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やさしさ(らぶどきゅ)(池治)

今回の『ラブラブドッキュンフォーエバー』稽古場ブログの担当は池治徹也です。よろしくお願いします!

2月の頭から始まったこの稽古も、いつの間にやら本番まで2週間を切っていました。少し前に始まったばかりなのにもう二週間なのかと、過ぎ去っていく時の速さを思ったりしています。

さて。
僕はこの台本を読むたび、去年の初演もそうだったんですけれど、なんだかこそばゆくなってました。普段の僕にはとてもじゃないけど言えないような甘くて優しい言葉がズラズラと並んでいて、気恥ずかしくなってたんです。だけど最近、自分なりに気づいたことが1つあって、それ以降はどのセリフも言いやすくなったんです。

それは、この作品の登場人物3人はどこまでも優しい、ということ。3人が3人とも、誰かしらのことを思って常に行動し続けている。台本上で切り取られた部分も、恐らく台本には書かれていない普段の彼らも、常にそうして生きているんだと思いました。セリフに隠れた裏の意味は何かをうだうだ考えていましたが、とってもシンプルなものがそこにはありました。だからどうなんだと言われると返答に困りますが、1つ自分の中で何かを越えられたなと思っています。

このどこまでも優しい彼らを創り上げた椿さんもどこまでも優しい人なんだろうな、などと思ったり。

次の稽古は通し。ベストを尽くします。

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