「復活の兆し」スタグル観戦記 ～川崎フロンターレvsFC東京～
3連敗。
しかも、昇格組の磐田と残留争い常連の京都、そして近年のお得意様だった鹿島に敗戦。
もちろん簡単に勝てる相手など存在しないが、リーグ優勝のためには負けが許されないチームに3つも黒星をつけられてしまった。
一部で鬼さん限界論が囁かれるようなどん底の状態で迎えた多摩川クラシコは、今後のフロンターレを占う重要な一戦となった。
本日選んだキッチンカーはHEART WRAPさん。
～新鮮で彩りのある健幸な1食をお届けします～というコンセプトを掲げたタコライスのお店です。
新丸子・武蔵小杉エリアを拠点としていることもあり、今季等々力で開催された4試合全てに出店されています。
そんなHEART WRAPさんの一番の名物は炙りハーブフランクタコライス。しかし、この日は売り切れだったため、濃厚チェダーチーズにチリソーストッピングをチョイスしました。
お肉と濃厚なチーズの組み合わせが病みつきになるほど絶妙で、お酒が飲みたくなるタイプのタコライスでした！
シャキシャキな野菜、香ばしいガーリックチップ、甘酸っぱいピクルスもとても良いアクセントになっていて、どんどんスプーンを加速させます。
チリソースもお肉やチーズとの相性抜群でしたが、しっかりとした辛さがあるため、辛い物が好きな人におすすめなアレンジです。
ただ、（私が朝食を食べずにスタジアムへ向かったこともありますが）ボリュームは少し物足りなく感じたので、がっつり食べたい人はビーンズやアボカドなどのトッピングを追加すると良いかもしれません！
試合の方は「多摩川の覇権ここにあり」と言わんばかりの高パフォーマンスを発揮したフロンターレが3-0で快勝。連敗を3でストップし、今季ホーム初勝利をあげた。
久しぶりの勝利、エリソンの復帰、リーグ戦デビューとなった山内のアシストなど、嬉しい要素がいくつもあった試合だが、私が最も嬉しかったのは中盤3枚とCBコンビの守備強度の復活だ。
等々力には良いディフェンスを拍手や歓声で称える文化がある。自分たちの攻撃が終わった後、相手の攻撃を食い止めてボールを奪い取ることで、スタジアムのボルテージが上がり、もう一度攻撃を仕掛ける。良いときのフロンターレはこうして試合の主導権を握るのだが、この日はこれができていた。
その象徴が90分間で地上戦デュエルを17回試みて10回勝利し、1回のシュートブロック、4回のインターセプト、7回のタックルという圧巻のスタッツを記録した橘田だ。これでいて、ゴールまで奪ったのだからあんたが大賞選出も納得である。
今年のフロンターレはエリソンや三浦など攻撃面でインパクトを残せる選手が多い。だからこそ、この日のような「攻撃のための守備」をどれだけ徹底できるかが大事になる。この後もマリノス・町田と厳しい相手が続くが、今日のような守備ができれば、十分戦えるだろう。
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