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服は地元の店で買う

50を過ぎて感じることは、私って、今までずっと、「地元」の店で服を買っていたなぁということなのだ。
だから、「ブランドもの」の服をほとんど買ってない。そうすると困るのは、処分する時だ。古着屋さんは「ブランドもの」を要求するのだ。私が持っている服は、ブランドとはいっても、古着屋さんで値段がつくようなブランドではない。
私の洋服歴を振り返ると、ああ、あの頃はあの店で買ってたな、あの頃はあの店で、というように、必ず店と服がセットになっている。店員さんの顔も思い浮かぶ。だから、服が一種の「思い出品」のようになっており、なかなか捨てられない。
地元というが、どこかと言うと、私は、千葉県の、「ベッドタウン」にずっと住んでいる。「郊外」と言ってもいいかもしれない。だから、都会ではないが、ものすごく田舎でもない。だから、「ブランドもの」を売ってる店はない。今どきは、メルカリでブランドもののバッグなど買えるらしいが、私はそもそもブランドものにあんまり興味がない。
たぶん、私の求めるファッションは、地元で売っているもので「ちょうどいい」のだと思う。もちろん、お店の方も、たとえチェーン店だとしても、リサーチして、ここにある店にはこういうものを売る、というのがある程度あるんだと思う。そうやって選ばれた、「この辺で売れる服」の中で選んだ服を、私は着ている。
それでいいのだ、と思う。たまに東京に行って、おお、みんなおしゃれな服を着ている、と思うことがあるが、東京にはたまにしか行かないのだし、ブランドものの服を持ってないからと言って、所詮、ブランドものの服を買える経済力もない。地元の店で、セールで買った服がお似合いだ。
地元の、いつも買う店で買えば、なんとなくカラーコーディネートできて、雰囲気的にも合わせやすい服が集まる。そんな服たちでクローゼットを構成するのが、私のやり方だ。

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