伝統笹ずしの味 後世に パーキンソン病と共に生きる
皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST)の八田です。
旧河内村で古くから食べられてきた
家庭料理「笹ずし」の味を伝える
オンライン料理教室があり、参加
した感想を書きます。
講師は、パーキンソン病と共に
生きる山本さんです。
オンライン料理教室
「河内の笹寿司」
山本さんは、13年前に難病のパーキン
ソン病を患い、体を動かすことが徐々
に難しくなっておられます。
山本さんの笹寿司は、美味しいと評判
で、知人らの助言を受け、レシピを
公開する事にしたそうです。
「体調が悪くても、誰かと笹ずしを
作っている時は気力があふれる」と
言われています。
当日の様子を1枚にまとめてみました。
(スキャナーの調子が悪く、取り急ぎ
写真なので、暗くてすみません。)
作り方
①白山麓地域の笹ずしは、笹の葉の上に
サバやサケなどの具材を置く。
②その上にひと口大の酢飯を盛る。
③薬味をのせてササで包む。
④押して平たく成形する。
「作りたてより二日目がおいしい。
酢飯に笹の香りがうつるからね」
「子どもさんが魚が苦手なら、
お揚げさんを具材にしたら良いよ」
豆知識も沢山教えて下さりました。
また次も、必ず
今回は、山本さんから、河内の笹、
ゴマ、干しエビを送っていただき
ました。
ゴマも山本さんが取られたもので、
丁寧に炒られており、とっても
いい香りがしました。
山本さんは今も、体が震えたり動かし
にくくなる症状と闘っておられます。
「気を張っていないと体が動かない」
と。
それでも、「今年もまた笹ずしを作る
ことができてうれしい。来年もきっと。
体が動く限り、いくらでもレシピを
伝えたい」と笑顔を見せられています。
初めてのオンライン料理教室。
いや、楽しい。感激しました。
今年の開催日程はまだわかりません
が、とても楽しい時間で、私もまた
参加します。
今はコロナで叶いませんが、いつか
必ず実際に白山に行って、富美子さん
やご近所さんと一緒に作りたいです。
一日も早くそんな日が
戻ってきますように。
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