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前職の激務で身についたド根性をゲーム制作に生かしたくて|クリエイターインタビュー #003 【ゲームエンジニア】

今回は広報担当の永田と古藤がエンジニアの今泉さんにインタビューをしてきました。

今泉さん エンジニア
30年続く自転車屋さんの三男として生まれる。CM関係のスタジオで働いていたある日、ゲームがとても好きなことに気づき専門学校に入学。プログラムを学ぶ。学生時代は90人もいる巨大軽音部の部長でDeepPurple、NIRVANA、oasisなどの洋楽カバーなどをしていた。

STANDクリエイター
クリエイターが強みを発揮して「自分らしく」活躍し続けるためのキャリア開発・就労機会を提供しています。ゲームクリエイターは得られる経験の幅が狭く、キャリア設計を相談する場の少なさなど、働き続けるために多くの事を考えなくてはいけない現実があります。STANDでは、正社員として雇用し報酬を保証されながら、コンソール、ソーシャル、web、XR等の豊富なジャンルの選択肢の中から、クリエイター本人の志向に合った案件を自分で選択し、スキル開発に挑戦できる機会を提供しています。

写真スタジオ勤務から、4年生の専門学校へ

ー元々はゲーム業界を目指していた訳ではないんですね。

今泉:はい、写真系に行こうと思っていて、スタジオで働いていました。写真といっても、ほとんどはCMの制作会社が利用する貸しスタジオです。そこで色々雑務をしていて、有名人もたくさん見ました(笑)。キムタクAKB48で神7がいた頃です。

永田:一番テンションが上がった人は誰でした?

今泉:昔トヨタのCMでドラえもん役をやってた時に見たジャン・レノです。普通の撮影の場合は、スタジオ内にある控室を利用するんですけど、ジャン・レノは専用のキャンピングカーが駐車場に用意されてました。

写真はイメージです。

永田:ハリウッドスタイル!でもミーハー心だけじゃ続かないんですね。

今泉:そうですね。昼も夜もない仕事だったので、朝の2時に現場が始まるとか、朝のって深夜2時じゃん!みたいな。あとはお留守番担当で最大待機時間14時間というのがありました。そんな中でも「もうどうせ寝る時間ないしゲームやるか」といった感じで寝ないでそのまま次の仕事へ行ったりしていました。そんな生活が続いて、こんなにゲームが好きならゲームの仕事をやって辛い思いをする方がマシかなと思って、専門学校のHAL東京の4年制に入学してプログラムを1から学びました。

永田:それで今の業界に入ったんですね。

今泉:はい、遅めの新卒としてプログラマーで飛び込んだんですが、プログラマーリーダーを任されたり、その次はプランナーをやったり、その後もディレクターをお願いされたりしてきましたが、ほとんどはサービスが終了することが決定してから依頼されたものでした。でも僕は任されることは良いことだと捉えて、頑張ってサービス終了まで見届けました。

永田:サービス終了見届け人。

ーその時のモチベーション維持はどうされていましたか。なんかもう会社行きたくないとかならなかったですか。

今泉:気持ちは上がらなかったけど、下げてもしょうがないし。日々を努めていくみたいな。弱音を吐いても今の状況は変わらないし、だったらとりあえず最後までやろうと。

古藤:根性ありますね。

今泉:よく言われます。

永田:この根性が身に付いたのは、写真スタジオ時代のおかげですかね?

今泉:それはありますね。

ープランナーやディレクターを経験して、やはりプログラマーをやろうと思われたのは何故でしょうか?

今泉:プランナーにはまだ経験不足だと思っています。プランナーは知識や経験が物を言う職種なので、まずはプログラマーとしての経験を積んでいきたいなと。

ー現在の参画プロジェクトはどんな感じですか?

今泉:今の現場はHALの時の同期がデザイナーで一緒のプロジェクトなんです。ゲーム業界は狭いですね(笑)。

ーそれは楽しいですね。今泉さんの仕事のコツってありますか?

今泉:途中からプロジェクトに入ることが多かったので、今あるものをどううまく使っていくかを考えることだと思います。僕の実家は自転車屋なのですが、自転車は決まったパーツでしか作れないんですよね。あるものでどれだけいいものを組み立てるか。親の仕事を見ていたら、お客さんが壊れた自転車を持ってきても、お金がかからないように直してしまうんです。他の自転車の修理で取ってきたジャンクのものをうまく利用して、動くようにしたり、修理に来たお客さんに「うちより他のお店への行った方がいいよ」と言ったりして安く済むようにしてあげていました。そういうの見ていて、今あるものでどうにかできないのかなっていう思考になって仕事に生かされているのだと思います。

古藤:それが当たり前みたいな環境だったんですね。素敵です。

▼今泉さんのご実家の自転車屋さん


STANDクリエイターについて

ーSTANDクリエイターとして働いてみてオススメなところはありますか。

今泉:いろんな現場に行けてそれぞれの長所短所が見られるので、自分の知識が増える機会が多いことです。あとは関わる人も多くなるので、自分自身の人間味が増していく感じがしています。

ー将来はどうなりたいですか?

今泉:プロジェクトマネージャーになりたいと思っています。理由としては、昔リーダーを任された時の成功体験もあるし、人と会話するのが好きなんです。くだらない話とかも含めて(笑)。自分の特性を生かしてプロジェクトマネージャーとして人を動かす仕事を目指しています。

ーゲーム業界に入る前から、プログラマーからプロジェクトマネージャーへという将来の設計が出来ていたんですね。

今泉:そうですね。

ー現在の職種に関係なく、プロジェクトマネージャーにチャレンジしたいというのを踏まえて、会社が次の参画プロジェクトやキャリアの提案をサポートしてくれているということでしょうか。

今泉:そうですね。キャリアのために担当の方が相談に乗ってくれて「次の現場はもう少しネームのあるライセンスのゲームに携わっていければ、キャリアに繋がるからやろう」とか、そういう具体的なアドバイスをしてくれるので、迷っている人には安心して入ってもらえると思います。

ーキャリア止めて他の会社に転職してわざわざ役職につくということをしなくても、お給料もらえて職場チェンジのタイミングを待てるからいいですよね。

今泉:挑戦させてくれるし、探してもらえるのはすごく助かっています。

永田:自分で探すのは大変ですもんね。

強メンタル・強運

自転車がお好きということでお、昔自転車で山登りに行った際に、7mくらいの崖から落ちて、タイヤがチップスターみたいな形に歪んだけど体は大丈夫でしたー!という、メンタルも運も強いクリエイターの今泉さんでした。
1人ではわからないこと、挑戦したいけどどうしたらいいかわからないことも、キャリアプランを一緒に考えてくれる環境があるのがSTANDです。

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