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会話が面白い人と面白くない人の差

饒舌多弁(じょうぜつたべん)
→ よく喋ること、口数が多いこと、おしゃべりのこと。

私、植田 振一郎は、stak, Inc. のCEOという立場もあって、人前で話すことが多い。

それから、様々なカテゴリの人たちと出会うことも多い。

一般的な人よりも会話をする機会や出会いも多い結果、必然的にトーク力は磨かれる。

反面、会話が面白くない人も少し会話をすればわかる。

全ては経験なのだが、結論から言うと、会話は面白い方がいい。

なぜなら、コミュニケーションの源泉にあるのが会話、つまりトーク力が高い方がコミュニケーション能力も高くなる傾向があるからである。

会話の面白さを判断する基準

それでは、具体的に会話が面白い人と面白くない人の差はどこにあるのだろうか。

そこには決定的な違いがあって、その分析結果は下記のとおりだ。

活気ある会話のキャッチボール

面白い会話は、単に一方が話すだけでなく、双方が参加するダイナミックな交換が行われる。

それは質問を投げかける、話のポイントを拾う、新しい視点を提供するなど、相互作用の一部と自然となっていた方がいい。

相手とのやり取りが上手く噛み合ってこそ、そこには活気が生まれてキャッチボールができるというわけだ。

興味と関心

面白い会話の人は、他人の興味、感情、経験に対して共感を示し、それに基づいて会話を展開する。

また、自分の独自の興味や情熱を共有し、それを話題にする能力も持っている。

そもそも、興味を持ってもらえるような話し方ができない人に面白さが備わるはずがないのである。

観察力と創造力

日常生活の観察から面白いエピソードを見つけ出し、それを物語として共有する能力がある。

また、面白い比喩や新たな視点を提供することで、通常の話題を鮮やかにすることができる。

観察能力が同等であっても、その人の創造力次第で、同じ場面を話すときでも、面白くできる人とそうでない人とわかれるというわけだ。

ユーモラス

ユーモアは面白い会話にとって不可欠な要素だ。

笑いは人々を繋げるし、親しみやすさを醸し出す助けとなる。

とある研究結果では、笑いという感情は、怒りや哀しみといった感情よりも圧倒するというものもある。

つまり、面白いと思わせる笑いという感情を上手く使うことで、コミュニケーションが円滑になる可能性が高くなるというわけだ。

聞き上手

面白い会話の人は優れた聞き手でもあるという傾向がある。

他人の意見を尊重し、相手が感じていることや考えていることを理解しようとする。

そこに適度に自分の意見もわかりやすく入れることで、この人は話をしやすい、会話が面白いという結果がついてくるというわけだ。

自己開示

適度な自己開示も会話を面白いと思ってもらうために必要な要素だ。

自分の経験や感情を共有することで、他者との信頼関係を築き、相手にも同様に開示する機会を与える。

秘匿性を持つことは否定しないが、ある程度オープンにすることで親しみやすくなるというのは理解してもらえるだろう。

タイミング

面白い会話をする人は、適切なタイミングで話すことを理解している。

会話のフローを感じ、いつ話題を切り替えるべきか、いつ深掘りすべきかを感覚的に知っている人との会話は面白い。

いわゆる、トークの間というものだが、自分で生み出すことも相手に合わせることもできる人の話は聞いていて飽きないのである。

エレベータピッチという概念

エレベータピッチという言葉を知っているだろうか。

これは、自分のアイデア、製品、サービス、またはプロジェクトを短時間で説明し、相手に興味を持たせるための短いプレゼンテーションのことを意味している。

ビジネスマンであれば比較的聞いたことがあるワードだろうが、通常、このピッチは30秒〜2分の間で行われる。

その期間は大体エレベータでの短い乗車時間に相当するということから、エレベータピッチと呼ばれるわけだ。

このエレベータピッチという概念の名前の由来は、次のようなシナリオに基づいていると言われている。

それは、あなたがエレベータに乗り込んだときに偶然あなたがアピールしたい相手(例えば、投資家や企業のCEOなど)が同じエレベーターに乗り込んできたとする。

そのとき、エレベータの乗車時間、つまり数秒〜数分という短い時間であなたのアイデアを伝え、彼らの関心を引くチャンスが生まれる。

この機会を最大限に活用するためには、あなたのメッセージは簡潔でわかりやすく、そして興味を惹くものでなければ相手にしてもらえないだろう。

つまり、いついかなるときにも、短い時間で端的にプレゼンできる能力を備えておくことが求められるのである。

コミュニケーションの源泉であるトーク力

面白い会話ができる人、つまりトーク力の高い人がコミュニケーション能力の高い人というロジックは上述したとおりだ。

逆に言うと、コミュニケーションの源泉にトーク力があるという言い方もできるわけだ。

トーク力を磨いて面白い会話ができるようになるには、他にも下記の要素に注目するといい。

聞く力

良好なコミュニケーションには、良好なリスニングスキルが必要だ。

面白い会話ができる人は聞き上手だということは既出だが、相手が話している間、真剣に聞くことで、理解を深め、適切なレスポンスを提供することができるのである。

非言語的コミュニケーション

非言語的な要素、つまりボディランゲージ、表情、視線の動きなどもコミュニケーションの重要な部分だ。

これらは、伝えようとしているメッセージを補完または強調することができる。

プレゼンが上手な人は、このジェスチャーと呼ばれる部分が上手な傾向がある。

エンパシー

他人の感情や視点を理解し、それに共感する能力は、コミュニケーションにおいて極めて重要だ。

エンパシーを持つことで、他人との繋がりを深め、対話をより豊かで有意義なものにすることができる。

相手の仕草や話し方をしっかり見極めることで、的確な会話が生まれるようにもなる。

クリアな伝達力

メッセージを簡潔かつ明確に伝える能力は、相互を理解する上で重要だ。

こんな場面に出くわしたことはないだろうか。

一方的にこっちが興味がないのに長々と説明されるという場面だ。

そういう人は、端的な言葉を使い、いかに相手に興味を持ってもらえるかがスタート地点だということに気がついていない。

適応力

相手の反応を読み取り、それに応じて自分のコミュニケーションスタイルを調整する能力も重要になる。

適切なタイミングで話題を切り替える、またはトーンを調整することが求められるというわけだ。

会話が面白いと思わせてくれる人は、トークのスピードに変化を入れたり、言葉に抑揚をつけていることを理解すべきなのである。

相互理解と尊重

相手の意見や視点を尊重し、相手から学ぼうとする姿勢は、建設的なコミュニケーションを促すことに繋がる。

相手に対してのリスペクトがなければ、こちらも興味が持てないだろうし、そういった態度は相手にも伝わると思った方がいい。

このように、コミュニケーションは単に話す能力だけでなく、上述した多くの要素が組み合わさった複雑なプロセスなのである。

様々な要素をバランスよく使いこなすことができれば、必然的に面白い会話ができる人になるわけだ。

まとめ

一時期、stak, Inc. のCEOとして様々なピッチに登場させてもらった。

その結果、ローカルではあるが、広島ではベンチャー大賞を受賞することもできたし、英語が話せないにも関わらず英語縛りのピッチで優勝してアメリカに行くこともできた。

なにが言いたいのかというと、私はプレゼンが上手だという自負がある。

これは私の価値だし、その一部はstak, Inc. のYouTubeチャンネルでも公開しているので、是非見てもらいたい。

stak, Inc.:YouTube

そして、2023年6月末に某クライアントのところで、久しぶりに大勢の前で話す機会をもらえた。

そこでのピッチは久しぶりに気合いが入っていて、トークテーマはDXおよびAIXについてだ。

動画撮影も入れる予定なので、限定公開になるとは思うが、是非みなさまに植田 振一郎の価値を見せつけるためにもお見せできればと考えている。

自らどんどんハードルを高くしているが、私は十分そのハードルを超えることができる自信がある。


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植田 振一郎 Twitter

株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。