ジョーンズ骨折などの近位中足骨骨折の非癒合または遅延癒合の体外衝撃波治療について。

興味深い論文を見つけたので、簡単にまとめながらシェアしたいと思います。

素人が苦手な英語を必死に読んでの独自解釈ですので、間違いがあれば優しく教えてください笑

Extracorporeal shock wave treatment of non- or delayed union of proximal metatarsal fractures.

近位中足骨骨折の癒着不能または遅延癒合はESWT(体外衝撃波)によって治療される。

ジョーンズ骨折と呼ばれる第5中足骨基部への血液供給源は骨幹端動脈・骨膜血管・逆流成分を伴う栄養血管である。

この領域はESWTによって血流を増加させ、治癒を活性化させる。

ESWTは微小循環を増加させ炎症を増加させ、細胞の成長と増殖を刺激する。炎症反応の活性化として説明される。血管過多効果をもたらす。

32人の患者(34人の被験者が2人の独立した骨折)で34の骨折がESWTで治療された。

すべての骨折は、損傷後少なくとも10週間(範囲10〜833)で、中央値は23週間

 ESWTの適用は、合計2,000回のショックを処理するプロトコルを使用して行われ、1治療あたり約0.22〜0.51 mJ / mm2の総エネルギーが適用された。

各治療の平均ESWT適用時間は24.6 +/- 16.6分であり、麻酔時間は平均27.1 +/- 10.4分

すべての被験者は、治療後12週間、6、9、および12か月の間隔で1年間追跡。

結果
12週間の来院時の全体的な成功率は71%で、合併症が少なく、痛みが大幅に改善され、SF-36が改善された。

成功/失敗基準は、6か月および12か月のフォローアップで再度評価され、それぞれ89%(23/26)および90%(18/20)の治療成功率を示した。

最も一般的な有害事象は、5人の被験者(15.6%)によって報告された足の腫れでした。

この論文では対照被検者がいないので、なんとも言えない部分ではありますが、骨折後10週間経っても非治癒の患者に対しては一定の効果は見込めるのだろうと感じました。

疲労骨折後すぐに行うことで回復が早まる可能性があるのかどうか、少し調べてみたいなと思いました。

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