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設立のご挨拶

みなさま初めまして。
STAFF-MEAL株式会社 代表取締役の鈴木と申します。
お見知りおきを。

弊社は人材派遣を軸にそれを通じて人材コンサルティングを提供しております。
私がいつも社員に言っているのは【潤滑油になって来てください。】ということです。

人にものを教えることや業務を回すにはマニュアルがあればできます。しかし、その場を“円滑に回し”たり、“和やかにする”のはマニュアルがあれば解決できる問題ではありません。
“人”がキーになってきます。

もちろん弊社にも規則やルールはあります。ただ、派遣先や職務内容には細かいルール、マニュアルを列挙しておりません。
スタッフそれぞれの個を仕事に活かしてもらっています。

そこまで自由でいいのか?という質問があるかと思います。
それへの返答は“YES”です。
もっと人を信頼してあげればいい。ただそれだけです。

そこについて深く話す前に、私が企業に至った経緯を少し話させていただければと思います。

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ことの始まりは大学生時代。
友達に誘われて入ったしゃぶしゃぶ屋さんから物語は始まる。

その時は全く思っていなかった。こんなにも今に繋がってくるとは…

さて、とりあえずバイトしなきゃなぁくらいで考えていた大学2年生。まぁ飯もタダだし?くらいの軽い気持ちで入ったしゃぶしゃぶ屋さん。意外にどハマりしてみるみるうちにスキルも上達。アルバイトにしてほぼほぼメインやってたし、新メニューも考案。それなりに売り上げも出していた。できることって楽しいな。そう思わせてくれた大切な体験がそこではたくさんあった。周りのスタッフにも恵まれ、タメの3人“翔太・康太・慶太”という奇跡の名前のメンバーが主軸になりバイト先に行くことが楽しかった。当時の社員さんとも仲良く、お互いにお互いを頼りにできた(と思っている笑)。

時は過ぎ、皆の就活の時期へ。俺も例に洩れず就活をした。バイク業界の大手だ。好きの延長線で車かバイク業界に就職できたらなと思っていた俺は有名どころを手当たり次第受けた。
志望動機は至ってシンプル。
“もっと世の中に車、バイク乗る人を増やしたいです。”
どの会社受けてもこれだけを深く語った。御社だからこれをしたい…とかじゃなくシンプルにこれだけを貫き通した。
結果は…惨敗でした笑
まぁ、それだけでどうにかなる甘い世界ではありませんでした。

しかしそんな俺にも活躍できる場を与えてくれる会社が。
そこでは説明会の日に“あなたとバイクの1番記憶に残る思い出を絵に描いてください。”という課題が出た。
元々絵を描くのが好きな俺は悩むことなくスイスイと描けた。その当時アメリカン(ハーレーみたいな型といえばわかりやすいだろうか)に乗っていた俺は、ツーリングの風景をヘッドライトに映る様を描いた。
ちょっと湾曲させた手元のシーンだ。それが少し印象に残ったのかもしれない。面接当日、生真面目な俺はもちろん会場に一番乗り。1番前の席で背筋を伸ばし緊張していた。
数十分後、続々と他の面接者が入ってくる。その中には説明会で会った面々も。

「面接は来た順で行います。」

まさかだったが自分としてはラッキーだった。だって比べられる人がいないのだから。
面接が始まるや否や開口一番に俺は言った。

「まずはお礼を言わせてください。」と。

面接官はなんのことだと思ったと思う。皆さんもそうだろう。
実は前の説明会を終えた時に同じバイク好きというところからツーリング仲間ができた。
それからこの面接日が来るまでに何回かツーリングに言った。

そんな楽しい仲間に出逢わせてくれたことへの感謝を語った。その時の面接官の笑顔を忘れない。皆自分ごとのようにニコニコしていた。

そこは車業界とは違うのかなと思った。俺車持ってるからドライブ行こうぜ!ってならない気がする。車2台3台で行くのは考えづらい。でもバイクならそれが通用する。だからこそ叶ったことでもあった。

面接結果はありがたく合格。しかも社長面接を待たずにその場で合格となった。異例だと言われた。
確かにそうだろう。一時で合格なんて大手で聞いたことない。

そこから在学中にインターンも兼ねて研修が行われた。最初に手渡されたのは分厚いバイク図鑑。当時出ているバイクの名前、エンジンの種類、短気筒かどうかなど細かく乗っている。
まずはそれを丸暗記。あとは買い取ったバイクの洗車だ。10万で買い取ったバイクを専用の機材で洗っていく。歯ブラシで細かいところも。ピカピカにした時に店長がやってきてこう言った。
“お、綺麗になった。これはぁ、50万かな。”

その場で販売価格が決まった。買取時の4倍の価格になった。これがビジネス?と半分足を踏み入れた気がした。

そこから毎日、朝から晩まで働いた。扇風機つけても温風しか来ない店内で皆汗だくで、それでも笑顔で働いていた。
ある日、はっきりと覚えている、猛暑日の日だった。先輩が怒られている姿は今でも鮮明にある。
そんな時に俺は思った。
“本当にこのまま、ずっとここで働いていくのか?”と。それと同時に幼い頃からずーーーと心にあった海外で暮らしたいという思い。
このままでは叶わないんではないかという心配が走った。

決断は早かった。

職場には申し訳ないが、何かしら理由をつけて退職。元アルバイト先には連絡して資金を貯める為にまた働かせてもらうようお願いした。

そこから1年がっつり働いて留学資金を貯めた。
それと同時進行で英会話や向こうのエージェント探しをした。パスポートを作りに行った日は本当にドキドキした。

出発当日、家族に別れを告げ友人に空港まで送ってもらった。
これから始まる海外生活。期待と不安。期待の方が大きかったことは確かだ。

空港での初めての税関。テレビで見るあの威圧感は全くなかった。自然とカナダに入国していた。
緊張はしていたがなんとかなるかという思いでいっぱいだった。

一旦ここで今日はおしまいにしようかな。
続きはまた。

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