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【メモリアルな一年でした】50周年を振り返る話


今年も残すところあと数日…
あっという間ですね。


今年はといえば、
西名古屋運送は50周年のメモリアルイヤーで、
12月24日にちょうど50歳になりました。


先代である父が設立したのが
この日だったわけですが、
世間的にはクリスマスイブです。


ロマンチストではなかった(はずの)父が、
どうしてクリスマスイブに
会社を設立したのか…??
今となっては理由はわかりませんが(笑)、
聞けるものなら聞いてみたいと思いながら
なんとか50周年を迎えることができました。


僕は学生の頃から少しずつ
家業を手伝いはじめたので、
40年近く携わってきたことになります。


全国津々浦々、
世の中には老舗といわれる
歴史の長い会社やお店がありますね。
社歴が長い会社であればあるほど
時代の移り変わりを乗り越えてきた、
といえるのですが、
50年であってもそれなりに
さまざまな経験をさせていただくもので、
「ここまでよく続いたなぁ…」と
振り返ってみて思います。


創業したのは1973年ですから、
オイルショックの頃でした。
運送会社ですから、
トラックは燃料がなければ
仕事ができないのですが、
当時ガソリンスタンドでは、
運送会社であってもガソリンを満タンに
入れてもらえず、困ったといいます。
「仕事はあるのに思うように
仕事ができず、あの頃は大変だった」
と、後になって父から聞きました。


それでも大変な時を
乗り越えられたのは、
お世話になっていたお客様や
取引先の方々がいてくださったからで、
さらには支えてくれた社員が
いたからだと思います。


たとえば、
スマートフォン1つとっても
僕たちの手元に届くまでには
数えきれないほどの人が
関わっていますよね。


今、僕の手元には
スマートフォンがありますが、
まずこれを開発した人がいて
製造する人がいて、
運送する人がいて、
販売する人がいた。
だから今、僕の手元にあります。


「運送」と一言で表現するのは簡単ですが、
運送するためには手段が必要です。
トラックで運送する場合には
トラックをつくった人がいて、
トラックが走れる道路が必要です。
ということは、道路をつくってくれる人も
僕たちには関わりがあるということです。


きっと、もっと多くの役割があって、
関わっている人はもっとたくさん
いるのでしょうが、
こうして考えてみると
身の周りにあるものすべて、
想像もできないほどの数の人々が
関わっているのだとわかりますよね。


何か一つの商品を届けるために、
本当にたくさんの人が、モノが、
関わっているのです。


僕たちは必ずどこかで、
誰かのお世話になっている。


ですから僕は、よく社員に、
「道路は使わせていただいているんだよ」
と伝えます。


道路がなければ、
僕たちは仕事ができません。
「使わせてもらっているんだ」
という意識を持っていれば、
横柄な運転やルールを無視した運転は
できないと思います。


トラックなどの背の高い車は
見通しが利きます。
たとえば自分の進行方向だけでなく
対向車線のことにまで気を配り、
渋滞を緩和するために譲り合える
ドライバーを、僕は格好良いと思います。


道路を大切に使えるドライバーは
いくつになっても格好良いものです。
50年経った今、改めてこの先も
ドライバーにはこのような意識を持って
運転してもらいたいですし、
支えてもらえたら嬉しいなと思います。


会社としては50周年という
記念の年になりました。
個人的には今年は、
別の理由で記念の年になりました。
私事ですが初孫ができて、
本当に嬉しい素晴らしい年になりました。
これからの成長を楽しみにしています。


今年もいろんなことがありましたが、
本当に皆さんに支えられ助けられて
一年を無事に終えることができます。


今年もありがとうございました。


来年も変わらず皆さんを
頼りにしておりますので(笑)、
どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。





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