見出し画像

訪問リハ|京都市から貸出のある意思伝達装置4つ

皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST)の八田です。

私は、在宅療養されている方のお家に
訪問して、リハビリテーションを提供
しています。今日は、京都市から貸出
のある意思伝達装置を紹介します。

意思伝達装置とは?

言語や肢体が不自由でも、わずかでも
動く部位を利用して、文字を紡いで、
コミュニケーションを取る事が出来る
機器です。

京都市からの貸出し4つ

重度障害者用意思伝達装置には、
色々な種類があります。

京都市では難病患者さんに対し、
購入前の試用や練習用として
以下の4つの機器を無料で貸出して
います。

①伝の心https://www.hke.jp/products/dennosin/denindex.htm

②TCスキャン
https://www.creact.co.jp/item/welfare/tobii-eyetrackers/tc-scan/tcscan-top

③miyasuku
https://www.miyasuku.com/software/

④OriHime eye+Switch
https://orihime.orylab.com/eye/

今回は、各機器の説明については
省略します。またの機会に書きたい
と思います。

貸出の時

ご利用者さんのお家に、機器の取り
扱い業者さん、区の保健師さんと
一緒に私たち言語聴覚士も同行して、
使い方の確認をします。

(理学療法士さんや作業療法士さん
が同行されるケースもあると思い
ます。)

貸出期間

最大で、2箇月まで貸出可能です。
機器の使い方がわかって、もう
大丈夫となれば、早めに返却して
も構いません。

貸出の時の注意点

・機種によっては、半年以上予約が
埋まっているものがあります。早め
にお試しが出来るように段取りを
組む必要があります。

・1回で1つの機械しか申請出来
ません。

例えば、伝の心をレンタルしていて、
OriHime eyeも試したいとなると、
伝の心を返却してから、貸出申請、
順番待ちとなります。

(先にも書きましたが、機種により
待ち時間が長い間ので、注意が
必要です。)

貸出後、リハビリで操作の練習を
したりします。

おわりに

今日は京都市で借りられる
意思伝達装置について書きました。

病院から訪問にきてまだ1年半で
すが、伝の心、OriHime eyeの貸出
購入を何度か経験しました。

病院では、中々機器のこと、導入
までの段取りを知る機会がなく、
私も勉強したり、問い合わせして
学びました。

難病患者さんの意思伝達がしや
すくなりますように。

京都市では、貸出のない機種含め、
またの機会に紹介したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?