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ビール屋さんが教えるお酒にぴったりなおつまみレシピ #おうちで晩酌

飲み屋さんのサーバーから出てくるビールが恋しい毎日ですが、お気に入りのビールをお取り寄せして家でしっぽり飲み比べ、というのもまた楽しい飲み方ですよね。

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こんにちは!大阪、心斎橋にあるクラフトビアバー、スタンドうみねこの料理担当(もうおなじみ大酒飲みの)あみです。
スタンドうみねこは、国内のクラフトビールを取り扱っておりますが、私も初めて飲むビールばかりで勉強の毎日でございます。ボトルビールを出されているブルワリーさんもたくさんいらっしゃいますので、おうちでもクラフトビールを楽しむことができますね。んーお取り寄せしたいです!

私はもともとイタリア料理のお店で働いていたのですが25歳の時、料理の勉強のためイタリアに1年住んでいました(お察しの通り当時すでに大酒飲み)。みなさまイタリアのお酒といえば何を思い浮かべますか?やっぱりワインでしょうか?またはリモンチェッロやアペロールなどのリキュールでしょうか。実はイタリアにもビールがたくさんあって、モレッティ、ナストロアズーロペローニ、メッシーナ…。などなど所謂日本で言うところの、アサヒ、キリン、サッポロ、など大手の会社があるのです。
中でもモレッティビールにはたくさんの種類があって、ホワイト系やIPA、またその土地に合わせたフレーバーもありましたね。私が住んでいたトスカーナ州のフレーバーは栗や乾燥ハーブ、松葉の香りがプラスされているそうです。こちらの写真は実際私が住んでいたトスカーナ州ペッチョリという町です。坂道が多くて酒飲みには少し厳しい町ですね。

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イタリア話はここら辺にして、イタリアでも食べられているおつまみを今回はご紹介いたします。さてさて、今回の #うみねこレシピ は一体何なのでしょう?見た目のヒントは宝石みたいにきれいということですね。作り終わって見ているだけでもテンション上がります。

健康志向なおつまみ

さてきになる今回の #うみねこレシピ は…彩り野菜のピクルスです!ピクルスは所謂西洋のお漬物ですね。日本で言うところのラッキョウや紅生姜の立ち位置でしょうか。そのまま食べるのはもちろん、ハンバーガーに挟まっていたり、タルタルソースに刻んで入れられたり、使われる幅が広いお料理ですね。世界各国で食べられているピクルスですが、イギリスではゆで卵のピクルスなんかもあって何をつけてもいい、ピクルスには無限の可能性を感じます。

そしてそして健康にも一役買う一品なのです。ピクルスにはアラニン、ロイシンなどのアミノ酸が含まれています。そのアミノ酸には血液をサラサラにする効果、アルコール分解を早め、二日酔いを防止する効果、さらには体内の老廃物を取り除き新陳代謝を高めてくれるダイエット効果まであるのです!たくさん食べても罪悪感かなり少なめなおつまみですね。罪悪感少なめでお酒をスルスル飲ませてくれるおつまみがこの世には存在したんですね。よくお母さんにピクルス食べや!と言われてたのはこういうことだったのか…と今ではものすごく理解しております。お母さんありがとう。

今回のレシピの所要時間

ピクルスが我々の人体に与えてくれるものを理解したところできになる所要時間は調理時間20分+漬け込む時間1日です。しかも嬉しいのが食材はすべてスーパーで揃うものです。スパイスやハーブも使用するのですが、スーパーのスパイスのコーナーに置いているものばかりです。普段見ないコーナーをじっくり観察してみるのも楽しいですね。

動画で予習

さて!どうやって作るのでしょう?
短く簡単に動画で解説しておりますので、ぜひご覧ください。調理しながらでも見やすい動画になっています!

https://youtu.be/-5CdoBV1wUA

調理中の写真です。
液を作るのにたくさんのものが入っていますね。だから#うみねこレシピ のピクルス液は食べやすいけど、一言では言い表せない味なのですね。でもご安心ください、分量さえ見ていただけたらみなさまも簡単に作ることができますよ。

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瓶に入れるとインテリアにしたいカラフルさですね…!

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お店のお話

詳しい分量の前にお店のおはなしです。

【スタンドうみねこ】
2018年8月に大阪心斎橋で、大阪・西成のブルワリーDerailleur Brew Worksの直営店としてオープンしました。
Derailleur Brew Worksのクラフトビールをはじめ、国内のマイクロブルワリーのみ取り扱っております。
店内は4坪ながら10タップのドラフトビールを取り揃えており、国内外のお客様は一度乾杯すればもう仲良し、連日来てくださるお客様も多くいらっしゃいます。

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542-0085 
大阪市中央区心斎橋筋2-2-11 小川心斎橋ビル1階
080-8157-9017


【スタンドうみねこはなれ】
隣のビルの3階には20タップのドラフトビールとボトルビールを取り扱う姉妹店「スタンドうみねこはなれ」も週末の隠れ家として営業しております。はなれはお料理も充実しております。
そしてそして2020年6月には京都・河原町で「スタンドうみねこ コト」がオープン予定です!

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542-0085 大阪市 
心斎橋筋2-2-10 新日本三ツ寺ビル3階
06-6575-7939


詳しい情報はSNSで発信しております。
スタンドうみねこ
https://www.instagram.com/stand_umineko/?hl=ja
スタンドうみねこはなれ
https://www.instagram.com/beersnack.umineko/

落ち着きましたらみなさまとお会いできるのを楽しみにしております!



分量はこちらからどうぞ!

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【材料】
きゅうり     …1本
スナップエンドウ …8本
ミョウガ     …3個
レンコン     …1/4本
にんじん     …1/3本
ヤングコーン   …4本

【ピクルス液】    
お酢       …2カップ
白ワイン     …1カップ
水        …3/4カップ
砂糖       …80g
塩        …小さじ2
にんにく     …1片
赤唐辛子     …2本
ローリエ     …2枚
ブラックペッパー(ホール) …小さじ1
ピンクペッパー (ホール) …小さじ1

作り方

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①使う野菜はすべて水で洗います。ちなみにお野菜は上記のもの以外にもお好きなものをつけてみてくださいね。セロリ、カリフラワー、パプリカ、プチトマト、ズッキーニなどオススメです!え!ズッキーニもいけるの?となりますがよく染みて美味しいんですよ。一方さつまいもやかぼちゃなどは向いていないかもしれません。選ぶポイントとしては、彩りのよさを意識してみてください。同じ色がたくさんかぶってしまうよりも、カラフルな方がもちろん綺麗に仕上がります。

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②ピクルス液を作ります。鍋にお酢、白ワイン、水、砂糖、塩、ピンクペッパー、ブラックペッパー、赤唐辛子を入れ、火にかけます。砂糖、塩がしっかり溶けるまでスプーンなどでくるくるかき混ぜましょう。一煮立ちしなくても、砂糖、塩がしっかり溶けたら火を止めてオッケーです。ちなみに甘酸っぱいピクルスがお好きな方は砂糖の分量を増やしてみたりあまり甘過ぎるのは…という方は減らしてみたり、慣れてきたら調節していただいて大丈夫です。

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③ピクルス液を火からおろし、冷まします。その間に使う野菜を切っていきましょう。レンコンは5ミリ幅のスライスに、にんじんは短冊切りに、きゅうりはヘタを取りピーラーで縦に3本を剥き輪切りに、ミョウガは縦半分に、スナップエンドウは筋を取り除きます。ヤングコーンは切らずにそのままの方が盛り付けの時豪快で綺麗に見えますよ。レンコンとヤングコーンは沸騰したお湯でさっと茹で、冷ましておきます。

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④タッパーや瓶などの保存容器に野菜を移し、冷めたピクルス液を流し込みます。ここに、スライスしたにんにくも一緒に入れ、まる1日漬け込んだら完成です!作ったら明日までのお楽しみですね。彩り綺麗なピクルス、愛着が湧いて枕元において待ちたいところですが、しっかり冷蔵庫に入れて待ちましょう。

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⑤盛り付けのポイントですが、透明のガラス皿に盛るのがオススメです!一気に本格的になり、お店で出てくるおつまみを食べている気持ちになってテンションが上がりますね。個人的には野菜を食べ終わった後、お皿に溜まったピクルス液も飲み干すのが大好きです。いい感じに酔っ払っている時に流し込むと体に染み渡ります…。こちらも気になったらお試しください。


みなさんいかがでしたでしょうか?ピクルス液、手がかかるかと思いきや以外と簡単ですよね。これから夏に向けて暑くなりますが、冷えていて夏にもぴったりなおつまみです。真夏にも嬉しい、そして体にも嬉しいおつまみのご紹介でした。

ちなみに個人的にはフルーツのピクルスも大好きです。スーパーであらかじめカットされているフルーツのパックを、(フルーツピクルスの場合は砂糖を若干多めにした方が美味しいと思います)ピクルス液に漬けるだけです。ピクルスの場合、そのまま食べてももちろんよしですが、フルーツピクルスソーダもオススメです!氷を入れたグラスに1/3の量のピクルス液とフルーツを入れ、炭酸水で割るだけなのですが、甘酸っぱくて美味しいし、見た目もステンドグラスみたいで綺麗です。こちらのドリンクもこれからの季節にぴったりですね。

ということでピクルス、一度作れば無限にいろんなバリエーションが作れて楽しいです。私もまだまだ漬けてみたい食材がたくさんです。早くビールと一緒に食べたいです!

最後までお読みいただきありがとうございました。さてさて次回の #うみねこレシピ は、花椒出汁のお茄子の揚げ浸しです!お楽しみに!



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