出会いがないという人の生き方

神出鬼没（しんしゅつきぼつ）
→ どこでも自由自在に出没するたとえ。

ノリの良さとフットワークの軽さは社会人になってから重視してきたことの1つだ。

いわゆる、ノリの良さという置き換えができるのだが、これができない人が案外多い。

結論から言うと、参加の可否を問われて、間髪入れずに行くという回答ができない人はチャンスを逃すタイプの人だ。

もちろん、世の中には高みを目指したいと思っている人ばかりではないことは理解している。

だから、ここから先は少しでも高みを目指したいと思っている人にだけ向けて書こうと思う。

出会いがないという人への違和感

彼氏や彼女をつくりたいのに、彼氏や彼女がいないという人の理由は様々あるだろう。

例えば、自分磨きやキャリアを追求しているとか、過去の恋愛のトラウマがあるとか、自分に自信がないといったあたりが挙げられるだろう。

ただ、圧倒的に多い理由が、出会いがないというものだ。

そして、私はこの出会いがないということに違和感を覚えるのである。

それはなにも彼氏や彼女をつくりたいのにできないという状況だけでなく、あらゆる機会は出会いから始まる。

そんな出会いは、待っている状態で巡り合わせるはずがないのである。

なにが言いたいのかというと、行動しなければ出会いなどあるはずがないのである。

それから、なぜ行動しないのかといえば、その答えも出ている。

それは、そこまで思い入れがないからだ。

つまり、絶対にやり遂げようという強い気持ちがないから行動をしないわけで、なんとしてでも手に入れようと思えば、必ず人は動くのである。

出会いがないという人の生き方

くり返すが、このブログは少しでも高みを目指したいと思っている人に向けて書いている。

なので、そうではない人には理解されにくかもしれないが、出会いがないという人の生き方は消極的だ。

それが悪いとは言わないが、そういった生き方をするのであれば、それを徹底すべきだと思っている。

自分が選んだ方向で納得がいかないのであれば、その生き方を変えるという行動を起こさなければ変化など起きるはずもないのだ。

そして、そういう覚悟もない人は、高みを目指そうとしている人を否定する資格もないと断言しよう。

少々攻撃的な言葉を使っているように受け止められるかもしれないが、そういう人に限って、高みを目指そうとしている人を無駄に引きずり降ろそうとする傾向がある。

ただ、そんな出会いがないと堂々と主張している人が別の道を歩もうとする瞬間がある。

高みを目指したくなる瞬間

生きていれば、何度か大きな節目を迎えるだろう。

それは新しい出会い、別れ、喪失、成功、失敗、あるいは新たな興味や目標の発見など様々だ。

人間は変化のない日々を過ごすよりも、変化に富んだ日々を送るほうが豊かな経験を積むことができる生き物だ。

その変化の中で、高みを目指していなかった人が、なにか新しいものを目指す瞬間がある。

この変化は、本人が自分自身に問いかけることから生じることが多い。

本当に今のままで満足しているのか、これがかつて描いた自分の理想の人生なのかといった感情が起きた瞬間、人は自分の内側に眠っていた未来への欲望を覚醒させる。

そんな瞬間が生涯生まれることがない人もいるのも事実だが、どこかでそんな感情を抱くことがある人の方が多いと思っている。

人間の欲求は、生存、安全、所属、自己尊重、自己実現という5つの段階に分けることができると心理学者のマズローは語っている。

生存の欲求が満たされていなければ、安全の欲求を求めることは難しい。

このように、人間の欲求は段階的に昇華していく。

一度は高みを目指すことを考えていなかった人が、ある時期からそれを強く望むようになることも十分にあり得るということだ。

そして、自己実現の欲求が高まってきたときに現れるのである。

自分自身の能力を最大限に発揮したいと思う欲求、人間の可能性を追求したいと考える欲求。

これこそが高みを目指す動機となり、それまで安定を求めていた人々が新たな挑戦を開始する理由となる。

そして、その感情が生まれたときに大切にしてもらいたいことがノリの良さである。

ノリの良さがあらゆる出会いを生む

ノリの良さ、フットワークの軽さ、これが人生を豊かにする主要な要素であることは間違いないと主張させてもらう。

新たなチャンスを手繰り寄せるのは、その場の流れに乗るという能力だ。

人生は予想できないことが多い。

その不確実性を怖がる人もいる。

ただし、その不確実性こそが新たなチャンスをもたらす土壌だということを忘れてはいけない。

そして、同じ空間にいるだけでも出会いは生まれるということも重要な要素だ。

なにかを始めるときに、必ずしも自分が始める必要はない。

その空間にいる人が始めたことをサポートする立場でもノリの良さはあらゆるものを巻き込むことができる。

つまり、ノリが良ければそれだけでなく、出会いからなにかを引き出すことも可能になるというわけだ。

それは新たな友情かもしれないし、恋愛かもしれない。

ビジネスのアイデアかもしれないし、自己啓発の機会かもしれない。

なにが生まれるかは出会った瞬間にはわからない。

けれども、それが人生の醍醐味なのだ。

それでは、ノリの良さとはなにか。

一見すると、その場の雰囲気に流されやすい人と見えるかもしれない。

ただ、言語化するとすれば、本質的には自分の感情を素直に表現することができ、人々や状況に対してオープンである人の特性のことだ。

ノリの良さがあれば、その場所で起きることを恐れずに、新たな出会いを楽しむことができるのである。

また、フットワークの軽さとはなにか。

こちらも言語化すると、それは自分自身の心地よさを求めることなく、新たな場所や状況に対して柔軟に対応する能力のことだ。

フットワークの軽さがあれば、新たな出会いを生むための多くの機会に対応することができるのである。

人生を豊かにする出会い

人は社会的な存在であり、出会いを通じて人生を豊かにする。

新たな人々と出会うことで、自分自身をより深く理解する機会が増え、新たな視点や意見を持つことができる。

出会いは学びの源であり、人としての成長を促す。

新たな人々との関係性を築くことで、自分自身を挑戦させ、変化させ、成長させることができる。

人間は本質的に社会的な生き物で、他者との関係性を通じて自己を理解し、人生を豊かにしていく。

新たな出会いを通じてこそ、自分自身がどのように他者から見られているかを理解することができる場合もあるだろう。

また、他者との関係を通じて、自分自身の価値観や信念を確認し、再評価することも可能になる。

さらに、新たな出会いを通じて、自分が持っていなかった視点や情報を得ることができる。

これにより、自分の人生をより深く理解することができ、より良い人生を送るための新たな手段を見つけることができるのである。

まとめ

出会いは人生にとっての重要な要素であり、新たな可能性を秘めている。

それは自己成長のための機会を提供し、人生をより豊かで充実したものにする。

出会いがないと嘆く人たちは、自身の行動や心構えを見直すことで、新たなチャンスを引き寄せることができる。

ノリの良さ、フットワークの軽さは人生の豊かさを生む主要な要素であり、それらがあれば出会いは必ず生まれる。

出会いがないと嘆く人は、自分自身に問いかけ、自分自身の行動を見直すことで、新たな出会いを創出できるはずだ。

自分自身の生き方に責任を持つこと、自分自身の未来を切り拓くことが求められる。

出会いがないと嘆く人たちは、自分自身の人生に、もっとも価値あるリソースである時間を投資するべきだ。

それが行動であり、それが人生を豊かにする出会いを引き寄せる鍵なのだ。

大切なことだと思っているので、くり返しておく。

出会いがないという人々は、自分自身の行動や思考パターンを見直すべきだ。

新たな可能性を追求することで、新たな出会いを引き寄せることができる。

ノリの良さやフットワークの軽さを持つことは、新たな出会いを増やし、人生を豊かにするための重要な要素だ。

人は社会的な生き物であり、新たな出会いを通じて自己を理解し、人生を豊かにする。

つまり、出会いがないと感じている人々は自分自身の行動を見直すことで、新たな可能性が生まれる可能性が高い。

その結果、人生はより豊かで充実したものになると断言する。

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植田 振一郎 Twitter