R.Abe

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写真の世界が好きです HP https://stairsrei.wixsite.com/stairs デジタルとフイルムの描写どちらも 好きで行ったり来たり。

最近の記事

ZOE がやってくる

いつからだか定かではないが 清家冨夫氏のZOEという写真集に出会う 出会うと言っても もう絶版となっており手に取ることもできず ネットで見る写真に深く心が傾くばかり なんとか手に取ることはできないものかと 思いあぐねていたら 図書館から無料で国会図書館から 借り入れることができる制度を 思い出し早速図書館へ。 調べていただいたら国会図書館と 三重付近の図書館から借りることができるとのこと 国会図書館から届くのを待つ。 ただし 家に持って帰り眺めることは許されず 図書館に

    • 雨の日、Leicaと日曜日

      ご訪問くださり感謝いたします 還暦が過ぎ気がつけば 65歳まであっという間であった Leicaに対する風当たりも 時折耳に入りつつ やはり私はLeicaというカメラを いつかは手にしてみたいという憧れと 大好きな写真家のほとんどが このカメラで写してきたという歴史への憧れ 年々そう願い思うようになりました 不自由の中の自由 不自由だった時代が今より不自由だったかと 思い返せばそうでもない ノストラジックな思い出も たくさん残っている まず最初に手にしたのは 還暦を過ぎ

      • Portrait

        ふと撮りたいものを思い浮かべたり 好きな写真家の写真集の頁を 捲ってみたり。 映画「泥の河」を見るとモノクロ写真を 写してみたいと思い「理由なき反抗」や 「ウエスト・サイド・ストーリー」を 見るとコダックの世界に憧れたり。 「代官山17番地」「パリ残像」に 至ってはあの世界観を夢見たりです。 人の顔がわかるかわからないかほど 黄昏時 僅かな光だけで ポートレートを写してみたいという 思いが歳を重ねるごとに強くなってきました。 以前アメリカからの留学生ブランディさんと 長

        • わだかまり 沈黙 そして静寂

        ZOE がやってくる

          写真と写実画

          写実画を時々目にすると その描写の美しさや繊細さに 心奪われてしてしまう。 あたかも写真で見てるかのようで どこか写真とは違う美しさ 人の手で書かれたものだからという その感動や理由にとどまらない 美しさの理由がある気がする 現在の写真は画素数も上がり 虫眼鏡で見てもそのドットを 発見できないほど綿密であるはずなのに 何故か目が喜ばないことがしばしば もしかしたら埋め尽くされたドットの 空間に目のセンサーは想像力を 掻き立てられるのかもしれない。 よく言う空間であります

          写真と写実画

          赤毛のアン

          亡くなった友人が好きだった映画 私もこの映画が大好きだ。 そしてこの曲が大好きです。 映画と音楽は切り離せないほど そのイメージを深く刻み込んでゆきます。 久しぶりに観てみたいと 思います。

          赤毛のアン

          Film写真に引き寄せられたり

          写真を始めた頃 ふとご年輩の方から一度フイルム写真を やってみませんか? もしかしたらデジタル写真撮るときの よい経験になるかもしれません。 カメラは何がよいでしょうかと尋ねたら いつかハッセルブラッドの世界を 体験されてみては。 このカメラの名前が気になり 調べてはこれで写した 写真集を覗いたりの日々 中判カメラの魅力に引き寄せられながら そんなある日ご縁があり 500C/Mがやってくる ISO シャッタースピードなど よくわからないまま露出計使っては あの独特のシ

          Film写真に引き寄せられたり

          雨降り

          雨降りの日 長崎は教会が多い街 朝方はミサに訪れる信者の方々と すれ違う なにやら気持ちがもやもやする時 静かなところに身を置きたい時 仏教の私は寺ではなく よく教会を訪れる 家族で歩く後ろ姿が とてもあたたかくて シャッターを切った 小さい頃、母に黄色の傘を買ってもらい 嬉しくてならず雨を待ったが なかなか雨は降らず 待ちきれずに晴天の日 傘をさして外に出て 空を見上げたときの 傘の黄色が眩しかったのを 今も覚えてる 天気の日に傘さす子供を見て 大人たちに笑われ

          雨降り

          40mmという画角

          ずっと50mmと35mm画角に迷いながら 日常では35mmの出番が多くでしたが なにかの折にわずかな差ではあるが 40mmに興味を持ち始めました。 わずかな差のように見えて 意外に50では近すぎて 35では遠い場面を埋め合わせてくれる NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VM 私にとっては実に便利なレンズとなりそうです。 本来LeicaM11mにつけるために求めた レンズですがカラーもテストしたく Sony α7Ⅳにマウントし 試写。 F1.2の描写

          40mmという画角

          LeicaQ2と夕暮れ時と曇の日

          Q2とお付き合いして2年 ますます離すことのできない カメラとなっています。 色んなシーンでオールマイティーに 好きかと言えば それはなくて 夕暮れ時 日が傾き始める頃からの描写と 曇り空や雨の日の描写が最近 たまらなく好きです。 独特のセンサーの描写なのか レンズの特性なのかわかりませんが 独特の空気感と色描写を 醸し出してくれます。 もしかしたら他のカメラでも この描写が出るのかもしれませんが そんな時にこのカメラで写したという 妙な納得と満足感で心を満たして います

          LeicaQ2と夕暮れ時と曇の日

          久しぶりに音楽三昧

          レコードを壁に飾って楽しむことが なくなりました。 CDになって 何故か同じジャケットなのに CDは壁に飾る気がしません。 やはりレコードが似合う CDはどことなく無機質に感じるのです それでプラスチックから 中身だけ取り出すと不思議 なんだか温かな感じが伝わってきました 紙という呼吸をする素材に プラステックは似合わないのではと ふとそう想いながら そうなると写真の額装も どこか当てはまるのかもしれないと アクリル板で押さえつけずが 温かいのかも そんなことはさてお

          久しぶりに音楽三昧

          「処暑」

          盆が過ぎ すすきが風に揺れることに 目が留まる瞬間 鈴虫の音とひぐらしの音が フェードイン・フェードアウトする頃 カヤの葉に寝そべり 空を見上げシャッターを切る 夏は去り あぁ 秋が近づくよ 一つの後悔 富士 XF56mm F1.2を 手放なしたこと 好きな描写を時々プレゼントしてくれたのに オートフォーカスが遅すぎて それを犠牲にしても手放さなければ よかったかなぁ 無くなってやってくる後悔と寂しさ しかしまた手にするとフォーカスの もどかしさを 感じるだろうな

          「処暑」

          忘れられない1枚の写真、そして絵

          忘れられない一枚写真と絵 2017年、友人のはからいで 趣味でやってきた写真の個展を させていただいただいたことがありました。 細い階段をのぼりドアを開けると 一人のご老人が窓際に座り 私の写真をじっと眺めている姿が 目に飛び込んできました。 私に気づいていないようで その場で一枚シャッターを切り 近づくと、どうやって知ったのか バスに乗って足を運んでくださった 私の患者さんでした。 待合室に飾ってある私の写真を見て 涙を流してくださったことがありました。 ある日こ

          忘れられない1枚の写真、そして絵

          儚い

          人が夢を見ると書いて 儚(はかな)いと誰が考えたのだろう? 日本語の美しさはいつまでも なくさないでほしいと時々想う いつだったか知り合いの方が 大学卒業して地元を離れる時 ポートレートを撮らせていただいたことが ありました。 光の中に消えてゆくような様の 描写をイメージして撮影しました。 人が夢を見る いつかその夢は黄昏時のように 見えなくなってゆくのでしょうかね それでも夢を見ていきたいと想う 初老を過ごしています。

          LeicaQ2とともに京を歩く(2023)

          LeicaQ2とともに京都を歩く 身軽に首に下げ京の街を歩いた そんなスタンスがぴったりで 28mmという画角は 広すぎるという感覚はあまり感じず クロップを割り切りの スナップを楽しんだ 28mmから50mmの範囲で十分に 楽しめボケを求める方でもないので 願ったりかなったりの愛機となりました。 Q2はモノクロも楽しいが カラーの時折見せる発色 優しい表現から多様に表現してくれる レンズの所為かセンサーの所為は 詳しいことはわかりませんが 実に写していて楽しいと思う

          LeicaQ2とともに京を歩く(2023)

          1/8秒の世界(Leica Q2)

          LeicaQ2がお気に入りで どこかへ行くにもバッグに入れて出かけます。 M型の楽しみとQ2は別物として オートフォーカス、手ぶれ補正などの 恩恵を受けながら手持ちで 時には意図的にわざとシャッタースピードを緩め その世界を楽しむことも多くなりました。 モノクロームの世界が好きではありますが 時々カラーの魅力にどっぷり浸りたいときも そんな時はQ2のカラーとモノクロの 表現は大のお気に入りとなりました。 M11は勇気を振り絞りモノクロームを 選びました。 この世界しか写せ

          1/8秒の世界(Leica Q2)