！？？？
5. 藤沢の駅近住宅
少し都心から離れたくなり海の方へ。
程よく便利で程よく田舎感があり家族連れが住みやすそうだった
散策はあまりしなかったけどここで訪れた湘南のスタバが過去一良くて軽率にこの街を気に入りました（駅からはかなり遠い）
数日目の夜、家主さんたちと1度夕飯ご一緒したのだけど、みんなweb、IT系だったので仕事あるあるで盛り上がりました。「公開直前で修正指示をしてくるクライアントを葬り去りたい」などという愚痴で…それでも働くあんたら偉い〜！
6. 茅ヶ崎のリノベ一軒家
さらに海が近く空が広い、開放的な雰囲気がよくて、個人的、老後に住みたい街ランキングトップに浮上。
砂浜をお散歩したり夕日を眺めたりスローライフ擬似体験して安易に「住みたい」となった。南国風なお店や住宅がみんな可愛くてオシャレで羨ましい
ここの家主で子持ちバツイチのお姉さま、すごくフレンドリーで優しくて暖かく、オーブンで焼いた夏野菜をお裾分けしてくれて自分を大事にしてあげて〜と言われて少し泣いた…人生相談していい？
7. 大塚のマンション
所用で一旦東京に。
ガールズバーの女の子が大量に立ち、精力剤をバカでかい看板で宣伝してる店の隣にお洒落カフェが健在していてカオスな街だった。
8. 池上の住宅街
程よく下町でこ綺麗だった。駅直結の図書館が便利で非常に過ごしやすかったです、穏やかで優しい雰囲気は女子会できる男友達みたいな安心感(？)
くず餅が有名で至る所に葛餅の店があり、モチモチに目が無い私は滞在中に2回も食べてしまった、危険だ…
9. 千葉の海街
何もないところにいきたくなり都心から電車で3時間、千葉のど田舎「御宿」に向かった。
本当に海以外、駅と滞在した家の周りに何もなくて、広い部屋に寝転がってぼーっとしたり海辺で貝殻を拾ってポッケに入れて持ち帰ったり虚無なったりした
ここでは途中でやってきた元レコード売りお兄さんと話しました。10年くらい海外を転々としてその間定住したことないらしくそんな人おるんや！と元気が出た反面、世捨て人みたいな気分になり普通の生活に戻れなくなりそうでちょっと怖くなった。
あと鬱のエンジニアさんが刺身分けてくれた、ありがとね。
10. 日本橋のホテル
アドレス生活に限界を感じエスペリアイン日本橋のホテルを予約。近くのシングルオーハマチョーというカフェめちゃくちゃ良かったです。
オシャレな店内とキャロットケーキが美味すぎて3日連続通った、店員さんが気さくに話しかけてくれて好
おまけ
・ザ ブロッサム日比谷
知人が仕事で泊まってたのでお呼ばれした。とても良かったけど高…でも綺麗
・フレイザースイート赤坂東京（閉館）
先輩が仕事で泊まってたのでお邪魔しました。港区女子っぽいwwwwとゲラゲラ笑いながらワインとつまみを頬張った。調べたら閉館してた
かんそう
実家出たいけど安く済ませたいと思って始めたサブスク、移動とかカフェ代で思ったよりお金がかかり長期滞在もできないので体力ゴミの私には向いてませんでした
あと無職でアドレスホッピングすると人と会話する際、基本情報が何も答えられずウケた
どこに住んでるの？仕事何してるの？
転々としてて〜フリーランスで〜
え？なにそれどういうこと？
ま〜なんかいま家も仕事もフラフラしてます〜（説明むず…）うふふ〜
おわり。みたいな。
社会に自分の椅子がなくても一切不安にならない精神が身につきそう、どんな風に生きても社会不適合でも人に迷惑かけず、生きていけさえすればいいだろと思いました
こちらからは以上です
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