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「やっと自分に合った場所を見つけた」――25歳でプロデューサーになり、見える景色が変わった

「動画でビジネスに革命を」をミッションに掲げ、企業のYouTubeマーケティングを支援するSTAGEON。同社のYouTube運営事業部では、メンバー一人ひとりがそれぞれの長所を活かしつつ、チャンネル運営に関わる全業務において企業を支援しています。

ジャンルの異なる3つのチャンネルを担当しながら、ディレクター陣をとりまとめる外川昇磨氏は、プロデューサーとして実績をあげ、5月度社内表彰されました。そんな外川氏に、チャンネルを伸ばすために心掛けていることや仕事に対するマインドを聞きました。

株式会社STAGEON YouTube運営事業部 プロデューサー 外川昇磨

多彩なジャンルのチャンネルプロデュースを手掛ける

ーーこれまでSTAGEONでどのような経験を重ねてきましたか。

外川:ジョインして約1カ月間の研修を経て、ディレクターになりました。初めて担当した現役女子ボディビル・アジア女王の方が演者の筋トレ系のチャンネルは、ゼロから立ち上げるタイミングから参画したので、プロデューサーと二人三脚で進めていくことになったんです。自ら企画をつくる経験も重ねることができ、プロデューサーの仕事内容も自然と覚えていくことができました。

そのチャンネルのディレクターを昨年7月まで務め、その後はプロデューサーとして新しいチャンネルの立ち上げに本格的に携わることになりました。それが、英語の学習をテーマにしたチャンネルです。このチャンネルでは、英単語を丸暗記することなしに、“難しい”英語が”簡単”に変わる「非常識な学習法」を発信しています。実は、僕自身も英語に苦手意識を持っている視聴者の気持ちを代弁するキャラクター「トニー」として、動画に登場しているんですよ。本チャンネルの登録者数は、現時点で4.4万人にまで増えました。

ーー現在、ほかにも担当しているチャンネルはありますか。

外川:昨年10月から「タンパク質ソムリエ -KAZUHIRO-」というチャンネルを担当しているのに加え、今年6月から始まったばかりの経営課題を解決するチャンネルも担当することになりました。つまり、現在は合計3つのチャンネルをプロデュースしているわけですが、語学、栄養、経営とジャンルはまったく違いますし、個性もそれぞれ異なります。

「伝えたいこと×仮説」で伸びる動画を生み出す

ーーチャンネルを伸ばすために心掛けていることを教えてください。

外川:チャンネルを伸ばすためには日々の分析がとても大事です。視聴者が何を求めているのか、狙いたい市場をしっかりリサーチし、潜在的な需要をあぶり出していくようにしています。また、演者さん自身の強みや、何について語れるのかについても複数の仮説を立てて実行し、当たったものがあればそれに近い企画を出して伸ばしていくようにしています。

とはいえ、需要に応えることを意識しすぎて演者さんの強みを前面に出せないと、ほかのチャンネルと差別化できず埋もれてしまったり、大手に勝てなかったりするので、バランス感覚も必要不可欠です。

Youtubeチャンネルをプロデュースしていく中で、もっと演者さんの強みを出していくべきだと気づき、演者さんが経営者であったことから、「経営者目線で、タンパク質に関係するビジネスの裏を話してもらったら面白くなるのでは」と仮説を立て、実行に移しました。

昨今、プロテインや高タンパクを謳った加工食品が人気で、驚くほどたくさんの種類が販売されています。タンパク質は普通の食事から十分に摂れるのにもかかわらず、です。その背景にはプロテイン業者の思惑があります。つまり、自らの判断ではなく、業者の訴求によってプロテインを買わされている人が多いのです。

演者さんは「タンパク質を摂るには自炊が大事」という考えを持っているので、チャンネルを通してその理由を伝えていくようにしたら、再生数・登録者数ともに伸びていきました。

ーーそうした仮説を立てる際に意識していることはありますか。

外川:競合となる筋トレ系のYouTubeチャンネルをベンチマークにしていて、プロテインを取り上げている方が多かったので、それを参考にしました。ほかの競合チャンネルが何を取り上げ、どんなことを言っているかも見ますが、「その方々が言っていないことを言う」のも大事にしています。その市場で常識とされていることをひっくり返すイメ―ジですね。

「ほかの方々が言っていないことを言う」といっても、無理に言わせるわけではありません。演者さん自身が元々持っている想いを見つけ、引き出していくようにしています。

そのために大切なのは、密なコミュニケーションです。演者さんの表面的な話だけでなく、伝えたいコアのメッセージまで理解しておくと、「一緒にチャンネルを伸ばしていきたい」「この想いや考えを広めていきたい」と強く感じ、仕事自体も楽しくなると思います。

先ほどのタンパク質ソムリエの場合は、人工甘味料「アスパルテーム」の発がん性や中毒性を危惧しており、そういった人工甘味料が入ったプロテインを飲むのではなく、自分で調理したおいしいご飯を食べるのが体にもいいし、幸せだという想いがあります。

だから、「プロテインを買ったり、コンビニでサラダチキンを買ったりするより、低温調理器に鶏むね肉を入れ低温調理して食べるほうがずっとおいしいし、添加物の心配もない」と本心から視聴者に伝えられるんです。そのコンテクストで、彼自身が愛用している低温調理器を紹介しており、僕自身も実際に使って本当にいいものだと感じたので、多くの人に届いてほしいと願っています。

チャンネルを伸ばす上で数字は大事ですが、「この素晴らしい商品を届けたい」という想いに共感できるからこそ、本気でクライアントに寄り添えるのではないでしょうか。

ーー仕事において、どのようなマインドを持つことが大切だと思いますか。

外川:自ら新しいことにどんどん挑戦していくマインドですね。伸びていないのに同じことをしていても意味がありませんし、伸びていても同じことをやるだけでは視聴者に飽きられてしまいます。サムネイルを変えてみる、内容を変えてみる……。展開していくためには、動かしていくことが必要です。

トレンドやチャンネル状況といった要因で狙った結果が出ないこともありますが、挑戦して失敗したとしても、その経験は無駄にはなりません。「これは当たらなかった。じゃあ、こうしてみたらどうだろう?」と、また違う挑戦ができますから。
 
きっと、僕自身が飽き性なんだと思います。ルーティンだとつまらなくなってしまうから、変化があるほうが嬉しいんです。そんな性格が今の仕事に合っているのかもしれません。

年功序列のない成長できる環境だから、自信をつけられた

ーーSTAGEONに対して感じる魅力をお聞かせください。

外川:STAGEONには年功序列の文化がありません。意欲があって結果を出せれば、年齢に関係なく望むポジションに就けるのが魅力です。僕は今26歳で、ディレクター陣をまとめる役割を任されていますが、多くの会社ではこの年齢でこの立場にはなれないでしょう。若いうちからこうした経験ができるのは貴重だと思います。

また、STAGEONのクライアントには経営者の方が多いです。その方々とつながりができ、よい影響を受け、たくさんのものを吸収できる環境も、非常に魅力的だと感じています。

ーーご自身の中で成長や変化を感じた瞬間はありますか。

外川:やったことの結果が数字で見えるので、シンプルに自信がつきました。担当した英語系のチャンネル登録者数を4.4万人、タンパク質ソムリエのチャンネル登録者数を1.6万人にまで伸ばしたことで、「ここでやれることがある」と思えました。実は、僕はSTAGEONにジョインする前に2社経験しているのですが、ここに来てようやく「自分に合った場所を見つけた」と感じました。

そして、サムネイルにどのような文言を入れると視聴者に見てもらえるのかを試行錯誤したおかげで、マーケティングの視点が広がったと思います。日常生活の中でも、それまで目に留まらなかった新商品を観察するようになったり、パッケージの意図を考えたりするようになりました。仕事を通して、見える景色が変わったことを実感しています。

ーーこれからやってみたいことがあれば教えてください。

外川:全然違うジャンルで新しいチャンネルを作れたらいいなと思っています。新しいものを作る「0→1」が一番好きなので、立ち上げから携われたら嬉しいですね!

新しいことを楽しめる人を全力でサポートする

ーーどのような方と一緒に働きたいですか。また、これからSTAGEONにジョインする方はどのような経験ができますか。

外川:新しい企画やアイデアを出すことや既存のものを変えていくことを楽しめる人だといいですね。僕からチャンネルを奪いたいという気概のある人が来てくれたら嬉しいです。

STAGEONは、個人のやりたいことに対して寛容な会社だと思います。やりたいことを言えば、「やっていきましょう」と背中を押してもらえることも多く、挑戦しやすい環境です。

もし新しくジョインした方がプロデューサーになりたいと言ったら、僕は全力でサポートします。制作物に対するフィードバックはもちろん、クライアントとのコミュニケーションに関しても、最初は撮影や打ち合わせに同行し、知見を伝えていくつもりです。段階に応じて僕のタスクを渡し、任せていきたいですね。

――最後に、候補者の方にメッセージをお願いします。

外川:STAGEONは年齢や経験に関係なく、新しくジョインする方を大歓迎します。全力でサポートするので、ぜひ一緒に働きましょう!

<取材・執筆・編集=宿木屋>



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