Magic Leap2 デバイスの概要
Magic Leap2 についての最新情報はこちら
Magic Leap2の最新情報は上記の記事にてご確認ください。
日本で年末頃に発売を予定している Magic Leap2 の開発情報ページが公開されました。
今回は Magic Leap2 の 概要とMagic Leap 1と Magic Leap2 のAPIの差分について説明します。
Magic Leap2 の OS について
Magic Leap2 の OS は、Android Open Source Project（AOSP）で構築されています。
バージョンは、Android 10 (Q) API level 29
ビルドツール
Android Device Bridge（adb）になります。
gradleとcmakeを使ったAndroid SDK/NDKツールチェーンになります。
アプリケーションの形式
Android Application Package（apk）になります。
Magic Leap2 で使用できない Andrid API 群
Android SDKとNDKによってネイティブにサポートされているいくつかのAPIは、Magic Leap2 では使用できません。
Logging (NDK) ‥ Magic Leap 2にはMLLogがあります。
Sensor（NDK）
Keyboard and Mouse (NDK) ‥ 3D Virtual Keyboard が用意されています。
Permission（SDK）‥ Magic Leap 2 独自の Permission を使用します。
Battery（SDK）‥ Unityの場合、SystemInfo.batteryLevel と SystemInfo.batteryStatus が用意されている。
Lifecycle（SDK）
Android Studioを使って、Magic Leap2 のデプロイメントやデバッグを含む開発が可能になりました。
APIについて（Unity）
Android SDKの機能
Magic Leap2 では、AndroidのAPIを利用して、以下の機能にアクセスすることができます。
Battery
App / Device Identifier
SystemInfo.deviceUniqueIdentifier
Language / Locale
Internet status
Application.internetReachability
Manifest Customization
AndroidManifest.xml を Assets/Plugins/Relish に配置する。
Permissions
Unity Android Permissions
Android Intents
Unityアプリが端末上の他のAndroidアプリとインテントの送受信が可能。
Unity Profiler
Android の Unityプロファイラは、Magic Lea2 でも使用できます。
Unity Editor上でAndroid Logcat を使用
Android Logcat Package
使用できないAPI
Magic Leap 1で用意していた以下のAPIは使用できません。（Android SDK の APIに置き換わります。）
MLAppIdentifier
MLDispatch
MLIdentity
MLLifecycle
MLLocale
MLSecureStorage
MLPrivileges
MLIMU
MLBattery
Magic Leap 1で用意していた以下のAPIは使用できません。（Magic Leap2 では機能名が変わります。）
PCFは Spatial Anchors に置き換わります。
ArUco マーカーとバーコードスキャナーは、Marker Tracker に統合されます。
Magic Leap 1で用意していた以下のAPIは Magic Leap2 では提供されません。
Light estimation / Lighting tracking
Wacom tablet
MLContacts
MLConnections
MLAppConnect
MLMediaPlayer Sharing (共有APIのみを削除。Media Playerは使用できます。)
MLController LED
Music Service
Unity Video Playerは、Magic Leap2 では無効にしています。
Magic Leap2 デバイスの仕様
Controller
Magic Leap 2 の Controller は、IR LEDトラッキングとIMU上で動作する軽量のSLAMトラッカーを組み合わせて使用しています。 Controller の トラッキングは、Magic Leap2 の Headset の前になくてもトラッキングします。
Magic Leap 1は、公式にはサポートしていなかったが、2つの Control を使用することができました。Magic Leap2 の APIは、この機能をなくしました。Magic Leap2 は 2つの Controller を使ったアプリケーションの開発はできません。
参考
Magic Leap2 Overview
https://developer-docs.magicleap.cloud/docs/guides/ml2-overview
Unity API Status
https://developer.magicleap.cloud/learn/docs/guides/unity/getting-started/api-status
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